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超聖龍(セイントブレイバー)エルメティウス・レイザー SR 光/火 (9) 17500 アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド ■進化V-種族にアーマード・ドラゴンまたはエンジェル・コマンドを持つクリーチャー2体を重ねた上に置く ■お互いに墓地にあるカードを使う事はできない ■ソウルシフト ■このカードの下に名前に エル とつくクリーチャーが2枚あった場合、このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを合計パワー8000以下まで好きな数破壊し、自分のシールドを5枚になるまでデッキの上からカードをシールドゾーンに置く ■W・ブレイカー 作者:マイルス 代理作成:まじまん 評価 「墓地にあるカードを使う事はできない」とはどういった効果なのでしょうか? まじまん
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うっさうさにし~てやんよ~~~♪ もう、自分が何をしたいのかよくわかりませぬw -- うっちぃ☆ (2007-11-19 02 00 01) うっちぃ☆さん超上手いですね!!(´ω`*) -- SANAGI (2007-11-19 11 44 34) ちょww初音ww 久々に吹きましたw うっちぃさん絵上手ですねぇヽ(゚Д゚;)ノ!! -- しゃらん (2007-11-25 14 57 41) hYWRPNebaHGWiGFWO -- Rosemarie Ginyard (2008-01-06 17 31 47) 日本語でおk -- うっちぃ☆ (2008-01-06 19 27 16) 名前 コメント
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ロックマンX2 ソウルイレイザー 機種:GBC 作曲・編曲者:高野充彦 効果音:梶野俊夫 発売元:カプコン 発売年:2001年 概要 『ロックマンX サイバーミッション』に続くロックマンXシリーズのゲームボーイ作品。 『ロックマンX2』をベースに『ロックマンX』や『ロックマンX3』の要素を取り入れている。ストーリーはオリジナル。 BGMはすべてロックマンX・X2・X3からのアレンジが使われている。 良アレンジが多いが何故かランチャー・オクトパルドとバーニン・ナウマンダーのステージBGMが逆になっている。(*1) サントラは2013年に発売された『ロックマンX サウンドBOX』に収録。 収録曲(サウンドトラック順・No.はサウンドテストの番号) No. 曲名 作・編曲者 補足 順位 15 オープニング (ストーリーデモ) 原曲:ロックマンX2「Demo」 19 タイトル 原曲:ロックマンX2「Opening」 01 オープニングステージ 原曲:ロックマンX2「Opening Stage」 06 ボス登場 原曲:ロックマンX2「Boss 1」 16 オープニングボス 原曲:ロックマンX2「Another Boss 2」ベルカナ&ガレスの会話シーン 09 ステージクリア 原曲:ロックマンX「Stage Clear」 22 セーブ 原曲:ロックマンX2「Pass Word」 08 ステージセレクト 原曲:ロックマンX2「Stage Select 1」 18 ステージスタート 原曲:ロックマンX2「Stage Start」 12 シャイニング・タイガード ステージ 原曲:ロックマンX3「Shining Tigerd Stage」 02 ランチャー・オクトパルド ステージ 原曲:ロックマンX「Burnin' Noumander Stage」 13 エレキテル・ナマズロス ステージ 原曲:ロックマンX3「Electro Namazuros Stage」 03 バーニン・ナウマンダー ステージ 原曲:ロックマンX「Launcher Octopuld Stage」 ゲームボーイ192位 07 ボス戦 原曲:ロックマンX2「Boss 2」 21 ウェポンゲット 原曲:ロックマンX2「Get a Weapon」 14 ベルカナ ステージ/ガレス ステージ 原曲:ロックマンX2「Counter Hunter Stage 1」 ゲームボーイ233位 04 ワイヤー・ヘチマール ステージ 原曲:ロックマンX2「Wire Hetimarl Stage」 11 エクスプローズ・ホーネック ステージ 原曲:ロックマンX3「Explose Horneck Stage」 05 ソニック・オストリーグ ステージ 原曲:ロックマンX2「Sonic Ostreague Stage」 10 スクリュー・マサイダー ステージ 原曲:ロックマンX3「Screw Masaider Stage」 17 シグマ ステージ 原曲:ロックマンX2「Sigma 2nd」 20 エンディング 原曲:ロックマンX2「Ending」 サウンドトラック ロックマンX サウンドBOX PV
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『ゆっくりとうっひょうっしてってね』 7KB 観察 自業自得 群れ ゲス 自然界 現代 独自設定 作、長月 選挙前ということで ※俺設定注意 ※あっさり小ネタです ※急いで書いたので駄文注意 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html ゆっくりとうっひょうっしてってね 「なんだ・・・ありゃ?」 その日、家の近くを散歩をしていた俺は奇妙な光景を目にした。 森の広場に見渡す限りのゆっくり。その数100は下らないだろう。ゆっくり達は皆口に石を咥えて一列になっている。 「なぁお前らこんなところでなにやってんだ?」 適当に手近にいたありすに話しかけてみることにした。 「あっにんげんさん。これはおさをきめるためのせんきょっをしているの。」 「選挙・・・?」 ありすによると今行われているのは群れの長を決める選挙なのだとのこと。 ゆっくり達の咥えている石は投票用紙の代わりで、2匹の長候補のうち、長にふさわしいと思うほうに置くもので、石の数が多い方が新しい長になるという。 立候補しているのはまりさとぱちゅりー。2匹は対照的だ。 つがいらしきれいむとたくさんの取り巻きゆっくり達に囲まれニタニタと見下したような笑いを浮かべるまりさ。 対して苦しそうな表情のぱちゅりーの周りにはなぜかみょん達しかいない。 「まりささまがおさになればむれにおさめるぜいっきんっははんぶんっ、おちびちゃんをうんだゆっくりにはおちびちゃんてあてもつけるのぜぇええええ!!!!」 やたらと景気のいい公約を掲げるまりさ。 逆にぱちゅりーは、れいぱー、捕食種対策など現実的ではあるが地味なものしかない。 その差のせいか支持率を示す石の数もまりさのほうがぱちゅりーより倍以上に多い。最早、勝負あったと言っても良いだろう。 「なぁまりさ。ひとつ聞いても良いか?」 ふと長候補のまりさに話しかけてみた。 「んーおにいさん、いだいなるにゅーりーだーっ、であるまりささまをひとめみにきたのかぜぇ?」 うーんすごいなこのまりさ。起きながら寝言を言えるなんて。 「お前さっきおちびちゃん手当てだの群れのぜいっきんっを半分にするって言ってたよな。」 「そのとおりなのぜ。」 まりさは自慢げに鼻息を荒くして答えた。 「その財源・・・つまり群れのみんなに配るごはんさんはどうするつもりだ?」 収入を減らして支出を増やせば当然食料は足りなくなる。馬鹿でも分かる当然の理屈だ。 見るからに頭の悪そうなまりさだが、流石にあまあまが空から降ってくるとは思ってないだろう。 「ぷーぷーっ。そんなのあそこのむだめしぐらいどものぶんをやればいいだけのことなのぜぇえ!!」 まりさはおさげでぱちゅりーの周りにいたみょん達を指差す。 無駄飯ぐらいと侮辱されみょんたちの顔が一斉に険しくなったが、まりさはそんなこと一向に気にせず喋り続ける。 「だいたいみょんたちはずるいのぜぇえ!!かりもしないくせにごはんさんだけはちゃっかりもらって。まいにち、くんれんっとかいってえだであそんでるだけのにーとっでごくっつぶしっなのぜぇええ!!!」 「そうだよ!!れいむのむれにみょんみたいなやばんっでゆっくりしてないゆっくりはひつようないんだよ。」 「みょんはやくたたずでいらないこなんだねー。わかれよー。」 「みょんみたいなゆっくり、とかいはじゃないわ!!」 「「「ついほう!!!ついほう!!むのうっなぱちゅりーとごくつぶしっのみょんはついほう!!!」」」 れいむや他の取り巻きゆっくり達も調子に乗ってまりさに追従する。 成程なぜ、ぱちゅりーの傍にみょん達しかいないのかわかった。要するにこのまりさみょんを目の敵にしており、みょんがこの群れで生き残るためには例えどんなに劣勢でもぱちゅりー側に付くしかなかったのだ。 「でもみょんがいないと捕食種やれいぱー、ゲスが来た時困るんじゃないのか?」 確かにみょん種というのは性格は頑固で融通は利かず、不器用で狩りや子育てなども上手くない個体が多い。 しかしゆっくりなかでは郡を抜いて剣(実際は枝や棒だが)の扱いがうまく、通常種で唯一、捕食種やれいぱーと互角に闘える種でもあるのだ。 「なにいってるのおにいさん。こんなにゆっくりしたむれにれみりあなんてくるわけないでしょ!!ばかなの、しぬの?」 「もしきてもこのまりささまがぼっこぼっこにしてやるんだぜっぇええ!!」 その自信はどこから沸いてくるんだよ・・・ 俺は馬鹿らしくなり帰る事にした。もうこれ以上何を言ったところでこいつら聞きはしないだろう。 背中でまりさ達の癇に障る笑い声がいつまでも響いていた。 それから1ヵ月程した夜。 そろそろ眠ろうと思っていた矢先、玄関の方でガタガタと音がしている。 こんな夜更けに誰だろう。不審に思いながら俺は玄関へ行き、ドアを開けた。 「おそいんだぜぇえええ!!!あんまりおそくてさーむさーむだったのぜぇぇえ!!!」 「ここをれいむたちのおうちにしてねっ!!それとあまあまとあたらしいおりぼんちょうだいね!!」 そこに居たのはボロボロの2匹のゆっくり。まりさとれいむだ。ドアが開くなり玄関に入り込み図々しい事ぬかし出した。 「れいむたちはひげきのひろいんなんだょおおおお!!!」 「そうなのぜ!!だからやさしくしないとだめなんだぜぇえええ!!!」 聞きもしないのに話し出したこいつらの身の上話によると、驚くことにこの2匹、あの時「せんきょっ」で群れの長になった新長まりさ達らしい。 ゆっくりの個体差なんてわからんが、数ヶ月前まで群れの前でドヤ顔していた2匹が、お飾りも無くしたみすぼらしい姿のこいつらと同じゆっくりとは思わなかった。 あの後、まりさは長の権限を使い好き放題ゆっくりしていたらしい。つがいのれいむとともに、野生ゆにとって貴重なあまあま(野いちごなど)は自分達で独占、先住ゆっくり達を追い出し自分達の巣を大きくて快適なものに変えたり、自分の気に入らないゆっくりに難癖つけて追い出したりとやりたい放題やっていた。 しかしそうやって私腹を肥やしているうちに長への不満は徐々に溜まっていき、群れは半ば分裂状態。 そこへ捕食種の襲撃を受け、統率のとれていない上、戦闘要員であるみょんもいない群れはあっけなく壊滅状態。 たった数匹のれみりあとふらんに100匹以上いた群れは1晩と持たず、10年以上続いていた群れはまりさが長になって1ヶ月と持たず消滅した。 その後生き残ったゆっくり達にも責任を追求され窮地に立たされたまりさ夫婦は、逆切れと言い訳、他ゆんへの責任転換を繰り返し、さらに群れのゆっくりたちの怒りに油を注ぐとこになる。 結果他のゆっくりたちからボコボコニされ、お飾りもビリビリに破かれて放り出されたそうだ。 「まぁ・・自業自得だな。」 こうも馬鹿だともう苦笑いしか出ない。 「どぼじでそんなこというのぉぜぇえええ!!!?」 「れいむはかわいそうなひがいしゃなんだよぉおおおお!!!」 「は?お前らは自分の都合で群れ滅ぼした加害者だろうが。なに被害者面してんだよ!!」 どうせみょん達やぱちゅりーを追い出したのも自分達が好き勝手やるためだったに違いない。その癖今さら被害者面とは盗人猛々しいことこの上ないことだ。 「おにいざんにでいいぶだちへのあいはないのぉおおおおお!!!!?」 「ナノ単位でねえよ!!!いいからとっとと出て行け。」 「「ゆぐぇげぇえ!!」」 俺はまりさたちを外へ蹴り出す。ヒキガエルの断末魔のようなうめき声を出しながら2匹は再び寒空の下放り出される。 「お前らが本当に正しいんなら、同情してくれるゆっくりもいるだろ?そいつらの所へ行ってもう1回、長でも何でもやれば?」 もっとも亡国ならぬ亡群れをやらかしたおまえらを暖かく迎えてくれるゆっくりなんていやしないだろうがね。 そう心の中で言い足しながら、俺はドアを閉じ、鍵を閉める。 「どぼじでいれでくれないのぉぜぇええええ!!!?」 「あけでぇええええ!!!!おそとはさーむさむなんだょおおお!!!」 しばらくドアの外でギャアギャアとうるさかった2匹だが 「うー、うー。」 「「ぎゃああああああ!!!!れみりあだぁああああ!!!!」」 と聞こえた後、急に静かになった。 まぁ夜中にゆっくりが大声で喚いてたら捕食種に「どうぞ襲ってください」と言ってるようなものだからな・・・ どうやらあいつら最後の最後まで危機管理能力が足りなかったらしい。 やれやれとんだ邪魔が入った。寝直すためもう一度ベッドへ入る。 「そういえば明日は選挙か・・・」 ふとまどろみの中、明日は総選挙を思い出す。 正直入れたいと思う候補者はいない。こいつだけは絶対当選させたくないと思うような奴ならいるが。 だがだからと言って何もしなければ無能なくせに声ばかり大きい輩や脳内にお花畑が咲き誇ってる馬鹿どものやりたい放題になってしまう。 ちょうど先程のまりさの群れのように。 さて明日は誰に投票しようか。 後書き 選挙いこうぜ!!でないとこのまりさを胴付にしたような政治家がたくさんとうせんっしちゃうよっ!!そんな話。 ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907
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≫113二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 13 15 00 波に身体を揺らされながら浜辺に目をやる。おっきなパラソルの下にいるあの人に。 ボクの視線に気が付いたのか脚を投げ出して座るトレーナーが小さく手を振ってくれた。 トレーナーが着てるのは淡い色合いのパレオで、雰囲気も相まってその姿は幸薄などこかの御令嬢のよう…マックイーンよりも数倍はそれっぽい。 なんだかいても立ってもいられなくて砂浜に向かって走り、そのままの勢いでトレーナーのお腹に抱き着いた。 うぐぅと可愛い声で呻いてる間に膝に頭を乗せ、お話ししようと思い上に目を向けてボクは固まる。 …あれ?トレーナーお胸おっきくない?タイトレに麻痺させられてたけどおっきくない?主人公のエースカード位攻撃力ない? 「…どうしたテイオー、ちょっと疲れたか?」 そんなことを言いながらトレーナーが手櫛でボクの髪を梳く。小さくて細くて、柔らかくて温かい手。 一撫でされるたびに頭がぼーっとしていく。そのまま身体の力を抜いて黙り込んだボクに微笑んで手櫛を続けてくれるトレーナー。 2人して何も言わずに海を見る。遠くに聞こえるみんなの声。心地よく、幸せな時間をただただ噛み締める。 「ね、トレーナー」 「どうした、テイオー」 「後でさいっしょに海で遊ぼうよ」 「ん…それは…」 髪を撫でるのをやめた手を握ってじっと瞳を合わせる。 「浅いところでさゆっくり遊ぼう」 「大丈夫だよ、波に攫われないように支えるから。君がどこにも連れて行かれないように、ずっと手を握るから」 少し驚いたように綺麗な目を見開く。そしてすぐにトレーナーが笑う。嬉しそうに。 「…そうだな。君がそう言うんだ…身を任せてもいい?」 ボクも笑顔を返す、君が大好きなあの笑顔で。 「当然じゃん!だってボクは」 無敵のテイオー様だからね! ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part22【TSトレ】 ≫105妄想をして怪文書で殴る21/09/24(金) 14 24 33 どーもー、毎度お馴染みナイスネイチャでーす トレーナーさん達にウマ娘化ってのが蔓延してるんだけど、アタシには縁遠い話だねー だって、私のトレーナーさんは女性だし、見た目もそんなに派手じゃない。フツウーメンってとこ? 嵐を横目にしながら、一緒に他愛ないことで笑って、泣いて、そばにいて 万が一ウマ娘化してもそんな変わらない毎日になるんじゃないかなあ なーんて、思ってたんだけどさ ウマ娘化したらさ、変わっちゃった なんか身長もすごく伸びてさ、178cmだっけ?スタイルも2割増しで抜群になっちゃって 顔もなんかすごく美人さん。クールビューティーって概念を絵で表したみたい おかげで前は見向きもしなかった子や人がいっぱい来ちゃってさ ヒューヒューキャーキャー言われてるの参っちゃうよね あたしは綺麗になる前からずっと一緒にいたのに トレーナーさんの一番は、アタシじゃなきゃ、イヤなのに (作者は帰るまで待てませんでした) ≫144二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 14 38 33 「……むにゃ……Zzz…」 やれやれ、と思いながら夜のトレーナー寮の廊下を歩むウマ娘────シンボリルドルフその人は、自らのトレーナーをお姫様抱っこしながら歩いていた。 なんてことはない。ただ飲み過ぎて寝てしまったトレーナーを自室まで送ろう、というだけであった。 が、ルドルフの思考はある一点にあった。 それは"トレーナー君の胸がまた育っている"ということであった。 確かに幾度となく触ったそれは確かに大きくなる理由はあったが、それにしても最初88のはずの胸が、今や目算95くらいになってるのではないか、とルドルフは内心疑っていた。 勿論、よく新しいブラジャーが購入されているのは知っていたとはいえ、流石にそのサイズを確認するタイミングを見つけられなかった彼女は、遂にその秘密を確かめることとした。 ベッドにトレーナーを横たえたルドルフは、そっと下着の入った引き出しを開け、中のブラジャー──黒のレースの勝負下着のタグを見る。 H65、つまりHカップである。 ────シンボリルドルフは硬直した。 ≫178二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 14 48 25 フクトレの妄想垂れ流していい?いいよね 時折催眠がかかったようにいつもとは違う対応や行動をするみたいな概念があったじゃん? 姉の面影を感じさせないようにと変わらないフクトレがたまにいつもとは違うトロッとした瞳で手を開けながら言うんだよね 「おいで、フク」 って。最初は動揺してたフクなんだけど抱き合いながらした話の内容をフクトレが覚えてないことを知ってからはその状態になる度にたかが外れたように甘えるんですよね こんな事があったよ、あんな事をしたよって子供のように。まるで姉に甘える妹のように。 抱きしめ合ってるからお互いの顔は見えないんですよ 幸せそうに笑うフクキタルと、寂しそうに瞳を伏せるフクトレ。 その色は、しっかりとしたいつもの輝きで。 そんな2人しか、1人しか知らない湿度が存在するのが私性合で読みたいので誰か書いてください。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part23【TSトレ】 ≫179二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 11 44 最近、当学園の一部のトレーナーがウマ娘になるという極めて常軌を逸した現象が流行していると聞きました。詳細を説明致しますと、「TSウマ娘化」は成年したトレーナーがウマ娘となり、担当ウマ娘へ悪影響を与えるという常識を超越した現象です。 当学園ではウマ娘とトレーナーが深い信頼関係の元、専属契約を結ぶ事を推奨しておりますが、これはレース指導において有用であるから推奨しているだけであり、プライベートの場においてはその限りではございません。 昨今当学園の風紀は極めて乱れており、ウマ娘とトレーナー間での不適切な行為が日常的に横行しております。本来このような事態で動くべき生徒会についても、すでに侵食されており、黙殺したまま動きがございません。事ここに至り、自主的に解決しうる状態ではないと私は判断しました。 担当ウマ娘との関係性の再確認、トレーナー諸氏におかれましては、医師の診察を受けて頂きたくお願い致します。基本的に任意の受診ではありますが、一部については強制と致します。 以上、よろしくお願い致します。 理事長代理 樫本理子 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part24【TSトレ】 ≫54二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 36 27 無自覚にカワイイを連発するカレントレ カレンチャンは────耐えた 耐えてる様子がかなりカワイイカレンチャン カレントレは────耐えた ≫80二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 47 33 わたしは普通のハルウララトレ♀。 大災害に対して人はあまりに無力です。 昨日ネイトレさんがウマ娘になりました。凛々しさ際立つ容姿端麗な姿となった彼女は、しかし周りの変化に戸惑っているようでした。泣かないで下さい、私はこれからも友達です……。 ≫87二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 48 50 『スズカ、気づいたらでいいから部屋に来てくれないか。できればウマ娘用の服も持ってきてくれると助かる。』 それが、朝起きた時最初に見たメールだった。 何かあったのだろうか。そんな疑問を胸に抱きつつも私服をいくつか持ってトレーナーさんの部屋へと向かう。 「トレーナーさん、スズカです。ちゃんと服も持ってきましたよ。」 そう言いながら扉をノックする。 するとすぐに。 「お、来てくれたか!外に出ようにも服がどれも合わなくて困ってたんだ、助かる。」 と、返答が。しかしその声はとても高く… 扉が開いた時、そこにいたのはトレーナーさんではなく私より薄く褐色がかった芦毛の、初めて見るウマ娘だった。 「…えっと…どなた、でしょうか…?」 どうしよう、誰か全く分からない。というかまずなぜトレーナーさんの部屋に私以外のウマ娘が? いくつものハテナが頭に浮かぶ。 暫しの沈黙、破ったのはウマ娘の方だった。 「…温泉旅行の一番の思い出は2人で夜空の下を歩いたこと。」 「!!」 それは、私が天皇賞・秋を取った記念で行った、2人だけの思い出。 それを知ってる、ということは… 「…もしかして…トレーナーさん…ですか?」 「…ああ。」 「…嘘でしょ…」 「嘘なら良かったんだがなぁ…」 2人のウマ娘のため息のように零れた言葉は、トレーナー寮の廊下に消えていった。 ≫92二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 49 02 ≫87 「こんな感じでどうですか?」 「おお、これなら気にならないよ、ありがとう。何から何まですまないな。」 「いえいえ、急に髪が長くなったら誰だって大変ですし。」 そうスズカは言ってくれているが、トレーナーだと気づいてもらってから30分、色々と迷惑をかけた。 まず下着なしはダメだと部屋まで取りに戻ってもらって5分。 スズカの下着が合わなくて他の娘に借りに行ってもらって15分。 着るものが揃ったはいいが1人じゃ上手く着れずに5分。 トドメに長くなった髪をポニテにしてもらって5分。 そうしてできあがったのが今鏡に写ってる少女。 薄く褐色がかった芦毛の髪に新緑色の目、スズカより少しだけ背が高いウマ娘…私だった。 「本当にとんでもない事になったな…」 「ですね…何か心当たりはないんですか?」 「…ほぼ間違いなく最近頻発してるトレーナーのウマ娘化現象だろうな、自分がなるとは思いもしなかったが…」 「…え、他にもなった人いるんですか、これ?」 「ん?ああ、10人まではいってなかったと思うがそこそこな。フクキタルのトレーナーもなってたはずだが…」 「…そういえば最近フクキタルもそういえばトレーナーがウマ娘なったって言ってたような…」 「気にしてなかったのか…」 結構な騒ぎとなってるはずなのに今回のでやっと気づいたような様子のスズカに思わず苦笑い。まあそこがスズカのいいとこなのだが。 「しかしこれからどうするか…とりあえずたづなさんに頼んで新しく制服用意してもらうとして、あとはウマ娘の生活に必要なものを買い揃えないとな…スズカ、教えて貰えるか?」 そうスズカに意見を求める。トレーナーをしてる以上、ある程度は把握してるつもりだが万が一見落としがあって体調崩すとまずい、スズカに更に迷惑がかかる。 だが、スズカはそんな私の声も届かないほど考えており…1分ほど後に、こう聞いてきた。 「トレーナーさん、私と1回走ってみませんか?」 「せめて買い物終えてからにしてくれ。」 ≫98二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 50 48 ≫92 「大丈夫そうですか?」 「ああ、だいぶ慣れてきた。こうしてなってみるとホントに速いな、ウマ娘。」 風にポニーテールを靡かせて、トラックを一周してきたトレーナーさんがそう話す。 時刻は買い物が無事終わり、日が沈み始めた夕方。 ジャージや靴を一式揃えたトレーナーさんと私の並走が行われようとしていた。 「一応聞くけど、手加減とかは?」 「当然なしです、先頭の景色は譲るつもりありませんから。」 「知ってた。成り立てでどこまでやれるかは分からないが、全力を尽くすよ。」 「はい、よろしくお願いします。」 そうやり取りをかわしながらスタート位置につく。 「2人とも準備OKよ、スペちゃん!」 「分かりましたスズカさん!」 レースは始まった。 早速いつも通りの大逃げで一気に差を広げようと走るが、思ったより足音が離れていかない。 トレーナーさんも逃げ適性なのだろうか、だとしたら運命を感じる。 だが結局はスピードに大きく差があるため、少しずつ差が開いていき…そのままゴールした。 「ふぅ…気持ちよかった。」 観客席にいるトレーナーさんを見れないのは残念だが、久しぶりに見た景色に、少し気分が上がる。 と、物思いにふけってる場合じゃないと我に帰る。 まだゴールしてないトレーナーさんの応援をしなくては。 そう振り返って────言葉を失った。 トレーナーさんがゴールを目指して走ってくる。 体勢は決して整ってないし、スタミナが切れてきたのか息も途切れ途切れ。とても褒められたものじゃない。 ────だけど、その目は一切諦めていなくて。 その姿が、景色が、どうしようもないほどにキレイで。 先頭の景色と同じくらい、私は見惚れてしまった。 これが、ずっとトレーナーさんの見てきた景色なのだろうか。 だとしたらちょっと羨ましい、私もこの景色を何度でも見たい。 ────何かが壊れる音がした。 ≫100二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 51 09 ≫98 「はぁ、はぁ…」 やっとの思いでゴールを横切る。疲れた、というか飛ばしすぎた。 ウォーミングアップの時点で逃げが合うのは確かめていた、だから思い切ってスズカについていってみようと思ったのだが…まさかスタミナが持たないとは。 トレーナーなったばかりの頃に、大逃げのためにスタミナを増やそうと指導したのを思い出して少し恥ずかしくなる。 だけど、今はそれよりスズカだ。 「並走だからいつもと感じ方は異なっているだろうが…スピードもスタミナもそこまで落ちてない。 これなら本格的にトレーニング再開すればすぐ復帰できそうだ。」 ウマ娘だからこそ得られる視点、思いつくトレーニングもあるだろう。起こったことを悔やむのではなく活かしていこう。 そう決意を固めていると、スズカが寄ってきた。 「お疲れ様、スズカ。やっぱりお前の逃げ足は凄まじいな…全く追いつけなかった。」 「当たり前です。怪我明けとはいえ初めて走る人には負けられませんよ。」 そうだな、と互いに笑う。 スズカが笑顔になってくれるならこれからもときどき並走しようか。私もかなり楽しかったし。 「ところでトレーナーさん、1つ提案があるのですが…」 「ん?なんだ?」 「…トレーナーさん、正式にデビューしてレース走りましょう。」 「…は?」 「大丈夫です、私がトレーナーになるので。」 「待て待て待て待て、一旦冷静になろうスズカ。」 「安心してください、私は至って冷静です。せっかくウマ娘になった上に逃げ脚質だったんです。トレーナーさんも先頭の景色を見ましょう!私はトレーナーさんの景色を見るので!」 「何を言ってるんだ!?」 しばらくして、スズカに負けじと劣らずの大逃げを見せるウマ娘がデビューしたとかしなかったとか。 ≫111二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 55 31 ロブロイが何でも解決してくれるなら、ロブロイが喜びそうなものをやるのもいいのでは? ということで、ウマ娘とTSウマ娘トレーナーによる劇が見たいです ≫120二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 59 11 ≫111 マルトレ「それじゃ一発芸やります」 マルゼン「はーいいくわよ!!せーの」 二人「なんでだろうなんでだろなんでだろなでだなんでだろう」 マルトレ「シャンプーした日の風呂上がり、耳が痛いのなんでだろ」 マルゼン「トレーナーちゃん、ゴメン耳栓今度買ってきてあげるね」 ≫128二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 01 52 ≫120 マルトレ「悲しい時ーー!!」 マルゼン「悲しい時〜!」 マルトレ「マルゼンスキーにカウンタック運転させてもらったらクラッチ繋がんなくてエンストさせた時ー!」 マルゼン「練習すれば大丈夫よ!!」 ≫133二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 03 25 ≫128 (大笑いするトレーナー陣とネイチャ) (よくわかんないけど微笑んでるゼンノロブロイ) (呆気に取られる生徒たち) ≫118二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 16 58 23 ≫44 オグリとトレ 最近トレーナーがウマ娘になってしまうという不可解な事が起こっているらしい。そう言えば、前にルドルフと並走した時にウマ娘が隣りに居たが、彼女はトレーナーだったのか、私と同じ編入生かと思った。 ―――pipipi…トレーナーからの着信のようだ。 「おはよう、どうした?トレーナー」 「助けて…オグリ…」 知らない女性の声だった。 「君は誰だ?」 「お願い、トレーナーを助けて」 トレーナーの名が出た。彼女はどうやらトレーナーを知っているようだ。詳しく話を聞き、トレーナー寮の私のトレーナーの部屋へ向かった。 「トレーナー、入るぞ」 ノックをして部屋へと入る。 「オグリ!」 「君は誰だ?」 目の前に見知らぬ芦毛のウマ娘がいた。私を知っているようだが、私も有名になったのだな。 「俺だ、トレーナーだ!」 「トレーナーはウマ娘じゃないぞ」 不思議に思ったが、最近多い不可解な現象が自分のトレーナーにも起こったとしたら、目の前の彼女は私のトレーナーだ。 「オグリ、信じてくれ…」 「……少し話をしよう」 ダボダボなTシャツを着た目の前のウマ娘と話をした。昨日の出来事、トレーニングや公にしていない出走予定のレースの話、私とトレーナーしか知らないような内容を彼女は当たり前のようにしていた。確信だ、彼女はウマ娘になってしまった私のトレーナーだ。 「…信じてくれるか?オグリ…」 「ああ、信じる。服とかどうしようか、それに下着も」 困った事も多いが、周りもどうにかしているようだ。相談して私も柔軟に対応していこう。 「ありがとう、オグリ…!!」 ぎゅっと抱きしめられた。以前では絶対に無かったが、精神的にも女性的になるのだろうか。何故だろうか、胸の奥が少しだけ熱くなる。 「クリークに相談してみよう」 私ひとりでやるよりは良いと思った。彼、もとい彼女と向き合っていこう。私はスマホを取り出して連絡を取った。 ≫130二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 02 13 「いやー、トレーナーさん。大変ですね~……」 そう、やや大袈裟な手振りをついついするアタシ。 その目の前には合わなくなった衣服をさてどうするかと唸るトレーナーさん。 最近、少なくないトレーナーの間で起きているウマ娘化現象。 今までの被害者はみーんな男だ、って言うから安全だと思ってたのに、いざ自分のトレーナーがなってみると、ここまで非現実的なんだなぁ、って思ったワケ。 でもでも、顔はいいし、一流トレーナーだしで、性別以外はアリ?なのかな?とか……あー!アタシなに考えてるのさ! 目の前の相手が困ってるじゃん! でも、トレーナーさんはアタシだけ見てる……よね? ≫160二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 14 41 ブラトレTSの朝 目が覚めた時、なんか物凄い違和感があった。音の聞こえる位置、尻の辺りになんかついてる、よく考えたら左右の耳の感覚がない。 「…ははーん、これが噂のアレかあ…」 ついぞ俺も被害?にあったようである。声もだいぶかわいらしいことになっていた。 とりあえずタイトレに言われていたのは… 「担当のブライアンに連絡だ!」 「もしもーし」 「もしもし、トレー…いや、おいまさか」 「そのまさかなんだわ…」 スマートフォンの音声通話からカメラ通話に切り替える。スピーカー通話ならギリギリウマ耳でも使えるのは運がよかった。 黒っぽいような茶色っぽいような髪色に堂々と生えたウマ耳がブライアンにも見えたことだろう。 ブライアンが頭を抱えた。そりゃあそうだ俺だって何が何だかわからねえんだもん。 「とりあえず…服を持ってきてくれないかな?」 「ハア…仕方ない。適当に見繕ってやる。変わったばかりだろうしあまり動き回るなよ」 通話を切る。とりあえず待つしかないが…ふといつも使っているスーツを見る。 「いけるか…?」 行けなかった。まさか尻がでかくなっているとは思わなかった。そもそも着れたとして尻尾が邪魔だった。 とりあえずシャツでも羽織っておくかと寝巻に使っていた緩いズボンにシャツだけ羽織ったラフスタイルでブライアンを待つ。しっぽのせいで微妙に尻が収まり切れてない… 15分が妙に長く感じた。 ≫163二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 15 49 ≫160 ブライアンが持ってきたのはいつぞやに話題にしていたスーツのようだった。 「流石にぴったりのサイズではないだろうが、その場凌ぎにはなるはずだ」 「いやーありがとうなブライアン。あとありがとうタイトレ…」 スーツを着る。どうも10センチ程度縮んでいるようで、ブライアンと同じくらいの高さだったら難なく着れたであろうスーツが微妙にダボついてしまう。 「まあこれは仕方ない仕方ない…トレセン行くかあ」 そう呟くと、ブライアンは深刻な顔をした。 「おい、本当に大丈夫なのか?」 「んー?いや別に?」 「…なら良い。行くぞ」 そういうとさっさと出て行こうとする。あっ 「ちょっと待てブライアン!」 「…どうした?」 「…ズボンの裾だけ直させて?」 「…仕方ない、私がやってやる」 その後移動だけでも妙な段差で突っかかったりこけそうになったりしたところをブライアンに助けられながらトレセンの校門へとたどり着いた。ついたころには動きには慣れていたが、だいぶ感覚が狂うな… あとブライアンからなんか妹でも見るような目で見られている気がする…いや身長と体系的にはまあそんな感じだけど ≫166二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 16 55 ≫163 「再三確認するが、何の問題もないんだな?」 「ああ、現状問題なのは服がないくらいだな!」 「チッ…いや、心配事にならずに済んだというべきだな。」 舌打ちしつつもなんだかんだ優しいブライアンである。 ある程度安心するとなんだか走りたくなってきた。これもあれか、ウマ化による影響なのか? 「それじゃあ…ちょっくら走るわ!」 「お、おいトレーナー!待て!」 普段使っているトレーナー室へとダッシュダッシュキックエンドダッシュ。何蹴った俺。 ブライアンが慌てて走ってくるが、一向に追いつく気配がない。 「おお…おおお…!これは凄いぞ!これなら追走しながらトレーニングできるな!」 「何をバカなことを叫んでる!おい、待て!待てと言っている!」 「うわはははははー!楽しいなぁブライアン!」 こうして俺はウマ娘になった。いろいろ考えたが困ることは特にないな…ブライアンもいるし。 その後先んじてウマになったテイトレの精神がどんどん悪い方向になったりルドトレの被束縛がひっどいことになったりするちょっと前くらいの話。 ≫169二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 18 43 とあるバー。そこには一見美男美女──に見えるが、二人とも頭にはウマ耳がついている、つまりウマ娘二人が軽く飲んでいた。 「ネイチャさんのところも、大変ですね……ほら、皆に囲まれたりして」 「いえいえ。ルドルフさんの方こそ、早い時期になったことで苦労とかしてるでしょうし、何より ナンパとかよくされてるし、よく行き先がわからなくなってるとも聞きますし……」 そう話す美男寄りのウマ娘が元々人間の女で、それに"互いに大変ですね"なんて話すウマ娘が元は人間の男など、普通の者には信じられぬことであった。 「……それにしても、私、こうなってからネイチャもなーんかジェラシー?感じてるのか距離が近いですし……」 「まあ、仕方ないと思いますよ。私もルドルフに、その……うん……」 「……なにか、あったんですか?」 「い、いや、なにもないんですけど……はい……」 そう言いながら、酒をちびりと飲むルドトレは、頬を赤く染めている。 「それにしても、ルドルフさんの方が大変かな、と。ほら、もともとの性別も違いますし」 「……そんなことないと思うけど……一つアドバイス、いいかな?」 そう、上目遣いで話す彼女は蠱惑的であった。 が、酒が入っているとはいえ、ネイトレは耐える。 「……なんでしょう?」 「担当の子と、ネイチャとしっかり向き合ってくださいね」 そう、にへー、と笑う彼女は、"会長を射止めたらしい"女らしい顔をしていた。 ≫172二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 20 09 ≫44 グルーヴとトレ 「なぁー勘弁してくれよ…」 「まったく…」 会長やブライアンのトレーナーに起きた事が私のトレーナーにも起きてしまった。男の時の振る舞いをされても困るので、少し躾けていた。 「なぁ、グルーヴ…」 「たわけ、スカートを履いたまま脚を開くな」 服や下着を用意し、着させている。最初は恥ずかしがっていたが諦めたのか、恥ずかしがらなくなっていた。問題は男の時の癖がある事。今のようにスカートを履いたまま脚を開くのははしたない事だ。事情の知らない者にでも見られたらどうする。 「わかったよ…とうとう俺も女の子か……」 「俺ではなく、私だ。そう教えただろう」 「わ、私…戻れるんだろうか…」 「現状戻るかどうかもわからんままだ。女の作法を最低限度、貴様には知ってもらう」 耳を下げて悲しそうにする。とてもあのたわけとは思えない目の前の彼女に私はどこか胸が高鳴るのを感じていた。 「そうだよな、頼むよグルーヴ」 「当然だ、私を何だと思っている」 「俺…じゃなかった……皆の理想、そして…わ、私の大事な担当ウマ娘だよ」 「そうだ。女帝として、ひとりのウマ娘として貴様に叩き込む」 彼女の言葉に何故だか、満足している自分がいた。満たされている、以前にはない感情を彼女に抱きはじめているのだろうか。ただの吊り橋効果のようなものだ。私は平常心を取り戻し、彼女の躾を続けた。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part25【TSトレ】 ≫19二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 34 54 タイトレファンクラブ五箇条! 一、挨拶はきちんと 一、なるべく諦めない 一、よく寝て、よく食べる 一、悩んだら相談! 一、なせば大抵なんとかなる ≫21二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 35 43 ≫19 ロブロイ「はい、みなさん復唱!!」 ≫36二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 39 19 TSデジトレ いつの間にか部屋に置いてあった小さな女神像。それに触れた瞬間、俺の身体はウマ娘の物と化していた。 …………ここ最近、同僚のトレーナー数人がウマ娘化する現象が起こってるのは知っていたがまさか自分もなってしまうとは。 「トレーナーさん、次のレースの事なんで……」 別の部屋に居た担当ウマ娘のアグネスデジタルが俺の姿を見て硬直する。 まあ当然だ。俺だって鏡に写った自分の姿を見て固まってるんだから。 「もしかして……トレーナーさん?」 「その通りだが、良く分かったな……」 「学園に居るウマ娘ちゃんは全員把握してますから。勿論ウマ娘ちゃん化したトレーナーさん達もね」 流石はウマ娘オタク。説明の手前が省けて良かった。 しかしこれからどうしたら良いのだろうか。 とりあえずたづなさんに事情を説明する為に机に置いてあるスマホに手を伸ばす。 「あっ!待ってください!」 「ん、どうした?」 「ウマ娘化したばかりのトレーナーさんは力の加減が難しくて苦労した人が多いそうなんです。なので下手にスマホを触ると壊してしまう可能性があります」 それはマズイ。大事なスマホが犠牲になる所だった。 「今はあまり物に触らない方が良いですね。破片で怪我をするといけませんし」 確かにウマ娘の力を上手くコントロール出来なければ自分もだが、周りにも迷惑をかけてしまうかもしれない。 ≫40二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 40 23 ≫36 TSデジトレ続き 空いた俺の手をデジタルの小さな手がそっと包んだ。 そこで、自分の手が震えている事に気付いた。 「トレーナーさん。色々不安だと思いますけど何でも言って下さいね、アタシが力の限りお助けしますから」 「それは助かるが……平気なのかこの状態?いつものアレになりそうだが」 「勿論ウマ娘化したトレーナーさんも尊いですけど今回ばかりは非常事態ですしね」 「……それに、普段色々お世話になってるからこんな時ぐらいは頼られたいんですよ」 そう言って照れくさそうに笑うデジタル。 そんな彼女を見てると俺も思わず笑みが溢れた。 「とりあえず理事長に説明した方が良いですね。行きましょうトレーナーさん」 デジタルが俺の手を引いて歩き出す。 いつもより大きく見える彼女の背中に、頬が少し熱くなるのを感じた。 一方デジタル (なんですかその笑顔!シャカールさん系統の凛々しい顔立ちでふにゃっと笑顔とかアタシを昇天させる気ですか!?) 実は結構取り繕ってた。 ≫86二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 57 32 フクトレの妄想垂れ流してもいい?イイヨ!ありがとう 夕日が差し込むトレーナー室で私、マチカネフクキタルと私によく似た姿のウマ娘になったトレーナーさんは抱き合います。それはトレーナーさんの知らない私だけの秘密の時間。 トレーナーさんがウマ娘になった時私は酷く狼狽えてしまいました。でもしょうがなくないですか!?お姉ちゃんにそっくりになっちゃってたんですから。 決別したはずの、断ち切ったはずのお姉ちゃんへの想いが抑えきれなくなった私はトレーナーさんにあれやこれやとお願いをしたのです。 一人称を私にして下さいと頼めば心底嫌そうな顔をされ、私服を着てもらおうとしたら顔面にアイアンクローをされる日々…前と違って手が小さくなったから一点突破の火力があるんですよね、 顔のパーツが全部真ん中に寄ったかと思う感じ。 諦めかけてたある日の事、部屋で待っていたトレーナーさんの様子がおかしかったんです。熱に浮かされた様にトロンとした瞳で、立ち方もいつもと違う柔らかい佇まいで。 慌てました。慌てふためきましたとも。ドッキリか病気なのかと問い詰める私に対してトレーナーさんは困った様に微笑むだけでした。 そしてそして、フリーズした私に向かって腕を広げてこう言ったんです。 「おいで、フク」 心臓が飛び跳ねました。その優しい声色は、お姉ちゃんそのものだったんです。 光に惹かれる虫の様にふらふらと近づいて、腕の中に収まるとトレーナーさんはフクのいろんな話が聞きたい、と言ったんです。 ああ、ドッキリでもいいや。後でアイアンクローされても構わないやと思って話をしたんです。たわいもない、些細な話を。 腕の力が弱まって距離を取るとトレーナーさんの瞳がすっといつもの輝きに戻りました。 先程までの事をトレーナーさんに聞くとフク…ついに幻覚まで…と憐れむ様に見られました。憤慨でしたがチャンスです!これもシラオキ様のご加護です!だってトレーナーさんに怒られずに優しいお姉ちゃんに甘えることが出来るんですから! ≫90二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 17 58 16 ≫86 それから私は何度も、何度もその経験をしました。誰もいないトレーナー室で、トレーナーさんが手を広げて、 「おいで、フク」 と優しく私を呼ぶのが合図です。しかも最近は私が寂しいと感じたら気を使ったかのようなタイミングで。 ぽつりぽつりと話をし、感極まってトレーナーさんをぎゅっと抱き締めて目を閉じ、大きく息を吸います。柔らかくて暖かい私の好きな匂い。 私は幸せ者です。厳しくても頼もしいトレーナーさんに、暖かく優しいお姉ちゃんに甘えられるんですから。 「好きです…大好きです」 「…私も、大好きだよ」 ああ私は、私達は本当に幸せです。 ≫100二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 01 08 ≫90 俺はあの時、こんな事もう止めろと言うべきだったんだ。言わなければ、いけなかった。 ウマ娘になってしまった時に一番懸念したのがフクキタルの過去。決別したはずのお姉さんへの想いを刺激してしまうのではないかと恐れ、そんな嫌な予感は見事に的中した。 俺をお姉さんに似せようとする猛攻から逃げ、叱る。その度見せる寂しげな顔に心を揺さぶられながらも彼女のために。 …ウマ娘になってから偶に自分が自分でなくなるようなことがあった。決まって何もしていない時で害をなす事もなかったため気にしていなかったのだがある日、夢を見ている様に頭に霧がかかった。 2人のウマ娘が笑っている夢から覚めると、フクキタルが困惑した様に立っていた。的を得ない彼女の話にどうしたのかと問いかけても答えは返って来ず、その日はそのまま今後について話し合って別れた。 霧がかかるのが何度か続いたある日、意識だけはっきりとしたまま身体だけが勝手に動いた。 何をするのかと困惑しているとあろうことかフクキタルを抱きしめ優しく接し始めた。 まるで、彼女の姉のように。 話が終わり身体が離れてやっと自由を取り戻した俺はフクキタルを叱る為に目線を合わせて息を呑んだ。 フクキタルが、本当に幸せそうに笑ってたから。 それでも俺は言わなければいけなかった。彼女のために、俺達のために。 なのに俺は、言えなかった。口を閉ざしてしまった。 あの日からただの一度も霧がかかることはなかった。なのに俺は自分の意思で腕を広げて抱き締め合った。フクキタルの笑顔のために。 今日もまた道化を演じ彼女を招く。ぎゅっと抱き締められる感覚に息を呑み、瞳を閉じる。 俺は何をしているんだろう。傷つけないように、傷つかないように私を演じて。 「好きです…大好きです」 「…私も、大好きだよ」 そう言って頬を伝う雫は俺か私か。一体どちらのものだったのだろう。 ああ俺は、私達はなんて不幸なんだろう。 ≫119言うたな貴公ら21/09/24(金) 18 17 06 トレセンのお兄ちゃんは博学才穎、闘因狂の末年、若くして名をカワイイに連ね、ついでカワイイのトレーナーに補せられたが、性、狷介不屈、自ら恃むところ頗る厚く、カワイイに甘んずるを潔しとしなかった。いくばくもなく耐久の限界を感じた後は、故山、書置きを残しウマ仙人の山に帰臥し、人と交を絶って、ひたすら瞑想に耽った。うまぴょいをして長く膝をカワイイなカレンチャンの前に屈し担当に悪影響を及ぼすよりは、トレーナーとして引退までは何が何でも耐えようとしたのである。 しかし、鋼の意思は容易に揚らず、カレンチャンは日を逐うて掛かり気味になる。お兄ちゃんは漸く焦躁に駆られて来た。ある時、うまぴょいに堪えず、遂に節を屈しそうになりて、鋼の意思を見つめ直すことにしたのである。 一方、これは、己の理性に半ば絶望したためでもある。曾ての同輩は既に遥か高位(意味深)に進み、彼が昔、信頼していた同僚達がいまやうまぴょいしたりTSしてたりすることが、往年のお兄ちゃんの心を如何に傷けたかは、想像に難くない。彼は怏々としてうまぴょいせず、カレンチャンの理性も愈々抑え難くなった。 数日の後、お兄ちゃんが帰ってきてお預けを食らっていたカレンチャンが掛かっていると、遂に邪神の餌食となった。或夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、闇の中へ駈出した。 翌日、カレンチャン、自らお兄ちゃんを探し、途にウマ仙人の山の地に宿った。次の朝未だ暗い中に出発しようとしたところ、フクトレが言うことに、これから先の道に怪異が出る故、旅人は白昼でなければ、通れない。今はまだ朝が早いから、今少し待たれたが宜しいでしょうと。 カレンチャンは、しかし、待ってられるかと恃み、フクトレの言葉を斥けて、フクトレマベサンを連れて出発した。残月の光をたよりに林中の草地を通って行った時、果して一匹のウマ娘が叢の中から躍り出た。ウマ娘は、あわやカレンチャンに躍りかかるかと見えたが、忽ち身を飜して、元の叢に隠れた。叢の中からウマ娘の高い声で「あぶないところだった」と繰返し呟くのが聞えた。惜しい。 ≫123二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 17 22 その声の感覚や気配にカレンチャンは聞き憶えがあった。驚懼の中にも、彼女は咄嗟に思いあたって、叫んだ。 「その声は、我がトレーナー、お兄ちゃんではないか?」 カレンチャンはお兄ちゃんと幼い頃に遊園地で出会い、孤独な夢を抱えていたカレンチャンにとっては、誰よりも大切な存在であった。温和なカレンチャンの性格が、優しいお兄ちゃんの性情と衝突しなかったためであろう。 叢の中からは、暫く返辞が無かった。しのび泣きかと思われる微かな声が時々洩れるばかりである。ややあって、低い声が答えた。 「如何にも自分はお兄ちゃんである」と。 カレンチャンは恐怖を忘れ、叢に近づき、そして、何故叢から出て来ないのかと問うた。お兄ちゃんの声が答えて言う。自分は今や異類の身となっている。どうして、おめおめと故人の前にあさましい姿をさらせようか。 かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭の情を起させるに決っているからだ。しかし、今、図らずも故カワイイに遇うことを得て、愧赧の念をも忘れる程に懐かしい。どうか、ほんの暫くでいいから、我がカワイくない今の外形を厭わず、曾て君のお兄ちゃんであったこの自分と話を交してくれないだろうか。 後で考えれば不思議だったが、その時、カレンチャンは、この超自然の怪異を、実に素直に受容れて、少しも怪もうとしなかった。それどころか今はお兄ちゃんでは無いとでも言うのかといきり立ったほどである。彼女はフクトレマベサンに頼んで一応結界を張ってもらい、自分は叢の傍に立って、見えざる声と対談した。 学園の噂、同僚のTS、カレンチャンが現在の地位、それに対するお兄ちゃんの祝辞。普段と何一つ変わらない、あの隔てのない語調で、それ等が語られた後、カレンチャンが、お兄ちゃんがどうして今の身となるに至ったかを訊ねた。草中の声は次のように語った。 ≫124二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 17 39 今から一日前、自分がカレンチャンに耐えていた夜のこと、一睡してから、ふと眼を覚ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでいる。声に応じて外へ出て見ると、声は闇の中から頻りに自分を招く。覚えず、自分は声を追うて走り出した。無我夢中で駈けて行く中に、何時しか三女神像の前に立っていた。 するといきなりクソボケがーっ!という声が聞こえ、驚いて走りだした。何か身体中に力が充ち満ちたような感じで、軽々と岩石を跳び越えて行った。気が付くと、耳や尻のあたりに毛を生じているらしい。少し明るくなってから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既にウマ娘となっていた。自分は初め眼を信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。 どうしても夢でないと悟らねばならなかった時、自分は茫然とした。そうして懼れた。全く、どんな事でも起り得るのだと思うて、深く懼れた。しかし、何故こんな事になったのだろう。分らぬ。 だがその時、頭の中を一人のカワイイが駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中の理性は忽ち姿を消した。再び自分の中の理性が目を覚ました時、どのようなことがあったか、それは到底語るに忍びない。ただ、山盛の自撮り写真だけが残っている。それでも、必ず数時間に一度は、理性が還って来る。 しかし、その、理性ある時間も、自撮りを取るに従って次第に短くなって行く。今までは、どうしてウマ娘などになったかと怪しんでいたのに、この間ひょいと気が付いて見たら、己はどうして以前、男だったのかと考えていた。これは恐しいことだ。今少し経てば、己の中の男の心は、カワイイとしての習慣の中にすっかり埋れて消えて了うだろう。 ちょうど、古い宮殿の礎が次第に土砂に埋没するように。そうすれば、しまいに己は自分の過去を忘れ果て、一人のウマ娘として狂い廻り、今日のように途で君と出会ってもトレーナーではなく同輩として振る舞うだろう。 一体、ウマ娘でもヒト息子とは何か他のものだったんだろう。初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了い、初めから今の形のものだったと思い込んでいるのではないか? いや、そんな事はどうでもいい。己の中の男の心がすっかり消えて了えば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。 ≫125二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 17 55 だのに、己の中のお兄ちゃんは、その事を、この上なく恐しく感じているのだ。ああ、全く、どんなに、恐しく、哀しく、切なく思っているだろう! 己がお兄ちゃんだった記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らない。誰にも分らない。己と同じ身の上に成った者でなければ…いや割といるわこれ。ところで、そうだ。己がすっかり男でなくなって了う前に、一つ頼んで置きたいことがある。 カレンチャンはじめ一行は、息をのんで、叢中の声の語る不思議に聞入っていた。声は続けて言う。 他でもない。自分は元来カワイイに正直ちょっと憧れていた。しかし、業未だ成らざるに、この運命に立至った。今作るところの自撮り百篇、固より、まだ世に行われておらぬ。男だったころのウマアカの所在も最早判らなくなっていよう。ところで、その中、今尚撮せるものが数十ある。これを我が為にウマッターに上げたいのだ。 何も、これに仍って一人前のカワイイ面をしたいのではない。作の巧拙は知らず、とにかく、産を破り心を狂わせてまで自分が1日それに執着してしまったところのものを、一部なりとも世に残さないでは、死んでも死に切れないのだ。そこでハッシュタグをどうすればいいか先達として教授してほしい。 カレンチャンは思ったより余裕そうだなこれ、と呆れ1割ほっとする心9割だったが、とりあえずメモ帳を開き、叢中の声に随って書いた。お兄ちゃんの高い声は叢の中から朗々と響いた。確かに普段カワイイを間近で感じていると思わせるものばかりである。しかし、カレンチャンはちょっと素で感嘆しながらも漠然と次のように感じていた。 成程、お兄ちゃんの素質が一流に属するものであることは疑いない。しかし、このままでは、一流のバズリストとなるのには、何処か(非常に微妙な点に於て)欠けるところがあるのではないか、と。そもそもまだTSお兄ちゃんの姿どころか写真も見てない。 タグ案を吐き終った李徴の声は、突然調子を変え、自らを嘲るか如くに言った。 羞しいことだが、今でも、こんなあさましい身と成り果てた今でも、己は、己のカワイイがカレンチャンと隣に並べられてる様を、夢に見ることがあるのだ。山の中に横たわって見る夢にだよ。嗤ってくれ。カワイイに成りそこなってウマ娘になった哀れな男を。(カレンチャンは昔のお兄ちゃんの微妙に自身の無い癖を思出しながら、哀しく聞いていた。) ≫126二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 18 14 二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 18 14 そうだ。お笑い草ついでに、今の自撮りのハッシュタグを即席に述べて見ようか。この浅ましいウマ娘の中に、まだ、曾てのカワイイの理解者が生きているしるしに。 カレンチャンはメモを取りながら聞いていた。そのハッシュタグに言う。 「#カレンチャンカワイイ #お兄ちゃんもカワイイ #カレンの妹でーす♪ #いつかお兄ちゃんの姉と呼ばせてみせる! #ウマ仙人の山で修行中☆ #鋼の意思のヒントを得た! #トレセン学園のトレーナー #トレーナー非公式広報部」 しっかりいたせ。 時に、残月、光冷やかに、白露は地に滋く、樹間を渡る冷風は既に暁の近きを告げていた。人々は最早、事の奇異を忘れ、粛然として、このカワイイの薄倖をたぶん嘆じた。お兄ちゃんの声は再び続ける。 何故こんな運命になったか判らぬと、先刻は言ったが、しかし、考えように依れば、思い当ることが全然ないでもない。ヒトであった時、己は努めてうまぴょいを避けた。人々は己をクソボケだ、クソボケだといった。実は、それが殆ど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかった。勿論、曾ての自分に、カワイイ心が無かったとは云わない。しかし、それは臆病なカワイイ心とでもいうべきものであった。己はトレーナーとしてカレンチャンを導こうと思いながら、進んで関係を結んだり、求めて切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。いややっぱ関係は駄目だわ。かといって、又、己はカワイイの間に伍することも潔しとしなかった。共に、我が臆病なカワイイ心と、尊大な羞恥心との所為である。 己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢てカワイイを磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々としてカワイイに伍することも出来なかった。己は次第にカワイイに堕ち、ボノトレの如く男と遠ざかり、憤悶と慙恚とによって益々己の内なる臆病なカワイイ心を飼いふとらせる結果になった。 人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。ウマ娘だったのだ(風評被害)。これが己を損い、担当を苦しめ、同僚を傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、内心にふさわしいものに変えて了ったのだ。 ≫128二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 18 41 今思えば、全く、己は、己の有っていた僅かばかりのカワイイを空費して了った訳だ。人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、カワイイの不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、うまぴょいを恐れる童貞心とが己の凡てだったのだ。己よりも遥かに乏しい理性でありながら、それを専一に磨いたがために、堂々たるトレーナーとなった者が幾らでもいるのだ。 ウマ娘と成り果てた(酷い)今、己は漸くそれに気が付いた。それを思うと、己は今も胸を灼かれるような悔を感じる。己には最早男としての生活は出来ない。たとえ、今、己が頭の中で、どんなに…いや下品なのでやめておこう。まして、己の頭は日毎にウマ娘に近づいて行く。どうすればいいのだ。己の空費された過去は? 己は堪らなくなる。そういう時、己は、向うの山の頂の巖に上り、空谷に向って走る。この胸を灼く悲しみを誰かに訴えたいのだ。 己は昨夕も、彼処で月に向って自撮りした。誰かにこの苦しみが分って貰えないかと。しかし天に躍り地に伏して嘆いても、誰一人己の気持を分ってくれる者は…いやトレセン学園なら割といそうだが。ちょうど、ヒトだった頃、己の傷つき易い内心を同僚が理解してくれずもういいから押し倒せクソボケと言われたように。己の頬の濡れたのは、夜露のためばかりではない。 漸く四辺の暗さが薄らいで来た。木の間を伝って、何処からか、暁角が哀しげに響き始めた。 最早、現実逃避をしている場合ではない。覚めねばならぬ時が、(トレーナーに還らねばならぬ時が)近づいたから、と、お兄ちゃんの声が言った。だが、戻る前にもう一つ頼みがある。それはカレンのことに他ならぬ。彼女は今目の前で未だ混乱の最中にいる。固より、己の運命に就いては知る筈がない。しかしそれでも、どうか私をトレーナーとして、お兄ちゃんとして受け入れてくれだろうか。厚かましいお願だが、どうかいつも通りに接してくれるなら、自分にとって、恩倖、これに過ぎたるは莫い。 言終って、叢中から慟哭の声が聞えた。カレンチャンもまた涙を泛べ、欣んでお兄ちゃんの意に副いたい旨を答えた。というかこんなの聞くまでもないはずである。思ったよりお兄ちゃんは憔悴していたらしい。お兄ちゃんの声はしかし忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻って、言った。 ≫132二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 18 59 本当は、先ず、この事の方を先にお願いすべきだったのだ、己がトレーナーだったなら。心配している担当のことよりも、TSした己の乏しいカワイイの方を気にかけているような男だから、こんな目にあったのだ。いや本当にマジで。 そうして、附加えて言うことに、カレンチャンが己の姿を見ても、決して失望しないで欲しい、その時には自分の容姿がカワイイをバカにしていると思うのかも知れないから。だが自分はこれでも真面目だったのだ。…答えるまでもないということなら、自分は今の姿を今一度お目に掛けよう。だから心の準備が出来るまでちょっと後ろを向いていて欲しいと。 カレンチャンは叢に向って、懇ろに肯定の言葉を述べ、じっと待った。叢の中からは、又、堪え得ざるが如き悲泣の声が洩れた。カレンチャンも幾度か叢を振返りながら、涙の中にええからはよせいと思った。 一行がしばらく待っていると、お兄ちゃんがようやく心を決めたのか、藪を揺らす音が聞こえた。そして、お兄ちゃんがもう振り返っても大丈夫だと言うと、彼女等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一人のウマ娘が草の茂みから躍り出たのを彼等は見た。ウマ娘は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って引きこもった。 どうみてもちょっと幼いカレンチャンだった。カレンチャンが激怒して藪に突入し無理矢理引きずり出すと、お兄ちゃんは顔を覆いながら今の俺は…まだカワイイに相応しくないと泣いた。なんだそれとカレンチャンは思ったが、よくよく考えると自分も似たようなことをいって書置きを残してウマ仙人の山に修行しに行ったことを思い出し閉口するしかなかった。 カレンチャンが頭を抱えていると、フクトレがふとなんだかカレンチャンの妹みたいと零した。お兄ちゃんはカレンチャンの顔をじっと見た後、言った。 「カレン…お姉ちゃん?」 そしてお姉ちゃんは…耐えた。 お兄ちゃんはしばらく妹と化した。 うまぴょいうまぴょい ハッシュタグの部分の改行が上手くいかなかったので、原文から少し変更しています ≫164二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 34 28 えっちなルドトレSS https //bbs.animanch.com/board/64546/?res=164 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part26【TSトレ】 ≫49二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 18 59 17 タキトレ怪文書1 https //bbs.animanch.com/board/64681/?res=49 ≫55二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 00 00 https //bbs.animanch.com/board/64681/?res=55 ≫84二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 13 00 ≫67 わたしは普通のハルウララトレ♀。 パンデミックは今までにない勢いで進行中です。 ハルウララは見事がんばりました。お陰で講演会依頼に忙殺される日々を送ってます。貴方の望みはわたしでないわたしによってきっと叶えられるでしょう……。 ≫93二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 17 26 健全なルドトレ ルドルフと生徒会室にいた。自分と彼女以外、この部屋には誰もいなかった。ソファーにかけ、 彼女の用意してくれた弁当に手を出す。すると、仕事が一区切りついたのか弁当片手に私の隣りに座る。 「終わったんだ?」 「まぁ、午前の分はな…なんだ、食べていなかったのか?」 彼女は開けていない弁当を見て不思議そうに言った。 「ふたりで食べたくて…だめだった?」 「……っ、ああ、ふたりで食べよう」 彼女はほんのりと顔を赤らめて嬉しそうに弁当を開けるので、私も弁当を開けた。朝の苦手な彼女が、作ってくれる弁当。茶色さに定評があるが、味は確かなものだ。 「今日のも美味しそう!」 「君の為に作ったんだ。さぁ、召し上がれ」 「いつもありがとう、ルドルフ。いただきます」 昼は基本彼女の作った弁当を食べるのが当たり前になっていた。この身体になる前は時々だったが、最近は毎日だ。以前、あまりにも続くので無理になってないか確認したことがあった。彼女は 自分の分も普段作っているから問題ないよ、と私に笑顔で返した。唐揚げをひとつ、箸で取り口へ運ぶ。ひとくち齧り、咀嚼する。冷めているのにとてもおいしい。 「今日のもおいしい…」 「そうか、それは何よりだ。私も作り甲斐がある」 嬉しそうに彼女も弁当を口にしていく。それを見て頬を緩ませつつも彼女の弁当をひとくち、またひとくち食べていく。 ≫95二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 17 41 ≫93 「トレーナー君」 「なに?」 彼女に呼ばれ、向くと彼女が卵焼きをひとくち分箸で取り私に向けている。 「ほら、あーん…」 「あ、あーーん……んむ」 彼女に言われるままに卵焼きを食べる。これもおいしい。 「……ん?ルドルフ」 彼女が私をじっと見る。どうしたのだろう。 「……む、君も、私にするんだ」 「うん、いいよ」 ポテトサラダをひとくち箸で取り、彼女の口元へと運ぶ。 「あーん?」 「あーん……」 彼女がポテトサラダを口にしたので箸をまた自分で食べるように使っていく。 「君と食べるのは別格だな…」 「そうだね」 彼女とする食事は特別おいしい。何故だかはわからないが、彼女と居るとむねがあたたかくなるからだろうか。 ≫113二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 30 14 ブラトレ「最近みんな調子はどうだ? 担当以外の学園の子達との関係も良好か?」 タイトレ「バッチリだ」 マルトレ「……」 グラトレ「……」 フクトレ「二人はなんかあったのか?」 マルトレとグラトレは顔を見合わせる。 二人「「いや……メジロの、メジロマックイーンに」」 マルトレ「歩いてたら急に裏切り者ーーー!!って怒られた」 グラトレ「妙にスキンシップが激しくて怖かった」 ≫122二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 36 13 タキトレ怪文書2 https //bbs.animanch.com/board/64681/?res=122 ≫130二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 39 09 ブラトレと愉快なマックイーン 「おお、そこにいるのは間食院(まっくういん)ではないか」 「いや待ってくださいまし!?なんですのその呼び方!!変な当て字が聞こえましたわよ!?」 「いやだってティータイムと称しながら毎週何かしらのお菓子を食べまくってるじゃあないか」 「風評被害甚だしいですわ!!そこまで食い倒れてはおりませんわよ!!」 「いやあ済まない、つい変な呼び方しちゃって申し訳ないと思っとるよ」 そう私の前でけらけらと笑うへんてこなウマ娘…いや、元人間のブライアンのトレーナー。 私の所属するチームの優秀なトレーナーではあるのですが、トレーニング関連以外はどうもこう…考えが緩いというか… ウマ化してからはなおさら考えがゆるゆるになっております。 「それで?まさか私を煽るために呼び止めたのではないのでしょう?」 「そうそう、本題はこっからなのよ。ブライアンの誕生日がそろそろ近いからいい感じのすいーつを用意したくてね」 どうやら本題は真面目のようです。 「ふうむ…では、最近デパートで売り出されているこのケーキなどは…?」 「ははーん、美味しそうだ…よし、これにしよう」 「あら、即決ですのね…」 「いやむしろ選択肢が多すぎると迷うからな俺は…よし、買いに行こうそうしよう。まっくういん、一緒に行くか?」 「また呼び方!…いえ、せっかくですから行きましょう。美味しいスイーツをもっと教えてあげますわ!」 その後味見と称しながらケーキバイキングに巻き込んでしまいました。 まあこれくらいなら…これくらいは…大丈夫ですわね。(太り気味になった! 暴走するだけではないマックイーン殿。ただしお菓子の食べすぎ… ≫149二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19 54 40 タキトレ怪文書3 https //bbs.animanch.com/board/64681/?res=149 ≫159二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 01 48 タキトレ怪文書4 https //bbs.animanch.com/board/64681/?res=159 ≫160二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 02 04 最近、沢山のトレーナーさんがウマ娘化されています。 最初、タイシンさんのトレーナーさんがウマ娘化されて私に服を貸してくれ、と言われた時は頭が真っ白になってしまいましたが、 今はそのおかげか、いろんなウマ娘化されたトレーナーさんにいろんな服を着せて楽しんでいます。 私と同じような体をされたタイシンさんのトレーナーさんにいろんな服を着せるのも楽しいですし、そこからいろんな方に来てもらうようになって、まさか和風メイド喫茶などもできるようになるまで大きくなるとは思ってもいませんでした。 最近は物語を読む時間よりもウマ娘になったトレーナーさんの服の用意をする時間の方が長く感じられますね そんなことを考えながら、ミーティングのためにトレーナー室に入ると…… 「トレーナーさん、失礼しますね」 「あ、ロブロイ、よく来てくれたね。実は私もみんなと同じような状態になってしまったようなんだ」 そこには一人のウマ娘がいました。 そのまま頭の中が真っ白になってしまいました。 このトレーナー室は私のトレーナーさんの部屋で、これからミーティングの時間だからここにいるのはトレーナーさんのはずで でも、いるのは知らない人で、でも最近はこういうことが多く合って、でもそれはこの時間ではなくて…… ポンッ 頭が訳が分からないほど真っ白になっていると、と、優しく頭をなでてくれる感触が…… その温かさは、いつもと比べると小さい、だけどいつも私を落ち着かせてくれるトレーナーさんのもので…… 「大丈夫だよ、ロブロイ。私はロブロイのトレーナーだよ」 「と、トレーナー、さん……」 本当は、トレーナーさんの方が大変なのに、落ち着いていて、とても安心させてくれる。 この状況は私の方が慣れているはずなのに、いざ自分のトレーナーがこういう状況になったら頭が真っ白になってしまった。 でも、この人がいるから私は私でいられる、英雄を目指す私に…… ≫162二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 02 39 「す、すみません、トレーナーさん。本当はトレーナーさんの方が大変なのに……」 「ふふ、良いんだよ、ロブロイ。こんなことになったらロブロイの方が大変だしね。それにね……」 そう言うと、優しく抱きしめながら私の耳元に近づき…… 「これなら、私もロブロイ《英雄》のヒロインになれるよね」 その時、私の理性は壊れました。 その後、ロブロイは無茶苦茶トレーナーさんで着せ替えごっこをしました。 2スレ目いっていました、すみません ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part27【TSトレ】 ≫13二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 22 52 相談者 変幻自在なウマ娘担当トレーナー 同性だった同僚が次々とウマ娘になり困っています。どうすればいいですか ≫25二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 25 11 ≫13 回答者 春が守り人 どうにもなりません。気を確かに持ち続けましょう……。 ≫51スズトレに狂ったマン21/09/24(金) 20 30 26 ≫13 回答者 逃亡者に付き添う者 担当のウマ娘にデビューさせられそうになるよりはマシだと思う ≫64二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 34 50 ≫13 回答者:英雄のヒロイン どんなに姿が変わっても、心は変わらないです 私もどんな姿になっても変わらずに担当の子に寄り添うだけですよ ≫76二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 38 06 タキトレ怪文書5 https //bbs.animanch.com/board/64900/?res=76 ≫91二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 43 02 ≫83 フクキタルに触られてゾクっと来るけどそれを表に出さずにアイアンクローするフクトレは私の性癖に合っていますよ! ≫107二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 47 55 ≫91 「いやーそれにしてもトレーナーさん可愛くなっちゃいましたねぇ」 「似たようなもんだろ…あんまり触んなよ…」 「いやいや結構違いますってば!髪の毛の手触りとか耳の大きさとか…」 「ひゃぁっ…」 「…もしかして今の可愛い声トレーナーさんですか?これはジャクテンミツケタルで…あああぁ痛い!いつもの倍くらい痛ぁい!フンギャー!!」 ≫112二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 20 49 22 私のトレーナーさんがウマ娘になってしまわれたので、早速身長などを測ることになりました。 入った時に同じ目線、同じくらいの大きな胸だったので、きっと私と同じくらいかな、と思っていましたが、 「139㎝の、88-55-76、やっぱり私と同じくらいなのですね」 「そのようだね。これがロブロイの観ていた景色、ということなんだね。実際にロブロイと同じ目線になることでトレーニングに活かせそうですね」 そう言ってうれしそうに話していて、この人は姿が変わっても変わらない、その安心感がとてもうれしく思えました。 「でも、139㎝……ふふ、今は私の方が大きいのですね」 「あ、そのようですね、今の私はロブロイよりも小さいんだね」 そのことに気付くと、お互いに嬉しそうに笑い合いました。 英雄になりたい私と、ヒロインのようにになりたいといっていたトレーナーさん。 でも私の方がとても小さく気弱で、トレーナーさんの方が大きくてとても堂々とされていて、 どうしても、傍目から見たらそのように思われなかったかもしれません。 でも、今の私達なら…… 「さあ、行きましょう、姫」 「ええ、エスコートお願いしますね、私の英雄様」 自然と、手を差し伸べ、トレーナーさんはその手を取ってくれました。 さあ、これから行きましょう、最初の冒険、着せ替えへ ……139㎝というので浮かんだものです、駄文ですがどうぞ ≫143二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 21 00 50 タキトレ怪文書6 https //bbs.animanch.com/board/64900/?res=143 ≫164二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 21 14 05 ≫110 ≫116 ≫117 「なんで身体測定を医者じゃなくて担当にやってもらわなきゃ駄目なんだ…おかしい…」 「まぁまぁいいじゃないですかトレーナーさん。サクッと終わらせておやつにしましょうよぉ……ってああ!!」 「!?ど、どうした?何か問題でも…」 「トレーナーさん!ちっちゃいんですよ!私よりも2cmも!」 「…は?」 「大変です大変です!私トレーナーさんに勝っちゃいましたよシラオキ様!今夜はお赤飯です!!」 「そりゃよかろうございましたね…何でもいいから早く終わらせてくれ…後そんなおっきな声でそんなこと言うんじゃありません…」 「おやどうしましたトレーナーさん?そんなに疲れたご様子で…!も、もしかしてそんなにショックだったんです!?」 「(深いため息)」 「落ち込まなくても大丈夫です。たしかに私の方が2cm、も!大きく私の方がスタイルが良いわけですけれども!」 「…」 「ご安心くださいトレーナーさん!シラオキ様直伝の体操がありますからご一緒に…おあぁぁがぁ!めっめり込んでます!指が!顔に!このままじゃ私ガンメンミサワタルに…ゴアアア!!ごめんなさい!ほんどに!!」 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part28【TSトレ】 ≫118二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 22 03 16 前スレで記憶喪失の話題が出てましたね…君の出番だ!テイトレ! ご都合主義で自分がヒト耳だった概念とトレセン関係の記憶を無くしたタイトレ。病室に駆け込んだテイオーに向かってこう言ってしまうわけですよ。 「えっとあの…どなたでしょう?」 ウマソウルに引っ張られて女性口調になったテイトレ。看護師達が思わず目を逸らす中眉一つ動かさずに両手を握り、レース直前のような真剣な顔で、 「ボクはトウカイテイオー。君の、テイオー様だよ」 一度共に歩くと誓ったテイオーに困惑も懸念もなく、もう一度最初から歩き直せばいいと言う覚悟だけがあった。 車椅子の関係で、また生活を共にする二人。 「んぅー…!美味しいねテイオーさん!…あっ…テ、テイオー」 「うわぁ…うわぁ!すごいテイオー!すっごく速いんだね!…いいなぁ、私もいつか思いっきり走れるようになるかなぁ…」 「その時はねテイオー!私あなたの隣で走りたい!!」 そんなある日、もしかして私はテイオーの邪魔に、足枷になっているんではないか、私と言う存在が、あの子の未来を狭めているのではないかと恐慌に駆られて今度は首を切ろうとするんですよ。 飛び込んできたテイオーに初めて頬を叩かれて痛いやら怖いやらで泣き崩れる身体を優しく、強く抱き締めてこう言い切るんですよ。 「ボクはキミといるから前に進めるんだ。お願い、どうかボクを信じて待っててくれませんか」 大好きなテイオーを信じ切れてなかった自分が情けなくて、自分を抱き締める腕の強さに、暖かさにしゃっくり混じりの泣き声でこう返すんですよ! 「ずっと、ずっと待ってます。いつまでも…」 その後なんやかんやで記憶を取り戻した二人はこの経験をPart14.15のロブロイ和メイド喫茶概念の奇跡の再会シチュに生かされたわけですね。ここテストに出ますよ 最初のタイトレは誤字 ≫126二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 22 05 49 「バブリーランド?」 「そうよトレーナーちゃん、私が子供の頃から遊びに行ってるチョベリグなテーマパーク、それがバブリーランド!」 有馬記念でマルゼンスキーは見事、俺に宣言した通り、その足で一着をもぎ取った。あの時は取り乱して大泣きながらマルゼンスキーに飛びついてしまい恥ずかしい思いをしたがまあ、仕方ないことである。 「よし、大阪杯まで時間はあるし遊びに行こうか。健康管理は徹底していきたいしね」 「あいあいさっさ!それじゃすぐ行きましょうか!」 一旦家に帰ろうと思っていたのだが、マルゼンスキーはすぐにでも行きたかったようだ。連れられていくと、予想外なことに遊泳施設だった。温水プールなので問題ないが水着がない。 「さ!いいもの選びましょう!」 マルゼンスキーが選んでくれた水着を着ると、手を引かれいっしょに温水プールに水飛沫を上げながら飛び込んだ。水の中で見たマルゼンスキーは、まるで人魚のように見えて、泡になって消えてしまわないか不安になって、握っていたマルゼンスキーの手をより強く掴んだ。彼女もそれに応えるように握り返してくれた。バシャバシャと何も考えず好き放題泳ぎ浅いところで走り回り水辺で水の掛け合いっこをしてへとへとになって二人でその辺りのベンチに座った。 「……マルゼンスキー、ごめんな」 「んー?」 「有馬の後も俺が気が張っちゃってたの気づいたんだろ?」 「そんなことないわよ。お姉さんはただトレーナーちゃんとここにチョベリグな遊びに来たかったってだーけ!」 マルゼンスキーが頭を撫でてきたのでこそばゆさに少し身をひきそうになったが、それ以上に心地が良くて身を委ねた。撫でてくれる手へ思わず頭を擦り寄せてしまう。 ≫127二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 22 05 59 ≫126 「そうだ、これ!トレーナーちゃんにプレゼント」 「プレゼントなんて、俺は君から貰ってばっかりで」 「そんなことないわよ。私もあなたから感謝しても仕切れないくらいいーっぱい、たくさんのものを貰ってるの。だから、これはそのお返し。私のこれとオソローよ!さあ開けてみて!」 箱を開けてみれば、不思議な形をしたサングラスだった。てっきりハートのサングラスかと思ったが、なんだかこれもマルゼンスキーと一体感があるなと感じた。早速つけてみた。 「どうだ、似合うかな」 「チョベリグよ!さあいっしょにあそこで踊りましょう!そのあとはざーぎんまでぶっ飛ばしてシースーキメるわ!」 「それは、今日1日で終わるかな!?」 「ふふ、今夜は寝かさないってやつよ!」 「望むところ!」 「マルゼンスキーさん妹おったんやなぁ」 「なぁ、マルゼンスキーさんも楽しそうだ」 バブリーランドの常連さんからはそんな注目を受けてるとは俺は知るよしもなかった。 ≫144二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 22 14 56 「次の企画はこんなものはどうですか?」 「いいですね、ならこの方に依頼してみましょう」 図書館の机の一つに、二人の小さな、でも一部大きなウマ娘が二人並んで本を開きながら話し合っている。 どうやら図書委員のゼンノロブロイとそのトレーナーのようだ。 最近、ゼンノロブロイのトレーナーもウマ娘になってしまったようである。まさかあのイケメンがこんな小さくてかわいい子になるとは…… 楽しそうに話していて、気になったし、困っていることもあるかもしれないと思い、同僚として話しかけてみることにした 「よっ、なに話しているんだ?」 「お疲れさまです。今、ロブロイがルドルフ会長に企画を頼まれていてですね」 「は、はい、ウマ娘化したトレーナーさんの交流会で、コスプレを用いた催しを考えています」 「ぶっ!!」 楽しそうに話していたと思ったら、まさかのコスプレ企画についてであった。 さすがにそれは想像していなかった。それと同時に一つの疑問が浮かぶ。 「だけどそれ、お前は大丈夫なのかよ?お前、元々男だったんだろ?」 「?そのようなことはないですよ。ロブロイも楽しんでいますし、私も姿は変わりましたが心は変わりません。ロブロイが嬉しいのなら私もうれしいですよ」 「ふふ、私も、トレーナーさんと一緒に楽しめて、すごくうれしいです」 「いや、だけどな……、企画しているってことは、お前も着ることになるんじゃないのか?」 「ええ、そうですが、何か問題でもありますか?」 ≫145二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 22 15 24 何を当たり前のことを言っているのですか、と言わんばかりの顔に、驚きを隠せないでいる。 自分はまだウマ娘になっていないが、体が変わったら普通困惑するのではないのか。 「折角なので、何かいい案があったら教えていただけませんか?折角の交流会ですし、より良いものにしたいと思うので」 「あ、ああ、す、すまない、ちょっと頭痛がするから出るわ……」 「そ、そうなのですか、お体に気を付けてくださいね」 ゼンノロブロイが心配そうに言ってくるのを見ながら後にする。 俺が去った後も楽しそうに話している二人が見える。 ああ、俺はあの同僚のことを何も知らなかったのだ、と悟るのであった。 以上、ロブロイとロブロイトレーナーが企画している姿を見たモブトレでした ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part29【TSトレ】 ≫29二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 22 53 33 あ、この雰囲気懐かしいな… とりあえずこれまで以上にお互いにチョコを用意した結果なんとしても相手にチョコが欲しいと言わせるために駆け引きをするカレトレ&カレンチャンや、ドイツのお菓子についてボノトレに聞いてお互い担当には内緒でちょっとつまみ食いしながらチョコ作りをするフラトレ&ボノトレコンビ、大人枠として配るチョコも作ろうと集まるオグトレグルトレフクトレライトレスズトレは見えた ≫59二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 14 07 ≫29で上がってた大人枠組の手際妄想 オグトレ量を作ることに関しての手際がいい。味も申し分なく安定した味の物を作れる グルトレなんだかんだで手際よく働けるものの話に夢中になって手が止まる事がある フクトレ意外にもちょっと手際が悪そう。それでもぶつくさ言いながら一生懸命手を動かすからちゃんと戦力になる ライトレ手際は普通だけど最後のひと仕上げやラッピング等が抜群に上手い。コツはライスの事を想うことらしい スズトレ担当に似て黙々と手を動かすのが得意そう。ほっといたら鼻歌とか歌いながらいつまでもチョコとかクリーム滑らかにしてる カフェトレもこの枠に。なんか微妙に変な勘違いとかで場を騒然とさせるも休憩のタイミングや気遣いが上手 ちょっと作りすぎたかも…と誰かが呟いた瞬間にオグリとブラトレが影からにゅっと出てきて片付けてくれるんだ ≫43まず予告通りマルゼン21/09/24(金) 23 03 55 「ねえマルゼン」 「あらどうしたのトレーナーくん?」 今タッくんの助手席に座っているのはトレーナーくん。ウマ娘になる前からも可愛い系ではあったけど、ウマ娘になって余計にそれに拍車がかかってるわ。なんていうかモーレツにおにかわになっちゃったの。アタシが男だったら絶対にパクっちゃうわ、なんてね☆ 「プレゼントがあるんだ」 「あら意外!私目点よ!?」 トレーナーくんからのプレゼントがあるなんて、私まいっちんぐ☆ さて期待アゲアゲで見てみちゃうわ! 「まあ色々と支えてくれたお礼ってことで、ホラ」 そういって取り出したのは明らかに尻尾を使ったアクセサリー。ストラップかしら 一瞬それを見てハンドルを止めそうになる。けど、トレーナーくんそういうの詳しいタイプだったかしら? いいえ、にぶにぶって言われそうなタイプだもの。そんなことはきっとないわね。 ってことは、げろげろー、ひょっとしてトレーナーくん 「尻尾を使った何かを送るのはプロポーズの一種だ、って知らない?」 「え」 うーん、トレーナーくん見事にパニクっちゃってる。やっぱりそうだったのね。 「駄目よー、そういうものはどういうニュアンスが込められてるか知った上でやらないと!雰囲気だけでプレゼントを渡すのはチョベリバよ」 「そっかー。気をつけないと」 結構ショックだったらしく、トレーナーちゃんは隣で項垂れてる うんうん。こうやってすぐ反省できるのはトレーナーくんの素敵なところね。私感激! 「とりあえず、迷惑だったみたいだし返してくれていいよ」 「あら、せっかくだし貰っちゃうわ」 そう私が言うと、トレーナーくんは鳩が豆鉄砲食らったような顔になった。うんうん、予想通り驚いてるわね 「え、なんで?」 トレーナー君も知りたいだろうけど、いい女には付き物ってことで 「秘密☆」 ≫64二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 17 49 再びの温泉旅行 トレーニング終了後、トレーナー室で仕事を仕上げていると、ブライアンがトレーナーに歩み寄って言い放った。 「おい、今週の予定は空けておいてくれ」 「…いやあ、いつか聞いたセリフだなあ」 「…まあ、察しの通りだな」 聞けばブライアンがまたしても商店街で温泉旅行券を当てたらしい。 相変わらず引きが良いようだ。 「んー?あれ?…もしや?」 「そうだな、今度は同じ部屋でも構わんだろう」 「…お、お手柔らかに?」 そういった瞬間チョップがトレーナーの耳の間に降ろされた。 「私を会長と同じように見るんじゃない。妹を襲うわけがないだろうが」 「妹…いやまあいいか…」 そういったわけで、再び温泉旅館へと行くことになった。 思い返すと変化後に風呂に入ったケースは2回程度だった。どちらも髪の手入れの仕方を教わるために一緒に入っただけなので、温泉に入る、という確固たる目的の上で湯舟を共にするのは実際初めてだった。 「うはぁ…ここの温泉は素晴らしい…2回目だからこそよくわかる…」 「ああ…」 「しかしまあ再びここに来るとはなー…何があるか分かったもんじゃあないね」 その言葉にブライアンはだいぶ変な顔をしながら 「いや、お前の置かれている状況のほうがよっぽどわからん」と口走った。 「返す言葉もございません…」 担当バと湯舟を共にする。言葉だけで言うならなんとまあ愛に満ちた関係というべきか、信頼に満ちた関係というべきか。 しかして今ブライアンのトレーナーが置かれている状況はというと、自身がウマ娘になったうえで担当バと湯舟を共にしている。 だいぶヘンテコな状態である。状況に慣れすぎるのも考え物だ。 ≫65二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 19 06 ≫64 「やはり戻る気配はないのか?」とブライアンは尋ねた。 「まあわかってたらこんな苦労は…いや言うほど苦労はしてないな…まあわかってたら適当なタイミングで戻るだろうなァ」 そもそも原因すらわかってないのだ。神のいたずらか悪魔のささやきか、よくわからない。 「まあ、これでも楽しんでるからなー…ほかのトレーナーには申し訳ないが、割とこの状況は面白いんだ」 関係性も変わらず、なんなら効率の良いトレーニングに関しては今まで以上だ。 「ふっ、まあお前はそれくらいでいいんだ。無理に変わられても私が困る」 ブライアンも勝手知ったように笑う。 「ははは、そんなに連れていきたいならお前のトレーナーバッジを捨てろーとか言ってたころとは大違いだな!」 「………その話はやめろ。私だって勢いで言い放つこともある」 ブライアンは恥ずかしがってそっぽを向く。若干黒歴史のようだ。 「ふう…俺は大して変わらなかったと思うが、ちょっとくらいは変わったところはあるんだよ」 「ほう?」 「一緒に走って、やっぱりブライアンの走りは最高だなって感じたわけだよ」 「…ふっ、お前は最初から私の走りに釘付けだっただろうに」 「まあ、一目惚れでもしないとバッジを捨てる覚悟は出なかっただろうな!っていひゃいいひゃいほほほひっはふは」 「さすがに怒るぞ」 「ほへんへ!…ふう」 また静寂が訪れる。心地の良い静寂。 「…今日はお前と温泉に来てよかったと思っている」 「俺もだよ、ブライアン」 「お前がもし戻るにしても、戻らないにしても…お前は私のトレーナーであり、家族のようなものだ」 「そうか。それは最高だな!」 「…ああ、最高だ」 月の光に照らされた奇妙なコンビは気のすむままに温泉を楽しんだ。 ≫68二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 22 34 ≫65 「しかしお前…一緒の布団でいいのか?」 「んーまあいいんじゃあないか?ほら、家族だし」 「…そうだな。お休み、トレーナー」 「お休み、ブライアン…」 この後めっちゃぐっすり寝た。 以上!こやつらは死ぬほど健全です! ≫67二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 22 14 10月末。 わたくしは菊花賞でライアンに敗北。最後少し、ほんの少しだけ追いつくことが出来ず、2着となりました。 後悔はありません。全力でぶつかり合い、そして敗れた。ライアンのクラシックへの思い、そして鍛錬にわたくしは届かなかった。ならば、これから追い越すだけのことと決めたのです。 負けた直後は、わたくしもトレーナーさんも少しだけ後ろ向きになってしまかけましたが、色々お話して、共にしっかりと前を向くことが出来ました。これから春、そしてその後の秋まで、二人三脚で天皇賞の勝利を目指す。意志を堅固にして邁進いたしましょうと。 それにしても最近、トレセンで妙な事が起きているとのこと。なんでも、ヒトがウマ娘になってしまうと。実際、ナリタタイシンさんやシンボリルドルフ会長のトレーナーがウマ娘になっているのをわたくしも目にしました。既に数人にその現象が起きており、問題の解明もできていないとのこと。一刻も早くこの問題が解決し、皆が本気でレースに挑めるようになると良いのですが。 ≫69二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 22 39 ≫67 さて。 いつも通りトレーニングを終え、寮に帰ろうとしたとき。 女神像の前で、険しい顔をしているトレーナーさんが居ました。 「どうしました?」 「......おっと、マックイーンか。いや何、少し考え事をしていただけだよ」 「一体どんな?」 「あー......そうだな、菊花賞についてな」 「......そんなわけないでしょうに...」 「えっ」 どうやら思ったことが口に出てしまったようで、トレーナーさんは少し面食らった顔。ならば、このままわたくしの思いを伝えましょう。 「ええ、そんな訳が無いでしょう。あなたはわたくしのトレーナー、天皇賞を制するまで二人三脚で走り抜ける、あの後にそう決めたではありませんか。だから、あなたが菊花賞について気にしている筈はありません。きっとなにかほかの事で悩んでいたのではなくて?」 と。 勢いで、思っていたより多く言ってしまいました。 ≫70二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 22 48 ≫69 すこしきつい言い方をしてしま── 「そうだ。すまんマックイーン。嘘をついた」 「ええっ!?」 想定外の返答に、今度はわたくしが面食らった顔をしてしまいました。 「少しな、不安になったんだ。俺はお前の速さについていけるかどうか。俺に何が起きても、俺はお前を支え続けられるのか。お前の背中を見続ける木偶の坊のようになったりしないかって。だけど、そうならないように努力して、お前を支え続けるのが俺の仕事だ、そんな弱音を吐いていられるか、そう噛み締めていたところだったんだ」 「そ、そうでしたか...」 トレーナーさんはそう、険しい、いや、凛々しい笑顔で言いました。それなら心配する必要はありませんでしょう。ならばわたくしも、同じように覚悟を示すのみ。 「ええ、そうですね。わたくしも決して諦めることはありません。何があろうと、共に天皇賞まで駆け抜けましょう!」 「──ああ!」 「ところで。先程わたくしに嘘をつきましたわね?」 「うっ」 「そう言えば近くのレストランで今、期間限定でダイエットスイーツのキャンペーンをやっているそうなのですが......」 「わかったわかった、一緒に行こう」 そんな話をしながら、わたくしとトレーナーさんは学園を後にしました。 ≫72二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 23 08 ≫70 次の日。 「マックイーンさん!」 凛々しいイクノさんの声でわたくしは起こされました。 「んん......なんでしょう......」 「ちょっと、起きて玄関まで行ってください!すぐ!」 すべすべしたその手に引かれ、寮の入口まで連れていかれたところに、見知らぬウマ娘が1人立っていました。身の丈にしては少し大きな気がするジャージのウマ娘が。 「あの、どちら様で」 「俺だマックイーン。お前のトレーナーだ」 「はい?」 ≫73二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 23 34 ≫72 寝ぼけ眼に映った彼女は続けました。 「最近トレセンのトレーナーがウマ娘になったりしているだろ?その話で、トウカイテイオーのトレーナーがウマ娘化する前に会長とオグリキャップの後ろ姿を見たと聞いた。そして昨日、俺が三女神像の前を通った時、頭の中に電撃が走った。お前と、見たことの無いウマ娘が走っていくのを見たんだ」 「ちょっ」 「それを見て、俺に何があってもお前を支えられるか、お前に置いて行かれないか心配になった。だが、それはその迷いを捨て、お前も何があろうと二人三脚で駆け抜けようと言ってくれた。俺は俺がウマ娘になってしまったとしてもその気持ちが変わることは無いと朝一で伝えに来たんだ。あとまあ、トレーニング直前に見せるより動揺が少なくて済むと思ってな。ちなみにこのジャージは昨日急いで用意しておいた。いつ何が起きても、お前のトレーニングに支障が出てはまた嘘をついたことになってしまうからな。お前の心にも芦毛にも迷惑をかける訳には行かないだろ」 わたくしはあまりの情報量にへたりと座り込んでしまいました。 ≫96二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 34 31 今日はバレンタイン。 お兄さま……もといお姉さまは、せっかく自分がウマ娘になったんだからとチョコをライスに作ってきてくれた。 可愛いラッピングに包まれたケースを開けると、中には色の違う9つの薔薇の形をしたチョコが入ってたの。 ライスが前のバレンタインに念のために一杯チョコを持ってきたのを真似したんだってはにかむ お姉さまはチョコを薔薇型に成形した苦労を全然感じさせないようにしてくれていて。 「さ、好きなの選んで?」ってお姉さまがいうから、ライスは少し考えて、黒い薔薇を手に取った。 「あ、それはちょっと苦いかもだよ?」ってお姉さまがいうけど、ライスはこれが一番最初にもらいたかったから。 お姉さまの言った通り黒い薔薇は結構苦かった。でも、お姉さまが作ってくれたと思うと、これをライスに見てもらうことを期待してたって考えると胸の奥が甘さで満たされて。 それで、ライスはケースをお姉さまに差し出して。 「今度は、お姉さまに選んでほしいな。」 お姉さまは少しびっくりして。でもすぐにいつものよりもとびきり優しい笑顔を浮かべて。 2つの薔薇を残して他の薔薇を全部つまみ上げた。 残った薔薇は、赤と白。 ライス、顔があっつくて思わず俯いちゃったの。 でも、その時に撫でてくれたお姉さまの手は、チョコが溶けちゃうんじゃないかってくらい暖かかったの。 その後、「さすがに青は難しかったから」って青い薔薇のペンダントをかけてくれたのは、嬉しかったけどバレンタインとしてはお腹いっぱいかな? 9本の薔薇「いつも一緒にいてください」 黒の薔薇「不滅の愛」 8本の薔薇「あなたの励ましに感謝します」 2本の薔薇「世界に二人だけ」 赤の薔薇「愛情」 白の薔薇「深い尊敬」 遅れたけどバレンタインお姉さま(お兄さま)! 諸説ある薔薇の解釈違いはお姉さまパワーでなんとかするんだよ! ≫112二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 52 22 へ...この手紙を見ているということは俺はもうこの世には居ないだろう、何故こんな手紙を託すのか俺が知る限りの情報をお前に話す、その後この事をどうするかはお前の自由だ 最近トレーナーがTSする事件が頻発しているのは知っていると思う、俺はURAからその事件の真相と原因の解明、無理そうならこれ以上犠牲者が出ないように対処するように言われて、ココ最近調査をしてたんだ。 そして先日この事件の原因は三女神像にある事を突き止めた俺は独断で女神像を破壊しようとしたんだ 無理だった...女神像を破壊しようとした時なにか特別な力によって俺は気を失ってしまった 気づいたときにはトレーナー室に寝てたんだ その時から体の至るところに呪の様な紋様が出てな、これが全身に回ったら死ぬとハッキリ自覚できたよ 呪いを解くために色々な神社やシラオキ様も頼ってみたが駄目だった この手紙を書いてる間も徐々に紋様が身体に回っていてあと顔だけなんだ 最後の姿をお前に見せたくないから俺は山でひっそりとくたばる じゃあな、俺のことは忘れて元気に暮らせよ って手紙があったのが3日前なんだがトレーナー、なにか心当たりはあるか? ははは、死ぬと思ったんだがまさか幼女にされるだけで許されるとはな、いやー、お恥ずかしい 的なトレーナーTS導入 ≫115二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 54 48 勝負服コスプレ喫茶に無理矢理マヤトレが連れてこられて「待て! 俺はまだ男だ!」と叫ぶも無言でデジタル勝負服コスプレボノトレを指され一瞬閉口、その後「いややっぱあれは例外だしそもそもサイズも合わないって!」と再び叫び出すも「ちゃんとマヤノが測ってきたぞ」「くそっ!最近やたらと抱き付いてきたのはそれか!」と態々コスプレ衣装が作られてることに加えてTS同僚達が男の時の距離感そのままに掴みかかってきたため「あ、これ下手に抵抗したら色々当たってぶっ殺される奴だ」と確信しすべてを諦めたマヤトレ概念 ≫116二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 55 28 ≫115 そして着せられたのがよりにもよってウェディングドレス(手作り)の方で「うっわぁ…」「きっつ…」「TSトレが着ててもヤバイのに…」「やっぱロリコン…」と次々に言われマジ泣きするマヤトレと写真を撮りまくるマヤノトップガン その後流石に冗談だからとマヤノ(ノーマル)勝負服コスプレもちゃんと用意されていたのでマヤトレの機嫌は直り楽しそうにトムクルーズごっこをしていたが、冷静に考えたらこれただのトップガンコスプレなのではなかろうかと疑問に思うタイトレ達であった なおマヤノトップガンはどっちの恰好もちゃんと写真を撮って友達とパパに送った模様 ≫118二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 23 57 13 ≫113、≫114、お前たちの言葉を信じる バレンタイン=チョコで降りてきた テイトレ・テイオー タイトレ・タイシンによる階段グリコ遊び概念晒すね 若干幼女モードで凄い楽しそうなテイトレ それに本気で応えるテイオー それを見て何故か燃えながら途中参加するタイトレ そしてタイトレに付き合わされるタイシン 何セット目かで 一番やる気のないタイシンがゴール手前で初めてトップに立つが、最後の最後に二番手のタイトレにチョキで負けてしまう タイシンの眼下から近づいてくるのは当然、下から全力で階段を駆け上がってくるタイトレの姿で… 「チ」(…え) 「ョ」(ちょ…ヤバ) 「コ」(揺れ) 「レ」(近ッ…⁉︎) 「イ」(……) 「ト」(......) 頂上からめっちゃ笑顔で下三人を見下ろすタイトレ 真顔でゆっくり膝から崩れるタイシン 下からは何が起こったか全く分からなかった為 「タイシンチョー悔しがってるじゃん」 「タイシンちゃん、どんま〜い」と 慰めの言葉をかけにくるテイオーとテイトレ 「そんなんじゃない…そんなんじゃないからぁ💢」 と急に立ち上がりキレるタイシン 文章構成力が皆無だからほぼ箇条書き概念しか捻出できないけどこういう日常風景もすごいみたいなって ≫131二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 00 05 35 子供の頃はよくやってたなぁ…って哀愁の念を抱きながらも今はこんな見た目だしよっしゃ楽しむか!って今日だけは童心に帰り公園で全力で遊ぶTSトレ概念? よっしゃドロケイやろうぜ!とかケイドロだろとか色々言い合ったり空き缶蹴りしたり夕暮れの公園を走り回ったりするんだ… 私性合けどなんか想像してるこっちが哀愁の念に駆られてちょっと目から涙出てくるなこれ… ≫142二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 00 19 53 ≫131 ウマ娘の身体能力を確かめようという名目で公園に集まり、童心に帰り缶蹴りでウマ娘パワーで全力で蹴り飛ばして「割とマジで危ないやつ!」「すまん!」とやったりかけっこの途中でいきなり「はいお前鬼な!」「ずるくねそれ!」とやったり鉄棒でフルスイング決めてやっぱウマ娘の身体能力ってやばいなと再認識したりブランコに危ない乗り方したり滑り台を滑ろうとして前から滑ってしまい胸がクッションになるTSトレ達 しかし夕暮れになりラジカセから七つの子が「か~ら~す~」と流れ出したことで魔法が解け、ゆっくりと夕暮れを見つめた後、こんな体にはなってしまったけど、頑張っていこうと決意を新たにして、子供から大人に戻るトレーナー達まで幻視した ≫147二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 00 28 08 バレンタイン ルドトレ 生徒会室で大量に贈られたバレンタインのプレゼントをルドルフと整理していた。かなりを数を終え、私は彼女からバレンタインのプレゼントを贈られた。 「君に魔法をかけよう」 そう言って彼女は手元のチョコレートを食べると私に思わず笑みがこぼれてしまう魔法をかけた。魔法の通り、このチョコレートを食べたら思わず笑みがこぼれてた。 「ありがとう、ルドルフ」 「良いんだ、このバレンタインの贈り物整理を手伝ってくれた。何より普段から君には世話になっているからね、そのお礼だ」 私の隣りで嬉しそうに彼女は微笑んだ。 「それなら、私も贈りたい物があるの」 「君からのバレンタインか、楽しみだ」 服のポケットから小さな箱を取り出し、手渡す。彼女は私をちらりと見たあと、小さな箱を受け取る。 「ありがとう、トレーナー君。今開けても構わないか?」 「もちろん」 彼女が丁寧に包装を取り、箱を開ける。箱の中のブレスレットを見て彼女は少し驚いた様子だ。 「これは、ブレスレットか…これ材質は」 「え、あの…材質は…私の、尾―――」 彼女に強く抱き締められた。 「―――の毛で……ルドルフ?」 「…放さない、君を絶対に手放すものか」 真剣で強い声色だ。私はそっと彼女を抱き締め返す。 「私はルドルフのものだよ、放れるなんてできるわけない」 彼女の肩に顎を乗せると首元のチョーカーが、私はこのヒトから放れることはないのだと思わせてくれる。 ≫153二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 00 33 12 わたしは普通のハルウララトレ♀。 これがカオスに目を背ける代償でしょうか。 慣れない講演会の連続に倒れてしまい入院した私。 ウララは勿論ですが、変わらない同僚も変わってしまった同僚もどんどん見舞いに来てくれるのは、素直に嬉しいです。姿形はさておき優しいところは変わっていないんだなと。 ただし、ゼンノロブロイさんのフリして揶揄いに来たロブトレさん。ゴスロリは興味の範囲外です……。 ≫157スレを遡って遡ってリクを探して21/09/25(土) 00 34 46 拝啓、残暑の皆様。未だに暑くない? 「あー、あっつい」 ウマ娘になっても別に暑さ耐性が出来るわけじゃなし、暑さはキツイものである だが生理現象というやつは勝手なもので 「腹減ったー」 動きたくないのに腹は減るもんだ。仕方ない、なんか作るとしよう エプロンを引っ張り出してつける。どうせ人も来ないだろうしズボンも脱いでしまえ 「さーてパスタでも適当に作るかな」 そういいながら戸棚を漁る。うん、確かここら辺にあったはず…… 「おし、あった!さーて作るぞー」 そういいながら横を見ると そこにはタイシンがいた。 「……いつからそこに?」 「忘れ物、取りに来た」 「鍵……」 「空いてた」 うん、すまんなタイシン。今の俺まるっきり痴女だよな。だから頼むからその凝視をやめてくれないかお願いだから 「やだーっタイシンのエッチー!!」 苦し紛れで行った一言でさらに空気が凍る 誰か助けてくれ。この沈黙は辛い。 そうしてこうして互いに動けずにいると、タイシンはいつの間にか壁に向き直っていた 「s-ッハーッ」 「あれタイシンどうした」 「セイッ!!」 ドゴッ!! 「ちょ、ちょっと待てタイシンどうした壁にいきなり頭突きして!!」 「アタシは大丈夫アタシは大丈夫アタシは大丈夫」 「タイシーン!!!???」 その後、タイシンに二度とあんな恰好をするなと口を酸っぱくして言われたのでした。チャンチャン。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part30【TSトレ】 ≫34二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 09 30 テイトレ御免な、でもよ、お前が悪いんだからな!そんな格好で昔みたいに接しやがって、こっちがどれだけ我慢してると思ってるんだ!あれだよな?誘ってるんだよな? 押し倒されるテイトレ、恐怖で抵抗出来ない 元同僚がテイトレの服をやぶき始める あられもない姿になるテイトレ... 元同僚がテイトレに手を出そうとしたその時扉が蹴破られテイオーと生徒会面々その他トレーナー達が駆けつけた テイトレは男性不信になり男を見るだけで怯えるようになる、そんなテイトレを慰めるよう毎晩肌を重ねるテイオー、次第に二人は依存しあい... ≫39二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 11 54 トレセンの昼休み。昼食、スポーツ、読書など、各々がしたいことをする時間。 「ふんふふ〜......おっ」 面白いことがないかと歩き回っていたゴールドシップは、見慣れた後ろ姿を見つけた。薄紫の髪のウマ娘、なぜか惹かれるウマ娘、メジロマックイーンだ。 「マックちゃーん一緒に火星で見つかったゴールデンレコードの解読...でも...」 しかし後ろから飛びかかって、ゴールドシップは違和感に気付く。髪がいつもよりふわっとしており、抱きついた先の胸も何だか厚い。そして、いつものように「またですの!?」のような反応をせず、むしろ腕を掴んできた。 「マックイーン!」 「はァッ!」 「何何!?」 どうすべきか迷ったその一瞬で全てが終わった。そこには麻袋がひとつ転がっていた。 「よっしゃ!成功!」 「ですわ!」 マックイーンとほとんど同じ声とマックイーンの声がはしゃいでいる。 「ちょっどういうことだよマックイーン!てかそのそっくりさん誰だよ!」 「あら、知らないんですの?わたくしのトレーナーですのよ」 「はぁ!?トレーナーって......あっ」 そこでようやくゴールドシップは理解した。マックイーンのトレーナーは巷で噂のウマ娘化騒動に巻き込まれ、そしてマックイーンそっくりのウマ娘になった。それをマックイーンと誤認し、そこを狙ったマックイーンに捕まったのだ。 ≫40二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 12 05 ≫39 「なんだよ〜そんな面白いことになってたのかよ〜なんでアタシにも教えてくれなかったんだよ〜」 「面白いでしょう教える前にこうした方が」 「復讐は何も生まないんだぞー、てかそろそろ出してくれよ」 「トレーナーさん、顔だけ出してあげましょう」 「わかった」 「顔だけかよ」 芋虫のような体勢になったゴールドシップは改めて2人を見る。確かにそこにはマックイーンと、 マックイーンに似たウマ娘が居た。違いといえば、 「......髪と体が少し違うな」 「デリカシーとかないんですの?」 「いや事実じゃん」 「まあまあ」 本当に似ている。仕草は全く、口調も全く違うが、根本的に何かが似ている。 だが、同じでは無い。マックイーンのトレーナーからは、何か別の、親しみのようなものをゴールドシップは感じた。 「どうしました?」 「いや、なんかおばあちゃんの安心感とは違うものを感じた」 「??どういうことですの??」 「てかほんとに頭だけしか出さないの?アタシこれからどうやって生きていけばいいんだよマックちゃんトレーナーちゃん」 「そうですわね、木とかにぶら下がってみては?」 「え?」 「中庭にでかい木あるよな」 「え?」 ゴールドシップは木に吊るされミノムシのようになった。 後日、マックイーンは倍返しされた。 ≫41二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 12 18 デジトレ怪文書上げるね アタシことアグネスデジタルは、買い物をする為にトレーナーさんと街に出掛けていた。 ウマ娘化したトレーナーさんは前より身長が縮んだが、まだアタシの方が小さい。 「しかし凄いよなウマ娘の身体って。男だった頃の何倍も力が出せるんだから」 そう言いながら自分の手足を見ているトレーナーさん。 ウマ娘に成り立ての頃は上手く力をコントロール出来ず、触った物を壊してしまったりと苦労していたが、アタシや他のウマ娘トレーナーさん達の援助もあってか、今は大分落ち着いて来た。 「まだ完全に慣れ訳じゃないが、これなら今まで以上にデジタルのサポートが出来そうだ。色々と助け貰った分も返したいしな」 柔らかな笑顔を浮かべるトレーナーさんにアタシは心の中でのたうち回っていた。 (ヤバい、笑顔ヤバい。死にそう) まず顔が良すぎるんです。 艶やかな青毛にエアシャカールさんを彷彿とさせるキリッと長い睫毛と三白眼。 そんな凛々しい顔立ちのトレーナーさんの笑顔の破壊力は凄まじい。 でも今はトレーナーさんを助ける為にも耐えるんだ。頑張れデジたん。 なんて事を考えてると後ろから来る気配に気付いたアタシは素早くトレーナーを自分の方へと抱き寄せる。 次の瞬間、一台の自転車がトレーナーさんの横をかなりのスピードで通り過ぎて行った。 「危ないぁ。ちゃんと車道走ってよ……」 既に遠くに居る自転車に文句を言うと急に抱き寄せられたトレーナーさんが目を白黒させていた。 「トレーナーさん、怪我は無いですか?」 「あ……うん。大丈夫だよ、ありがとう」 「ウマ娘がヒトより強いとは言え、当たり処が悪かったら直ぐ大怪我してまいますからね」 さっきみたいにならない様、トレーナーさんの手を引いて車道側から壁際に寄せながら歩き出す。 後ろを歩くトレーナーさんの頬に赤みが差している事をアタシは知らなかった。 ≫53二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 22 44 皆で事務作業してる日の会話的な。タイ・フク・テイ・グラ・ブラ・ボノ 「腹が減った!」 「…」 「お腹が空いたな!!」 「うるせぇ聞こえてないわけないだろ。急に大声出すから隣のテイトレ腰抜かしそうになってるわ」 「ほんとか!ごめんな!!」 「いや…大丈夫…うるさいから近寄るな…」 「どうしたんです?朝食でも食べ損ねたんですか」 「いや丼三杯食べてきた!」 「ウマ娘用のあの超でかいの?食いすぎだろ」 「俺五杯!」 「いや別にそこ張り合うとこじゃない…」 「代謝が良くなったからすぐにお腹空くんだ!」 「あー分かります。それに加えてご飯が美味しく感じるようになったんですよね」 「それにしてもだ。まだ10時越えたとこだろ」 「生理欲求には勝てん…誰かお菓子とか持ってないか!」 「全部食べた」 「俺はお店寄るのも一苦労なんだぞ…ない」 「保管してたのお前とブラトレが昨日全部食ったろ」 「この大福に手を出したら斬ります」 「マジか…うう…」 「お疲れ様ー…どうしたの?」 「あっボノトレ!お菓子!お菓子くれ!!」 「おうおう嬢ちゃんちょっとジャンプしてみろよぉ」 「えっ…ええっ!?」 「止めろ輩の台詞に対して見た目が釣り合ってないんだよ」 「俺にもなんかくれ。憐れんでくれー」 「痛い目を見たくなければ大人しくする事です」 「お前らもかよ!!あーツッコミきれんスズトレかカフェトレか誰でもいいから常識人組誰か早く来てくれ…!」 ≫54二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 23 05 プッチンプリンを皿に落とすだけで 無意識にタイトレを頭に浮かべてしまうくらい 性癖破壊が進んだタイシン概念ください 出来れば本人は無意識だから その現状に気付いていない概念ならなお私性合です タイシン「なんで今アタシボーッとしてたんだろ…食べよ食べよ」 ≫57二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 24 36 ≫54 肉まんのあるレジの前で数秒脳停止するタイシン チケゾーとファミレスに行った時にパフェに乗っていたゼリーを見て脳停止するタイシン ≫63二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 01 33 24 ≫57 「何ータイシン食べたいの?」 「…」 「タイシン?おーい」 「…‼︎」 「ゴメン、またボーッとしてた…」 「最近ボーッとし過ぎじゃ無い、大丈夫? トレーナーの事で疲れてたりしない?」 「大丈夫だって。ほら、食べ終わったならさっさと行くよ」 「あちょ…⁉︎待ってよタイシンーーー」 ≫78二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 02 03 44 出張帰りマヤトレ トレーナーズ概念 パラレル設定ガバガバ マヤトレ「皆の者喜べ!帰ってきたぞ」 タイトレ「マヤトレじゃん、おかえり、今回は何処まで?噂ではマヤパパに拉致られてアラスカまでとか聞いたけど」 マ「誰が流したんだよその噂、今回はレースの下見でフランスとドバイ、あと上海だよ」 タ「で?土産は?」 マ「安心しろちゃんとお前らと担当ちゃんの分買ってあるから」 ボノトレ「惚れたわ、抱いて」 マ「声に心がこもって無いし女装野郎を抱く趣味はねぇ」 テ「んで土産って?」 マ「まずは担当の娘達に、現地の石鹸と香水、ナッツにコーヒー、小籠包と肉饅、お菓子、この辺は適当に担当が好きそうなの各々持っていってくれ」 タ「タイシンには肉饅持っていってやるか」 ボ「んじゃうちはお菓子の詰め合わせを」 テ「テイオーには香水かな?大人っぽいのに憧れる年だろうし」 マ「ルドトレは地下で監禁されてるから後で持っていくとして、お前らへの土産だが」 ボ「待ってました!」 マ「まずはシュールストレミングだろ、サルミアッキにカース・マルツゥ、バロット、それから現地のテナントだ」 テ「.....」 ボ「いいじゃん、俺は酒に合いそうなチーズ貰っていくぞ」 タ「俺はこの缶詰にしようかな」 マヤ「テイトレは?」 テ「俺は...サルミアッキにするわ」 マ「了解、んじゃ残りはフクトレ行きだな」 テ「...」 後日マヤトレはボノトレとタイトレにボコボコにされてタイトレと部屋を交換した テイトレは興味本位でサルミアッキを舐めて足を折った ≫141二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 06 50 33 「トレーナーさん、本で読んだのですが、こういうものもいいそうですよ」 「なるほど、なら早速やりましょう、お姉ちゃん」 二人で手を合わせてハートの形を作って 「「私たちの愛情で美味しくなーれ」」 二人で一緒におまじないをかける。 それは大好評であったが、同時にロブロイもそんな担当を見て、うずうずしだす。 今は同じ目線であるトレーナーさんに小さな声で 「……あの、トレーナーさん、今度、二人きりの時にもやってくれませんか?」 「ふふ、良いですよ、学園祭が終わった後に一緒にやりましょうね」 そんな約束を取り付けた学園祭の一場面 part31~40はこちら ページトップ
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「…二人揃って小さくなったのか。そしてお嬢様言葉が外れなくなったと。」 「ええ…そうなんですわ」 「しかも服も隣に置かれていたこれしかありません…」 少し面倒そうな雰囲気を見せるファイトレ(女)の目の前に立つ、ロリお嬢様になったドベトレとウオシスの二人。 …ドベトレは白をベースにした服にマックに近い喋り方、ウオシスは黒基調の服にダイヤみたいな話し方になっていた。 「はぁ…全く、ここはいつも理解の範疇を飛び越えてくるな。ああ二人のせいじゃない、だからそんな顔をしないでくれ…」 「ファイトレ(女)が困っているような姿でしたので…」 「迷惑でしたか…?」 「それは別にいいんだ。…私がこうなるのは御免被るって話さ。私はお嬢様より今みたいに仕えているほうが性に合うからな。」 首を振り、僅かに下がった瞼と視線を抑えながら話すファイトレ(女)に、二人は近寄るとポンポンと叩く。 …両腕で二人を抱き締めると、少ししてから離していつも通りの顔をする。調子はすっかり戻ってきたらしい。 「…さて、こうしてはいられないだろう。何か必要な事があるんじゃないか?」 「その…服を用意する必要があるのですわ」 「でも、あんまりこの姿では出歩けません…外出したくても、慣れない体でこの滑る路面を歩くのは…」 …季節外れの雪、足元を絶妙にぬかるませ、しかも二人は慣れない服装に体である。下手に歩けばどうなるかは自明の理だった。 「ふむ…なら私がついて行こう。私の手を握っていればこけることはないはずだ。それにあの手の人よけにもなる。」 「…ファイトレ(女)さんはそれでよろしくて?」 「構わん、どうせ誰かに頼むだろう?だったら適任が引き受けるべきというだけだ。…これが私の仕事だからな。」 「ありがとうございます…!」 ───その後、お嬢様を二人連れた背の高い女の姿が暫く話題になったとか。凄くほのぼのとしていたらしい。 短文失礼しました お嬢様ネタよりドベトレとウオシスになってもらい、ファイトレ(女)が一時的に付き人になる構図です。実際付き人ではある。 …何?ファイトレ(女)のロリお嬢様姿だって?残念だけど、間違いなくトラウマ直撃するので大変面倒なことになります。 ≫31二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 00 18 20 『天の獣たち』 誰しも、運命というものがある。 誰がどこで何をする、誰が誰と出会う、そして誰によって何をされる。それぞれの判断によってその幾重もの運命が重なり、世界に事実となって現れる。 運命があるから現象が起きるのか、現象が運命を生み出すのか。それは誰にもわからない。 否、ただ一握りの種族はそれを読むことができる。 天狐、それが彼らの宿命ならば。 「……お前はそいつについていかないほうがいいな」 「それは、どうしてでしょうか?」 街より遠く神秘の森、暗き帷の向こう側、橙色の毛並みを持つ九尾の天狐が鋭い目を客である人間へと向ける。ここは迷い人に運命の一端を伝える、占術師である九尾天狐の社。 手元の水晶玉へと手をかざし、その奥に映り込む神秘を引き出して占いを行う。それがこの天狐の占いの儀式。最も、別の方式を使えないのかと言われれば否であるが。 今回の客は、同業者の冒険者から新天地での稼ぎに誘われたのだが、果たしてそれについて行っていいのか?という不安を感じたがために、この占術師のもとへ足を運んだようだ。 「水晶玉は未来を映す……とはよく言うが、厳密には定まった何かを映し出すわけではない。これを言語化したところで、俺以外には早々わからんだろうから簡潔に言葉にしただけだ。若しもついて行ってお前の不利益になっても俺は知らん、とだけは言っておく」 「……わかりました。重々考えてから行動に移すことにします」 「……だが折角来た客が野垂れ死にを起こされても敵わんからな……序でだ、これを持って行っておけ」 そう言うと、天狐は坐する占い舞台の後ろのほうから、ちまっとした人形のようなものを客へと渡した。 「これを持っていれば、何かあったときに反応するだろう。最後にモノを言うのはお前の判断だ」 客が手に取れば、その人形はほんのりとした温かみをその手に伝える。客は大事そうにその御守りを懐へとしまうと、代金と共に礼を返しその場を後にした。 ふぅ、と溜息をつく天狐。今日は何の定めか、客が多かった故にそれなりに力を使ってきたので疲労がたまってきていた。 「……フクはまだ帰ってこねえのか」 そう呟き、占い道具を大切に仕舞い込む。九つの尻尾がふわりと揺らめき、全身に纏い続けていた純粋な魔力のようなものを霧散させ、ようやく仕事は仕舞いとなった。 32二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 00 18 30 天狐は運命を読むことができる、というのは正しくもあり、間違いでもある。 多くの存在は運命を持ち合わせているが、天にほど近い種族になればなるほど、その運命はより希薄に、より不明瞭なものへとなっていき、そういった存在の運命は彼らをもってしても読むことはできなくなる。それらは天使、仙人、天狗、天狐…… 「うぉーい、天数師はいるかぁー」 そして、天狼である。 「なんだ白天狼、今日はもう店仕舞いだぞ」 白天狼と呼ばれたものが、大きな風呂敷を背負いながら社の入り口に現れた。 「まあまあ、美味い酒が仕事ヅテで手に入ったもんだからお裾分けと……」 「ハイッ!ただいま戻りました御師匠様!」 「……迷子の送還?」 白天狼は苦笑いしながら、自身の後ろにぴょこぴょことついてきていたまだ未熟な天狐を親指にて指す。 「おいこらフク、また寄り道しただろ」 「ち、違います!買出しに行った後すぐに戻ろうとしたらなんか変な光がぽわーんって飛んで行ってたから気になってちょっと追いかけてみたんですよぁだだだだだだだ顔はやめてください顔は!」 九尾天狐が幼天狐の顔面をがっちりとその手でホールドし、圧を掛けていく。そこそこ痛そうな音が、ギリギリと鳴り響く。 「いやー君らホント仲いいわな」 「……まあそこを否定する気にはならんが」 「おっと、もしかして照れてあだだだだだ」 「で、結局酒を届けに来ただけなのか?白天狼」 アイアンクローを続けながらも九尾天狐は白天狼へと質問を返す。それににやにやとした表情をしながら、白天狼はまた風呂敷の中から何やら札のようなものを取り出した。 「まぁそれも半分、あとはこれかな」 「……勝負札か、久しいな」 「このあたりだとうちの黒天狼以外じゃお前とあと山の天狗、あとあのハーフのダンピールくらいしかまともな勝負にならんからなぁ。酒でも飲みながら遊ぼうぜって話だよ」 天狼もそれなりに運命を読むことはできるが、当然天狐の運命を読むには至らないし、力も天狐の足元にも及ばない。だが、天狐も天狼たち天に近しき種族の運命を読むことはできない。 故に、勝負事は何方にも読めぬ面白いものとなる。 33二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 00 18 41 「今日こそ圧倒的大勝で白黒つけてやろう、白天狼」 「抜かせぇ、勝負は最後まで分からんもんだぜ」 何方も譲らぬ拮抗勝負、勝ち負けを繰り返して同じくらいの勝敗数を維持し続けている二人。 バチバチと対抗意識を発露させる二人の天の種族、そしてその間でぽけーっとする幼天狐。 「あのー、私何かやることあります?」 「……迷って疲れただろ、今日はゆっくり休んでろ。明日にみっちり修行をつけてやる」 ふん、という表情をしながらも、尻尾と耳が揺れ動く。 「ありがとうございます御師匠様!」 その反応に気づいてか知らずか、幼天狐は笑顔で自分の部屋へと戻っていった。 「やっぱ甘いよなー」 「その舌引っこ抜いてやろうか」 「冗談冗談! さて、仕合おうじゃあねえか」 そうして始まる札勝負は、天も知らない運命の糸で織りなされた勝負となる。 今宵の勝利がどちらの手にわたるかは、御天道様も知りはすまい。 「勝負中関係ない話なんだけど、そういえば何でアイツの運命は読めねえんだ?」 「あいつというとダンピールのか。……わからん、たまに人間でも読めないやつはいるからな」 「そういうもんかぁ」 そういうもんである。うまぴょいうまぴょい。 ≫38二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 05 53 55 方向性を決めるのは、サキュバス二人を偉大な先輩に会わせてからでも遅くない、ということでとりあえず連れ帰ってきた後。 ネイトレもウオシスも、メイド服を着て家事をやってる魔性のそれを見て困惑と畏怖の二つを抱いてたっぽいけど、まずは事情を話す。 「かくかくしかじか、と、言うわけでこの子らに合ったやり方を考えたいんだけど……」 「成程、なら別に愛され系でもいけると思うよ?」 「……マジ?」 飲み込みが早いのか、或いはサキュバスとしての才覚か、即座に答えを出してくるあたりやはりこいつを一回とっちめておいて正解だったようだ。 ……放置しておいた場合の被害がどうなってたかは考えたくないが。 「本当だよ?少なくとも、新天地の開拓は"アリ"だと思うし……何より、男の人の視線が怖いってなるなら、別に服を着たっていいとも思う」 「……それ、サキュバスなの?」 「精を吸えなくて弱いままよりはいいと思う。ただ服を着るのも、普通の女の子に化けるのもあまり変わらない、でしょ?」 「まーそれはそうだけどねぇ」 クレバーというか、柔軟というか。サキュバスという上位の魔物のくせしてその気になればプライドを捨てられるあたり……と思ったが、私との戦いではプライド据え置きだったなこいつ。さては相手を選んでるのか? 「まあ、それはそれとして……早速軽くレクチャーしていくね!」 「おお、仕事が早い」 と、いうことで早速つよつよサキュバスによるよわよわサキュバスへのレクチャーが始まるらしいので後ろで見ることにする。 「と、いうことで二人とも。飢えたくないかー!」 「……え、あ、はい」 「お、おー」 なんか始まったし、何より二人ともガチガチだ。まあそりゃあ大先輩の教えを直接……なんてなったら当然か。 39二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 05 54 58 「よーし、飢えたくないのはわかったよ!ということで今回は簡単に、褒め方を覚えてみよー!」 「……褒め方、ですか?」 「愛され系と何の因果が……」 「んー、単純に愛されるなら愛嬌がいるでしょ?まあそこはサキュバスだから見た目はクリアしてるでしょ?なら、二人に不足してるのは対人経験値だから、そこを重点的に鍛えて愛され系サキュバスになってもらおうかなー、って」 「「おおー」」 めんどくさがって廃城を拠点にしてた割に、真面目に物事考えてるらしい。いやまあ、噂が流布されてたりと案外理屈屋なのかもしれない。感覚派っぽい言動なだけで。 「だからまずは男女両方に使える褒め方から!それを覚えたら男の人……といきたいけど、さすがに練習用を捕まえてくるのは……ねぇ……」 「じゃあ、どうすれば……」 「とまあ、ちゃんとそこは考えてありますとも!とりあえず女の子だけ狙おう!街中に忍び込み、女の子に愛されて女の子の精を貪る、時々相手できそうな男性も挑戦、それでいいかなー、って」 「「男性……」」 「……あー、ごめんね。大丈夫、好きにすればいいから……」 一瞬戸惑うと即軌道修正するのもなかなか手早いのか、あるいは飢えたる仲間への手伝いという題目に忠実なのか…… そうして、基本的な誉め殺しの手段と依存へ向かわせる手段、更にはそんなことしなくても誘ったり等色々と教え……ってか、そんな色々知ってたのか、こいつ。 なにも考えてないようで無数に考えてる、まさしく厄介で魔性だろう。 「……と、いうことでこれで授業はおしまい!といっても、多分言葉だけじゃ身に付かないから……ねぇ?」 そう魔ルドトレが言うと、鍛えられたサキュバスの『チャーム』が飛ぶ。 まあ、見切ってしまったけど。 40二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 05 55 45 「……今、何飛ばした?」 「……うっ、魅了の目……」 「……何してんの?」 「いやぁ、その、実践相手が欲しいなー、って」 「……ふーん」 そう言うと、相手の虚を突いて縛り上げる。こいつ、色々吸って物理も魔法もまあまあこなれているが、明らかに一瞬の隙があったりなかったりする。 突けるのは剣豪か何かだろうけど。 そうして、縛り上げられた教官を見てきょとんとする二人にこう告げる。 「と、いうことで。尊敬する魔ルドトレさんが実験台になってくれるらしいよ」 「……えっ?」 「あっ、ふぁい!」 「ま、待っ、むぐう!?」 「はいはい、実験台は静かにするの」 「んー!んー!」 「そ、それじゃあ……『大先輩は綺麗な鹿毛の髪をしてますよね。流星とも相まって、なんか……』」 「あっ、『大先輩のボディラインは芸術的でっ!』」 こうして、褒め言葉を必死で考える二人をさんざん見せられた魔ルドトレは、しばらく大人しくなっていたけど……まあ、自分のせいじゃないよね。 耐性を持ってたはずなのに受けちゃったあっちが悪い。 ……さて、そろそろ次の仕事に行きますか──── ≫86二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 19 04 47 「…どこ、だろうか?」 …パチパチと隣から焚き火の音がする。木々の隙間から見上げた星空は相変わらず、周りに気配は…一つだけ。 (確か俺はここで…大量のモンスターに数で押されてやられたと思ったはず、一体誰があの量をさばいてここに…?) 「…起きたか」 「!?…誰ですか」 覗き込んでくるフードを被った誰か。声色も体つきも平坦かつ中性的で、何を考えているか分からない“彼?”。 「…私か、そうだな…一介の旅人だよ。やられる寸前の君を見掛けてね、回収して軽く手当させてもらった。」 「…助けてくださり、ありがとうございます。でも、只者ではないですよね。」 「それは…こちらのセリフだとも。その武具を扱えるレベルにまで達した君が、あの程度の精彩の欠いた動きである訳が無い。」 …この武具、腕のある者でなければ使わない代物で、であるならばあの程度倒すか、せめて離脱くらい出来るはずなのだ。 (仕方ない、あんまりするべきではないけど原因を明かすか。) 「…実は、とある遺跡で拾ったこのペンダントのせいで、こんな女性の体になってしまって…しかも外せないし…」 「…」 「どうしましたか?」 「彼女の…いや、古い知り合いのものだ…君が見つけたのか、恐らくここから東の遺跡でだろう?」 やけに食いついてくる彼?、ファイトレ(男)はその彼の事も知りたいと思いここぞとばかりに問いかける。 「あの、どうしてこのペンダントにこだわるんです?」 「…」 「古い知り合い…きっと貴方は只人じゃないんですよね。」 「はぁ…そうだな、私が聞くだけでは等価交換ではないか。私の秘密…見てもらった方が早いだろう。」 彼?は被っていたフード付きのコートを外す。整った顔立ちに、自己主張する胸。そして黒色の対の翼。 「私は堕天使ってやつなんだ。だから本来白い天使の翼はこうして真っ黒で、天使特有の能力も使えん。」 87二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 19 05 14 「なんで堕天使に?」 「…嫌気が差したんだ。カミサマは人を本気で救おうとしない。世界には不幸なんて当然のように転がっているのに。」 『…貴方は世界の全てが見えているはず、なのに何故何百年と動かない。貴方が動けばより救うことが出来るというのに!』 「私は人形ではなく自由意志がある天使で、だから天から地上に降りてきた。その時にこの翼は黒くなったんだ。」 …黒い翼はそれでも手触りは良さそうに見える。パサパサと軽く動かし目を閉じた彼女はそっと自嘲するように 「そうして降りてきたが、私にはただ力しかなかった。誰かを治してやることも、諍いを解決するためのものもない」わ 「…それでも何か出来るだろうと思って、私は世界を旅しているんだよ。宛もなく…ずっと彷徨っているんだ。」 「貴方のいう彼女って?」 「彼女は…私の正体を知ってなお優しくしてくれた人でね。かつて存在した国の王女様だったんだ。…今の君にそっくりな。」 懐かしむようなその瞳は、あまり変わらない表情の代わりとばかりに彼女の心情を表しているように見える。 「私ではその呪いをどうにかすることはできない。そもそもそれは呪いってものでもないのかもしれない。…すまない」 「いや、いいんだよ。それで、このあとはどうするつもりなんだ?」 「…明日の朝にはお別れだ。君が何処へ行くんじゃないつもりかは知らないが、私の事は別に心配しなくても…」 「なら、俺は貴方についていく」 ピタリと彼女の動きが止まる。驚いてるような視線でファイトレ(男)を見つめると、そのまま問うた。 「お前…正気なのか?私みたいなひとでなしの旅に付き合うだと?そんな義理も必要もないのにわざわざ…」 「一人じゃ出来ることも少ないし、何より寂しいだろ。…俺は、全て承知の上でついていくつもりだよ。」 「…全くもって度し難い。けれど…お前の好きにしたらいいさ。…良かったのか、これで。」 「勿論。それと…同じ旅の仲間だからな、自己紹介しよう。俺はファイトレ(男)、よろしく頼む。」 差し出された手を彼女はそっと握り、少しだけ口元を緩めるとこう語った。 「私はファイトレ(女)だ。…よろしく」 「これで成立だな。…早速だけど、明日はどこへ向かうんだ…」 …その後、各地で長身の女性と気品ある少女らしきペアが目撃されるようになったとか。 ≫166二次元好きの匿名さん22/05/30(月) 18 09 56 今年もミューズが微笑む季節がやってきた。 この時期になると、トレセン学園の裏方達もにわかに忙しくなる。 何せビューティー安心沢の主催するオーディションはイベント性に富んだものとなり、そこに参加するウマ娘の安全と楽しみの為に、数多くの発注が飛び交うのだ。 そしてイクトレもまた、オペトレから臨時で請けた発注――金属部品の量産――を黙々と、自宅の工房でこなしていた。 「……よちよち」 生産ノルマを達成し、イクトレは満足気に頷く。 ミリ単位のズレも許されない鍛造を、イクトレは苦もなく熟していた。 今年のミューズは「知性」が求められるとのことで、合格者のものとなる一対以外はすべて記念品、あるいはゴミとなってしまうが、それもまた一興とイクトレは頷く。 「ちせぇ、ちせぇか」 知性、それは謎を解き明かす閃きだけを指す言葉ではない。 時に人を慮り、時に人を助くのもまた、知性のあらわれたる所作に他ならないとイクトレは信じていた。 そして……それを今回参加する担当ウマ娘、イクノディクタスは持っている。それを確信している。 「がんばぇ、いくの」 果たしてどの部品がイクノディクタスの手に渡るのか。それが彼女を勝利へ導くのか。それはわからない。 だが、どれかひとつでもその勝利の鍵となるならば……ミクロン単位の誤差さえも、イクトレには許しがたい罪のように思えた。 今宵も、工房は鳴り止まない。 うまぴょいうまぴょい ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part767【TSトレ】 ≫30二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 16 28 23 「なあ…ファイトレ(男)」 「ん?どうしたファイトレ(女)」 ふと立ち止まった彼女に、彼は振り向くと不思議そうな顔をする。相変わらずの殿下そっくりな顔。 「…良かったのか、子供達相手とはいえ素顔を見せて、しかも自分のことをもう一人のファインだと言い切ったのは。」 「ああ、いいよ。それくらいなら安い話さ、それにファインがいいって言ってくれたからね。」 …それは、つい先程ミューズのメンバーでボランティアとして小児病棟へと訪れた時の話で、ある少女の問いかけが理由だった。 『…あの、後ろのファイトレ(男)おねえちゃんは顔を見せてくれないの?』 『…ファインさん、どうしますか。』 『心配してくれてありがとうカレンちゃん。…トレーナー、見せてあげられる?大丈夫、私は構わないから』 『うん、分かった。』 後ろを向くと変装を手早く外し、最後にお揃いの耳飾りを右耳につけてくるりと振り向く。その姿の少女は驚いた表情で 『ファインおねえちゃんとそっくり…?!』 『そうなんだよ。私は…もう一人のファインなんだよ、二人でファインお姉ちゃんなの。…そうだよねファイン』 『うん!私と同じ、妖精の国から来てるんだよ!』 ───そういう訳で、少なくとも彼等にはバラした訳だが。ファイトレ(女)はどこか考えているような瞳の色をしていた。 「ファイトレ(女)、何か考え事でも?」 「ああ…いや、大した事ではないよ。それより、妖精の国から来たといってたようなものだが君は日本人だろう?」 「…?」 「はぁ…アイルランド国籍でもないのにそうだと言えば、暗に自分はあちらの人間になりますと言っているようなものだぞ。」 ようやく言いたい事が把握出来たのか、微妙な顔をするファイトレ(男)。 「ええ…?流石にそれはな……いやあるかも…」 「ははっ、まあ頑張るんだな。何、仮に妖精の国に引き込まれたら生活くらいは助けてやろう…もう一人のティターニア。」 短文失礼しました ウェディングドレス殿下育成の勝負服イベより、ここのファイトレ'sがついていったらこうなってんだろうなぁと。 殿下が二人いると覚えちゃった少女は今後皆に二人いるんだよ!って言ってそうである。影武者みたいなもんといえばそうだが。 ≫34二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 17 40 01 「んー☆」 「やっぱりこの体だと高いところは届きませんわね……そうだマヤトレ様少ししゃがんでくださるかしら?」 「いいけど何をするんだ?」 「マーベラスな考えがまだわからないよわよわなマヤトレは一番下になってもらうよー★よいしょー☆」 「うわっ」 「あら、マベトレさんも参加する気でしたの。まあいいですわマヤトレ様少し失礼しますわね」 「ロレトレのセット完了ー☆ 後はマヤトレが立ち上がるだけだよーはやくー★ペシペシ」 「いいけどロレトレ高いところとか大丈夫か」 「なにをおっしゃってますのこれくらい平気ですわ」 「じゃあいくぞー」 「肩車サクラマーベラストップガン★☆★」 「合体は男の子のロマンですわね」 「まぁ私とロレトレは身も心もウマ娘の女の子なんだけどねー★」 「わたくしはまだ殿方のつもりですわー!」 「ほらガキンチョ共上で喧嘩しないでさっさと掃除を終わらせるぞ」 「「マヤトレのくせになまいきー★(ですわ)」」 以上昨日お出しできなかった大掃除アホSSです ≫44二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 19 27 07 ●the end…?● 「トレーナー、起きてる?」 朝食のサンドイッチを作り終えたオベイが部屋の扉をノックする。 現在時刻は土曜日、朝の7時。いつもなら中から声が聞こえてきて、開けると成長痛に悩まされる彼の声が聞こえてくるのだが、今日は一向にその気配がない。 「入るよ?」 資料の山を崩すという先日にような失態を回避すべく、そっと扉を開ける。お陰で今回はそれを回避できた。 そして、彼女は息を飲んだ。 部屋の真ん中に、1人のウマ娘が立って、ステップを踏んでいた。まるでジャパンCの時のオベイのように。 身長は180センチほど。体つきは華奢というより古木のような、どっしり構えつつも落ち着いた存在に感じる。 髪はカーテンから注ぐ朝日を透かして、麦畑のように金色に靡いており、毛先の青が抜ける空のようだ。 美しいデコルテかちらりと覗く豊満な谷間に、きゅっと引き締まった筋肉質なウエスト。ヒップも太ももも同じく脂肪の少ない、きゅっと筋肉の詰まった下半身だ。 「Who……?」 「Good morning Obey.」 オベイに気付くと、そのウマ娘は改めて伸びをして彼女に向き直る。 「おはよう、オベイ。びっくりした?」 「ええ……生まれて初めてレースを知った時以来。本当にトレーナー?」 「もちろんよ。それよりまずは朝食にしましょ。胃袋が縮まりすぎて無くなりそう」 キッチンまで久しぶりに2人で歩いて、2人で準備をして、食事をとる。 その間、オベイはどこか落ち着かない様子だ。 「ベイ、どうかしたの?」 45二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 19 27 59 食事を終え、ソファに座るオベトレは彼女に語りかける。 すると彼女は隣に来て、目を正面から見る。 「あなたは、本当にトレーナー?」 「どうしたの、急に」 「私のトレーナーはそんなんじゃなかった。そんな喋り方じゃなかったし、声も違う。仕草も目も、全部違う」 顔を不安に染めて、捲し立てるように言う。ガラリと変わってしまった彼を、確かめるように。 「ねえ、答えてよ。あなたは、誰なの?」 「………ごめんね。私は、ちゃんと私。オベイユアマスターのトレーナーよ。何があっても、それだけは変わらないわ」 「本当…?」 「ええ。ウマ娘になっても、姿が変わっても、私は私。ほら、おいで?」 そう言って手を伸ばすオベトレ。それに体を預け、腕を互いに回す。 「ね。ここは何も変わらないでしょ?」 「……怖かった。いつかトレーナーがどこか、手の届かない場所に行ってしまうかもって。私の仮面みたいな、全くの別物になっちゃうんじゃないかって」 「大丈夫。ベイの仮面は、ベイと地続きだから。今の私もそう」 その声は、自分の半身を確かめるようで。 「私の怪我の分を勝手に背負って、それでヒトじゃなくなって」 「それはごめん。私がきちんと説明すべきだったわ。でもそうしたらベイに、心配かけちゃうんじゃないかって」 その声は、自分の相棒を叱責するようで。 「毎日、変わっていくトレーナーを見て、すごく怖かった。毎朝起きたら、横から消えてるんじゃないかと思った」 「ベイを残して消えるなんてできないわ。だって私は、あなたの相棒なんだから」 その声は、自分を安堵させるかのようで。 「ずっと……怖かった……」 その声は、まるで縋り付くようで。 46二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 19 28 34 「…私も、すごく怖かったわ。でも、あなたが居てくれたから大丈夫だった。あなたは私にとっての星だったのよ。どんな暗闇でも変わらない、私にとっての光」 ぽん、と最後に背中をさすると、その涙まみれのオベイの顔を拭く。 目に星のない、本当の彼女。 「ありがとう、オベイ。そんなに大切にしてくれるあなたが居て、私はとても幸せ者よ。だからこそ、あなたを1人になんてさせないわ。女神様に誓って」 「…その三女神様、本当に信用できる?」 「こっちの、じゃなくて向こうの方よ」 2人で見つめあって、また少し笑い合う。 「さ、服を新調しにいかなきゃ。師匠にも伝えなきゃだし、色んな人にも言わなきゃ」 「…そう、ね。大丈夫。これからもずっと、隣に居てね」 「もちろん。何があってもあなたの隣を離れないわ」 ほら、目を閉じて、とオベイの瞼の上に手を当てる。その手をずらすと、ベイの目の中には星が一つ、輝いていた。 「あなたの目には星が一つ。私の目には、オベイの星と、私の星がある。何を見るのもあなたがい居るし、私の半分はあなたよ。ね!」 「そうね。………さ、行きましょ!やる事は沢山あるわ!」 涙を拭ったオベイは、トレーナーに手のひらを差し出す。 その手の内を掴むと立ち上がり、彼女をもう一度強く抱きしめる。 そこの暖かさは、やっぱり全く変わっていなかった。あの頃と同じ、懐かしい暖かさ。 47二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 19 28 54 ●おまけ 「トレーナーって北の方のウマ娘の因子が半分入ってるんだよね?」 「そうね。まだ体を使った事はないけど、力とかすごく強くなってると思うわ。あ、洗剤取って」 「でも私を抱く力は強かったけどそんなに苦しくはなかったよ?」 「力加減はきちんとしていたし、何より私はあなたが大好きだから。強くなっちゃうのは仕方ないのよ」 「そう…me tooよ」 「ふふっ、やっぱりオベイは可愛いわね。あ、そうだ、今度「ダストレくん人形」とやらを投げてみようと思うの。202さんが前投げてたわ」 「いいね!それと、にんじん多めに買うよ?」 「ええ。ギムレットさんにあげないとね」 「そういえば師匠、驚いた顔してたね」 「師匠といえど、まさか信じて送り出した教え子がこんなウマ娘になるなんて思わないでしょう?」 「それもそうだね。こっちに来たら挟んでみる?」 「あの大きいソリにのせてあげましょ。私が走って師匠は…」 「まるでジェットコースターね」 おしまい ≫68二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 20 29 27 「何をカタログジロジロと見てるんだダストレ」 「おわぁ!? ブラトレびっくりさせないでくれよ!」 「……ダストレ君人形ってあのあれか」 「うん、アレ……なんかいつの間にか商品化されてた……」 「いい……のかぁ……?」 「い、一応まあ……? 別に俺そのものって感じのデザインじゃないし、これ見る限りいくらでも変更できるから別人に仕立て上げられるでしょ」 「まあんーそうだろうが……」 「それに売れると版権料じゃないけど……ちょっと貰えるから」 「……ちょろい……おいダストレ」 「うぇ?」 「……理想の自分とか言って1体買ってないだろうな」 「そそそそーんなことあるわけないだろ!?」 ≫71二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 20 45 10 「そういやオペトレさん、身長は盛れないんですねコレ……」 「ああ、あくまで等身大なのと、各パーツを換装・組み立てることを前提に生産してるからね。身長を伸ばすのはオーダーメイド案件だよ」 「そっかぁ……」 「……ところでダストレ君。この事業、けっこうご盛況なので見積もり依頼が多くてね。数値をいじって値段とイメージを自動で作るネットカタログを作ろうと思うんだが」 「とりあえずオプション全盛り数値全盛りでモデルが破綻しないような感じが大前提で、ポーズ変更とスクショ機能あると嬉しいです」 「君に聞いて正解だったよ」 ≫90二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 21 49 47 「オペトレさん、オペトレさん、私も等身大のダストレ人形を発注しても宜しいでしょうか~」 「ああ、大丈夫だよグラトレさん。どの様なオプションを着けるか言ってくれれば細かい所まで弄れるよ」 「いえいえ~、そのままで良いですよ~」 「え? ……あ~、君の担当そっくりにも出来るけど良いのかい?」 「ええ、大丈夫ですよ~……もし私以外に、グラスそっくりの人形を欲している輩が居れば教えてくださいね? オペトレさん?」 「あ、ああ……君との仲だ守秘義務は無視するよ……」 「ありがとうございます~、それとオプションの方ですが一点だけお願いが有りました~」 「ああ良いとも、それで何を着けるんだい?」 「とっても頑丈に出来ますでしょうか~」 「頑丈にかい?」 「ええ~、やはり甲冑を着せるならばそれなりに頑丈さが要りますからね~」 「……甲冑? 甲冑をダストレ人形にかい?」 「ええ、ええ、普通に置くのも味気無いですので~、身長も近いダストレ人形にでも着せようかと~」 「ふふっ……なるほど、マネキンの様な需要も有るのか」 「それで、作れますでしょうか~」 「素体は規格が決まっているから補強していくしかないね……最悪鉄の棒を挿すけど良いかい?」 「ええ~、宜しくお願いしますね~」 「期待に添える様頑張らせて貰うよ」 その後、ダストレ人形に甲冑を着せて色々なポーズを取らせて楽しんでいるグラトレが居たとか何とか ≫96笑顔の練習22/05/31(火) 22 07 21 顔の表情が変わらない、というのは中々な奇異に映るものだ。 『アンタ表情変わらないわねぇ…話し方もそんなだしいい相手見つかるか心配だわぁ…』 母親にウマ娘になったとビデオ通話で連絡した娘への反応がこれである。いつもの母と変わらない対応だ。まあ中を使われるよりはいいけれど。 「えぇー…もうちょっと悲しんだりしてもいいんじゃないのー?」 『悲しんでも元に戻るわけじゃないでしょ。元気そうだし十分。さっさと慣れなさい』 抗議しようにも出力される言葉は妙に気が抜けた口調なので多分勝てない。悲しみ。 「むー…私だって笑顔くらいできるよー」 『じゃあ今度見せてみなさいな。』 「えー…」 そんな訳で私は今、洗面所の前にいる。 母に言われたのもあるけど、パーマーと笑えるようになりたいし。 鏡の前に立ち、とりあえず笑顔の練習から。 「にこー」 怒り顔。 「むかー」 悲しむ顔。 「ぴえーん」 いろんな表情をしてみたが、鏡の中のウマ娘の顔は変わらなかった。難しいなあ。 時間がある時にトレーニングするかあ… 97笑顔の練習22/05/31(火) 22 07 56 ある日、トレーナー室に入った私の目に飛び込んだのは、鏡を見つめるトレーナーだった。 「うぇーい!おはようトレーナー!何してるの?」 「うぇーい、おはよー。これはねー…」 「笑顔の練習?」 「そー。やっぱり全く表情変わらないのはまずいかなーってねー」 全く変わらないかなあ?段々耳とか尻尾とかわかってきたけど… 「あ、じゃあさじゃあさ、私やズッ友に見せてみてくれないかな?私だけだとみんな判断できるか怪しいしさ!」 「いいよー。二人で表情が変わってるか見てみてー」 という事でズッ友のヘリオスとトレーナーさんの練習に付き合う事にした。 「ウェェェイ!!パマちんのトレちん笑顔の練習してるんだってな!成果ウチらに見せてみ☆」 「わかったよー。はい笑顔ー」 そう言ってトレーナーは色んな表情を試していく。でも、表情は変わらない。 「うーん…いつものトレーナーの顔かなあ…でもまだ練習始めたばっかりだし、これから良くなっていくっしょ!」 「それな!ウチもいつでも付き合うし♪」 「ありがとー2人共ー。頑張るよー」 「あれ?トレーナーちょっと笑った?」 「えー?そーかなー?」 「いやぁ、ウチはわかんなかったし☆ 流石パマちんだな!」 あれ?確かに微笑んだんだけどな… その後は全然成功しなかったけど…確かに確かに覚えてる。 練習上手くいったら私以外にもあの顔を見せるのかな…なんか、イヤだな…なーんて… いやいや!トレーナーがしたい事だし!こんな考えパリピじゃないっしょ!やめやめ! ≫103二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 22 20 43 「……あ、オペトレさん!ちょっと、気になることがあって……」 「どうしたんだい?ルドトレさん」 ある日、休憩を取っていた私を見上げる形で、魔性とも呼ばれる彼女が話しかけてくる。私は、それに簡素に返して返答を待った。 そうして語られた用件は、至極単純なものであった。 「ダストレ君人形って、流星をつけたりとかは……」 「流星自体はオプションの一つに入っている。だが……君や、皇帝陛下の流星を再現するのであればパーツは別途見積りとなるね」 「ふむふむ……じゃあ、胴体部分は予めネットカタログで触って、頭の部分だけオペトレさんのところに指定したものを頼めばいいんですね?」 「ああ。……換装前提で頭部パーツを二種類用立てるのもどうだろうか?流石に、首のない人形というものはなかなか見ていて堪えるものがあるだろうから」 「……確かに!」 成程、確かに翁の言った通り彼女は抜けたところがある。しかし、それが彼女の強みでブレーキでもある、とは誰の弁だったか。 「成程、納得してくれたようだ。では、交換用パーツとしての頭部と取り替えに際する説明書を用意しておこう」 「はーい、後は~」 そうして、重なっていく彼女の要望の果てに辿り着いたのは…… 「……完全に私の人形だね、これ」 「……途中からこちらも薄々気がついていたとはいえ、完全な特注品だ。出来れば大事にしてくれると……」 そう語る、二人の目の前にあるのは無自覚天然傾国魔性人形(1 1、胸の触り心地から髪質、匂いに流星も完全再現、まさしく魔性の雰囲気)であった…… 「……あの、オペトレさん」 「……どうしたんだい?」 「……なんか。ごめんなさい……」 「いや、気にすることはない。ただ……これは少し一般販売するには厳しいな……」 こうして、無自覚天然傾国魔性人形(とてもえっち)は人知れずルドトレが借りた貸倉庫に葬られることになるのであった。 ≫109二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 22 34 24 「あー、オペトレさん」 「おや、誰かと思えばフジトレ君か、どうしたんだい?」 「ダストレ君人形発注させてくれませんか?」 「……?」 「どうしました?珍しく鳩が豆鉄砲食らったような顔してますが」 「いや、旧知の仲としては意外というか予想外というかなんというか……」 「あー、その僕が欲しいわけじゃないんですよ」 「?というと?」 「カムちゃんがCM見て気に入っちゃったらしくて……」 「……」 「さらに凄い顔になってますが」 「フジトレ君」 「はい」 「君のところのムカデは一体全体何者だい?」 「そんなことを言われましても……」 なお後日、フジトレの部屋に届いたダストレ人形はカムちゃんをはじめ、フジトレの飼っている蝶やカブトムシやらにまとわりつかれることになるのであった ≫111二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 22 44 30 「オペトレさん。私も等身大ダストレさん人形を注文しても良いですか?」 「おや、タキトレさんも注文するのかい?」 「ええ、少しばかり考えがありまして。たしか色々とオプションを付けれると聞いたのですが」 「体の各部の大きさからスリーサイズ、顔だちや髪の色まで好きに決めれるよ。ただし、身長は変えられないからそこは留意しておいてくれ」 「そうですか…ではできる限り特定の誰かに似せないようにして2体ほどお願いします」 「それは構わないけど…何も2体も頼む必要はあるのかい?タキオンさんの実験に使うからその予備も含めてという感じかな?」 「? ああ! すいません、これは授業やトレーナーさんの実習に使う用の人形です。救急処置や移動をさせる実習なら体重含めて再現できるこちらの方が良いと思いましたので。勘違いさせてしまったようで申し訳ありません」 「なるほど……では、領収書は秋山理事長宛てでも良いかい?」 「ええ、すでに許可は取ってあります。そうだ、オペトレさん」 「ん?どうしたんだいタキトレさん」 「ついでにこの人形を使ってサボりに来た学生を追い返そうと思っているのですが、これ領収書で落とせますかね?」 「……ちゃんと管理して実習に使っていれば問題ないんじゃないかな」 数週間後、届けられた人形は保健室の空きベッドに時々安置されて仮病でサボろうとした生徒を追い返す口実に使用されたそうな ≫112二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 22 46 30 「うぉっ……」 「おや?どうしましたトレーナーさん?」 「いや部屋に入っていきなり目に飛び込んできたのが数珠とお守りにまみれた人形だったら呻き声の一つも出したくなるわ」 「失礼な!!ありがたーいラッキーアイテムの権化ですよ!?この場は今このお方に守られているといっても過言ではありません!!」 「雰囲気はこれ以上なく乱してるんだよな……ところでフク」 「ほぇ?」 「つまりこれはお前が頼んだものということで間違いないんだな?」 「……ピョペペ、これはですね違いますまず話を聞いてくださいいだだだだだおがじいでず間近にラッキーアイテムがあるのにぎぎぎぎ」 「……人形とはいえ間近でガン見されてるとやりづらさはあるな」ギリリリリ 「その割には普段と遜色ががががあががが」 ≫114【にんぎょう/ひとがた】22/05/31(火) 22 55 41 「……あんたダストレ人形って聞こえる度に目付き悪くするのやめなさいよ」 「うるっ、んん!仕方ないじゃないですか、分かってても反応してしまうのですよ」 「似ても似つかない容姿してるんだから大丈夫じゃない?」 「言葉が問題なのですよ、私を欲しがるような人は絶対にいないと断言できますが単語で聞くと驚いてしまうのです」 「そう言うものかしら?」 「ぱかぷちが発売されている貴女とは気の持ちようが違うのですよ、そういう貴女は買わないんですか?ダストレさん人形」 「どうしようかしらね?アタシは本人がいるけどそれはそれとして欲しい気持ちも……」 「ハイハイ、ごちそうさまでした喉が渇いたので飲み物買ってきますっ」 「あ、ちょっと!アタシの分もー!………聞こえたかしら?」 ≫115ダスー・トッレーと秘密の倉庫22/05/31(火) 22 59 45 「ウワーッ!!! シンプルにホラー!!!」 「ウワーッ!!! シンプルにホラー!!!」 「ウワーッ!!! シンプルにホラー!!!」 「ウワーッ!!! シンプルにドスケベ!!!」 (メンテナンスの為に集まった大量のダストレくん人形達) 「みんな注文の用途にクセがある!!!」 「トレーナーの皆から、こんなに注文されるとは……愛されてるねぇ」 「歪んだ愛を感じる!!!」 「ちなみに気になる価格設定ですが」 「かんたんプラ製が2万から、マネキンタイプが5万から、シリコンタイプが20万からとなっているね」 「シリコンタイプでも充分安い方ですけど、オプションがパーツごとに+2千ってすげえ良心的じゃないですか?」 「町工場をより良く動かす為の投資事業だからね。赤字分はあぶみ本舗で請け負って、町工場には技術力を高めてもらうのが狙いなんだ。そうして高めた技術力を、スポーツ医学に還元してもらうまでが狙いだよ」 「へぇ〜……ダストレくん人形で世界がより良くなるんですね……」 「……まあ君みたいに高級志向の人形を買うユーザーも増えつつあるので、実はだいぶ黒字なのだが」 「ダストレくん人形で世界がよりスケベになってるぅ……」 ご愛顧ありがとうございます。どっとはらい ≫123二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 23 18 53 「オペトレせんぱーい!ダストレ人形三丁お願いしゃす!!」 「フウトレ君か、承ったよ。三体となるとオプション付きかな?」 「はい!ほら、全員違う方が戦わせた時映えそうじゃないですか。」 「……」 「……ってのはまあ冗談で、ホントのとこは家具作りの指標にしたいなーと。想定してる使用者と同じサイズの人形があればいささかやりやすくなるので。」 「なるほど、確かにそれはそうだ。ということはオプションは体型で差分をつける感じでいいかい?」 「正にそんなイメージでした。あ、でも顔は全部同じというかそのまんまで。そっちの方がダストレの反応おもろそうだし。」 「悪戯心漏れ出てるよ。」 ≫143二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 01 29 59 『スゴイオトモダチ』 「おーマヤトレ……おい如何した、そんな顔面真っ青にして」 「あぁブラトレ……うん……」 「何時ものイケメンオーラすら吹っ飛んでる……聞いてやるから何があったか言ってみろ」 「いやほら……ちょっと前にゴルシがマヤノ誘ってウマスタとウマチューブに動画上げてただろ? あの有名な洋楽の」 「あー、ハーイウェーイトゥーザーデンジャゾーンってやつだろ? 意外とよくできてたじゃないかあれ」 「いやそれはいいんだよ、出来栄え自体はよかったんだよ……そこじゃないんだよ……」 「うーむ、それによって何が起きた……?」 「……マヤノのお父さんいるじゃん」 「おう」 「あれってお父さんが出た映画の主題歌だろ?」 「おう。……おう、まさか」 「……主題歌の歌手が……マヤノにメッセージ送ってきた……」 「おぉ……凄いけど胃痛がヤバいな……」 「ファンタスティックだってさ……ぜひとも一緒に歌いたいんだってさ……ハハッ、俺の胃の中も今はファンタスティックなデュエット中なんだろうな……」 「今日の夜は奢るから気を強く持て……別に取って食われたりはしねえんだからさ……」 「いっそ怒られたほうがまだマシだったかもしれないよなぁー……でもメッセに付け加えられてた個人メール見るにめっちゃくちゃいい人なんだよなぁー……」 「何にせよまぁ……悪いことにはならんだろうからさ……」 この後マヤトレは直接のビデオ通話で甚く気に入られてしまい、胃薬の量が増えたという噂があるが定かではない。 ≫171二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 15 15 12 チュンチュン 「ん……ふわぁ…」 …鳴き声とともに目が覚める。暖かな日差しがカーテンの隙間から差し込む中で、テイトレは目をこすりながら起き上がる。 未だに残る眠気と格闘しつつ、昨日ははて何をしていたかと思い出そうとしながら横に目を向けた途端、思考が停止した。 「…え」 「…」 …そこには隣で眠るキタトレの姿が。纏めている髪を下ろし、トレードマークのモノクルも外した寝顔はとても綺麗で… (違うそうじゃない!は…えっ?待ってなんでキタトレが俺の横で…というかここ俺の部屋じゃない…?!) あたふたと慌てるテイトレ。昨日何したのかを思い出せない事が余計に混乱の拍車をかけていた。 …ふと動かした手が、その柔らかな双丘に当たる。薄いとはいえ服越しでも分かる弾力で、感触にテイトレは若干顔を紅く染め… 「…あら、起きてたかしら。」 「!」 起きてきたキタトレと目が合う。相変わらずの優しげな、しかし妖しさのある笑みでテイトレに声をかけた。 「キタトレ…」 「ん?…その調子だと昨日の夜の事は覚えてないのね。まあ無理もないかしら…」 まさかやっちまったのか。…そう考えていてもたってもいられなくなるテイトレを両手で抑えたキタトレは… 「貴方、昨日は飲み会の二次会で潰れて寝る羽目になったのよ?しかも運んだ私を離してくれなかったのよね」 「…あ。」 「私の家で二次会をして、テイトレの家まで連れ帰ろうかと思ったのだけど、あんまり動かすと良くなさそうだったのよ」 「そうだったのか…」 危惧したことはなく、一息ついたテイトレ。とはいえ同じ部屋、隣で寝たことには変わりなく 「…」 「ふふっ、私は別にいいのよ、だから気にしないでちょうだい。それより、軽めの朝食を用意してあげるわ…」 そっぽを向いたテイトレと気にしなくていいと笑うキタトレ。昨夜のアルコール大量摂取に対処するため用意した朝食…味噌汁やら卵焼きやらだったりときっちりしたそれを美味しそうに食べるテイトレに、キタトレは嬉しそうに笑いながら思った。 (まあ、忘れてるならそれでもいいわ。…最後に残った貴方は、一人じゃとても寂しそうだったもの。) 短文失礼しました 朝チュンとのことなので、テイトレにキタトレの家でしてもらいました。バレたら色々噂になりそう。 一人じゃ寂しいから、たまには隣に人がいる状態で寝るのもいいですね。言わないのはキタトレの優しさ ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part768【TSトレ】 ≫59二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 22 37 44 元祖? 「……ねえボノトレ、ちっトレ入れば?」 「急にぶっ飛んだ提案してくるじゃんフウトレ。割といつものことだけど。」 「いやーふと思ったのよ……ボノトレの身長と見た目なら別に混じっても違和感なくない?と……」 「違和感はなくても問題はあるんだよ?最近ビーチとかにも行ってるんだからサトトレ達。」 「え、でもボノトレ水着もおんn」 「アケボノの料理のおすそ分けしばらく止めようかな……」 「すみませんそれだけは許してください!」 「だけど正直な話、始祖なり元祖なりくらいは名乗ってもよくない?わたし達。」 「言わんとすることは分かるけど人数が足りないよ人数が。」 「うーんやっぱり?」 「部活さえ怪しい人数じゃ流石にね。」 「そうかあ……その場の閃きにしてはいいアイデアだと思ったんだけどなあ。」 「いや、そこまで……」 「……あれ?思ったよりガチめにひいてないかしら!?なんで!?」 「なんでも何も……いいフウトレ、冷静に考えて?」 「うん。」 「ウマ娘化でなったあっちと違って、成長しなかっただけのボク達がちっトレ名乗ってもただ虚しいだけだよ?」 「…………なかった事にするわね、この話。」 ≫81二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 05 45 54 ある朝、目が覚めると隣に魔ルドトレが、下着で寝ていた。というか、こっちも下着だ。 まさかと思い、何があったか思い出そうと記憶の海に飛び込む、が…… 「……ダメ。頭ガンガンする……ハイペースで飲みすぎたかな……これじゃ、シチーに怒られるかも……」 そう呟いても、隣の彼女は寝息を立て、こちらに無警戒な顔を向けている。 そんな彼女の艶やかだが、今は癖のついた毛を優しく手ですく。 「相変わらず、手入れはちゃんとしてるよね」 そう呟くと、彼女の瞳はゆっくり開いた。 「……おはよう、かな?シチトレちゃん」 「魔ルドトレ、一応、昨日何があったか覚えてたら教えてくれるかな」 「……普通に飲んで、普通に危ういから、ってホテルに入って……」 「……それで?」 「二人とも酔ってたのかわかんないけど、服のシワの話になって。それで脱いで……そのまま寝ちゃったのかなぁ……」 申し訳なさそうに揺れる彼女の尻尾と、倒れる彼女の耳。 82二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 05 46 21 私は、魔ルドトレの頭をそっと撫でる。 「……ん、ゆぅ……」 「あんまり気にしないの。限界近くまで飲みすぎちゃった私も悪いんだから……あっ」 彼女の頭を撫でると、あることを考えてしまう。 それを確認し出すと、魔ルドトレもそれを行い、同じような反応を返す。 「……あっ?……あっ!」 「「ルドルフ/シチーからの連絡が……!」」 そう、担当からの鬼電。 ホテルの中、下着姿の美女二人。さて、どう言い訳したものかと、私達は二日酔いの重い頭を悩ませるのだった──── ≫92二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 08 24 39 『言葉足らずのコーディネイト』 「おい」 「んえ? 何用なんだブライアン?」 「あんたは、スーツだ。……タキシードでも構わん」 「……? ん? ま、まあそれがいいってんならそうするけど……何の話?」 「……以上だ」 「おーい? おーいブライアーン? 行っちまったよ、何の話だったんだ……?」 「……ってなことがあったんだけどさ、ドベ助にドーベル、なんか知らない?」 「それ俺に聞く?」 「まあぶっちゃけドベ助には期待してないよね……ドーベルならなんか知ってるんじゃねって思ったけど」 「ひ、ひでぇ!」 「う、うーん? よくわからないんですけど……ブライアンさんがブラトレさんにスーツの方を着て欲しい、というのは確かなんですよね?」 「ん、多分そういうニュアンスだったと思う」 「……いや、まさかね……いえ、ちょっとわからないです、ごめんなさい」 「んーそっかー。まあドーベルがわからないなら仕方ないわな……そのパフェは奢りでいいから二人でゆっくり食べてくれ」 「おーお疲れー。……で、ドーベル。なんか気がついてたのか?」 「いや、多分私の勘違いだと思うから気にしないで」 「一応聞かせてくれよ」 「……うーん、ほら、今の時期ってさ、ジューンブライドじゃない?」 「あーそういう広告結構あったなあ……え? まさか」 「いや、多分違うと思うから……もしそうだったらブライアン先輩って意外と……?」 結局真相は、誰にもわからなかった。うまぴょいうまぴょい。 ≫97二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 13 57 36 「伸びませんね…」 「まあ、そうだよね」 トテトテと小さな歩幅で歩く少女達、サトトレとブルトレは先程測った何も変わらない身長に声を漏らした。 「この身長だと車もまともに動かせないし、他にも制約が多くて大変なんだよね。…レースで走る分にはいいけどさ。」 「サトトレさんの能力で体躯が大きかったら、脚部不安が出来そうですしね。…大きくても頑丈なら大丈夫でしょうけど」 …178cmの身長とここでも随一のBサイズを誇る重量級ステイヤー、そのくせして頑丈な彼の事を思い出しつつサトトレは (まあ、あれも担当譲りの特徴なんだろうなぁ。あれでも男性の頃からあまり小さくなってない分楽に見えるし) 「そういえばサトトレさん、牛乳って飲んでますか?」 「ん、僕は…飲むけど頻度は高くないかな。どうせ飲んだ所で伸びないし、何なら僕、縦にも横にも大きくならない…」 太りもしないし伸びもしない。新陳代謝が高すぎるのも一苦労とサトトレは思っていた。…最も、だから体が頑丈なのだが。 「…車、私は仮に大きくなっても運転出来ないのが…」 「ああ…その体質はね…機械は基本駄目って呪いもいいとこだよね、特に現代社会じゃ。」 「ゲームとかも触れないので、配信でも実況に回らざるを得ないのは少し…最近やってるレーシングゲームとか気になるのですが…」 「ニュルブルクリンク?あれの北コースは確かにやりがいがあるよね。ゲームで走らせてるだけでも中々大変だし…」 一瞬、何か見られてるような嫌な予感して振り向くサトトレ。しかし、誰もおらず気の所為だと前を向いた。 「…集中力いるのはそうなんですが、サトトレさんはその…感度が高すぎるのでは?前に触った時は大分振り回されたんですけど…」 「ほら、高い方が急旋回出来るからね。そうじゃない?…まあでもいつか、実際に行ってみたいよニュル。」 ──その後、ダイヤからちっトレグループでのドイツ行き旅行券を貰う羽目になるとは、予想だにしなかった二人だった。 短文失礼しました ちっトレで体とレースの話。現実と同様に体が大きいと脚に負荷がかかるからステイヤーに大きな人はあまりいないとかありそう。 サトトレは手が器用な分コントローラーの感度はめっちゃ高くする人種です。ブルトレと二人でニュル耐久を実際に走ってほしい。 ≫112二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19 02 16 「✖」 「驚愕ッ! まさか断られるとは!」 『🦾:⭕ 🏭:⭕ ⛑:✖』 「疑問ッ! これは以前依頼した芝整備マシーンより小型のはず。技術力も設備もあるのに、何故小型車両の方が安全性に不安があるのか!?」 『👁❔+🚗=🤕』 「盲点ッ! 確かに見えづらく素早い乗り物は、ウマ娘との衝突事故に繋がりやすい!」 『⭕』 「理解ッ! イクトレ殿が速度が出ない乗用ラジコンカーに乗るのも、偏に安全の為なのだな!」 「……提案っ。なら、爆音を鳴らして注意喚起しては」 『✖』 ※イクトレはウマ娘の安全性を一番大事に考えます。なくそう、交通事故!※ ≫114二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19 10 04 「おい」 「はい?」 「肉がこんなに届いた。焼くぞ」 「はい(ブラトレに連絡)」 「おい、なんで連絡するんだ」 「はい(電話を渡す)」 「ブライアン野菜もちゃんと食えよ!!」 「…もちろんだ。おい」 「はい…(野菜を出す)」 「おい!!」 「はい…?(か弱い目付き)」 「騙されんぞ。……玉ねぎ1切れ位は食ってやる」 「はい!(玉ねぎをデカく切る)」 「おい」 「はい!(反対の声は聞かない)」 ≫128二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 20 07 01 『自分の5分の1がここにあると思うと感慨深いね』 「トレーナーさんは15kgしかありませんからね」 『世のお母さんが聞いたら羨みそうなパワーをイクノから感じる』 「ウマ娘ですから」クイッ 「それでこのお肉は、どうしましょうか。他のトレーナーさん達にも行き渡っているようですが」 『食べきれたもんじゃないね。冷蔵庫にも入らないからすぐ食べるのは無謀だ』 「トレーナーさん……」 『ところで昔、燻製にハマっててね。ちょうど工房に林檎のウッドチップと燻製機があるんだが』 「トレーナーさん!」 ≫153二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 21 32 17 「無茶だろう……」 「無茶だねえ……」 「どうしようかスイトレ。君でも食べ切れないだろ?」 「二人揃ってドクターストップかかりそうだねえオペトレ……」 「……あっ、そうだぁ。ドトトレちゃんとかぁ、ベガトレちゃんとかぁ、トプトレちゃんとかぁ……みんな呼んで……」 「おそらくそれぞれに届いた肉が、合わせて15kgだね」 「ひぃん……」 「……あー、そうだな。行きつけの店に渡して、調理してもらおうか。余った分は引き取ってもらって」 「そうしよぉ! わたしこの量は焼けないからねぇ! みんなと担当のウマ娘ちゃん呼んで、プロのコックさんに料理してもらっちゃおうねぇ!」 「……そういえば先生は勿論、ウラトレも呼ぶことになりそうだが」 「ひぃん!!!」 ≫155二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 21 36 25 フジトレ「健康にはなったけどそこまで健啖家にはなってないんだよね……」 フジトレ「最初は料理して皆にふるまおうと思ったけど皆貰ってるし」 フジトレ「フジもそこまで大食いのタイプじゃあないからなあ……」 フジトレ「あ、そうだ」 お肉は無事ハムとチャーシューになりましたとさ ≫159二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 21 55 41 「なあ、後輩」 「どうしたんすかセンパイ」 「今日ほど自分の所のチームが大人数になったのを後悔した日は無いわ」 「流石にこれは…何キロあるんすか?初めて見たっすよこういうの」 「額面通りだと12キロだってよ…どうする?」 「学園の厨房用の冷凍庫借りれないか聞いてくるっす。流石に理事長も無策ではないと思いたいっす」 「俺はイクトレさんあたりに何かないか聞いてくるわ。これが、人数増えて最近楽をしていたツケか」 「地獄への道が善意で舗装されているのを始めてみたっすね…」 この後イクトレのところで燻製パーティーしたり、皆で料理をしてみたりした結果なんだかんだ完食は出来たのだが…──ウオトレたちは『太り気味』になってしまった… ≫160二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 22 02 50 『この世は焼肉定食』 「入ってるやつは雑多だな……鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、おまけに猪肉と熊肉まで入ってら」 「まだ前4つはわかるんですけど後者2つは割とゲテモノの部類なんじゃないんですか?」 「まあちゃんと料理方法はあるから。……あるけどしばらくは冷凍保存かなー」 「え、今すぐ食べないとダメなんじゃないですか?」 「まあうん、下処理を多少しておけば冷凍保存自体は可能だからな。それにリボンカロル……」 「……今日から昼は毎日バーベキューでいいか?」 「胃もたれするので勘弁してください!」 「よろしい」 「まあチームで食えばあっという間だろうがな」 「おーブライアン、ブラサブはどうした?」 「他のメンバーを呼んでいる。まあ問題ないだろう」 「……あれ、これトレーナー一人につき3Kg程度送られてるんですよね」 「あぁそうだけど?」 「……多人数トレーナーさんのところって大変なことになってるのでは?」 「……俺らの分食い終わったら多少は手伝ってやりに行くか……」 「私は肉を食えればそれでいい」 「野菜も食べなさいよブライアン」 ≫166二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 22 21 15 グラ(卒)「合計6Kg…1人辺り2Kgって所か」 グラ(独)「いずれは食べ切れるでしょうが~」 グラス 「食べ切る迄の保管場所が無いですね……」 グラ(卒)「どうにかして早く食べ切らないといけないなぁ……」 グラ(独)「……それなら~、皆を集めて焼肉をするのは如何でしょうか~」 グラス 「皆……ですか?」 グラ(卒)「あ〜、黄金世代全員とそのトレーナー達か」 グラ(独)「ええ、ええ、皆で食べればきっと食べ切れるでしょう~」 グラス 「そうですね、それでは皆に連絡を取りましょうか」 グラ(独)「お願いしますね~」 グラ(卒)(皆で食べればという名目でスペトレペアに回す気かな?) グラ(独)(ええ、スペシャルウィークさんに大半を食べて貰いましょうか~) グラス 「連絡取れましたよ、参加するとの事です」 グラ(卒)「ありがとうグラス」 グラ(独)「それでは焼肉親睦会といきましょうかね~」 その後、食べ切れない肉は沢山食べたい人に食べて貰おう計画……もとい焼肉親睦会は執り行われ。 無事に大半の肉をスペトレペアに食べて貰い消費する事が出来たとさ。 うまぴょいうまぴょい ≫173二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 22 42 38 まともトリオwithタイキトレと肉の山 「いや各々に3kgは多い……多くない……?」 「俺たちがウマ娘であることを加味しても多すぎんだろ……」 「でも実際届いてるからね〜……丁寧に3kgずつ分けられた状態で。」 「太っ腹よねー。感謝感謝。」 「……で、どうする。全員もらってる以上他巻き込んで数でなんとかすることはできねえが。」 「うーん……食堂に一部あげるのは?」 「それはみんな考えると思うし、食堂にもすでに3kg来てるから効果薄いと思うよ?」 「一人一人の量もそうだけど合計もヤバくない……?」 「ふっふっふ……我に秘策あり。」 「BBQか?」 「いぇーあ。よくわかったねフクトレさん。」 「タイキいるから誰でも分かるんじゃないかなぁ……」 「まーアレよ、みんなでガヤガヤやってればいつの間にか解決ってスンポーよ。タイキも喜ぶし。」 「いやそれにしたってキツくない?この4人だけでも12キロあるからね?」 「けどスズトレさんや、BBQなら野菜もたくさん食べれますぞ?」 「ごめん三人とも、野菜買ってくるから準備任せた。」 「いってらー。」 「いってらーじゃないよ!?」 「やめろこれ以上食べる量を増やすな!!」 ≫181二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 23 03 11 🍖BBQ🍖 「シャト〜そっちの肉取って!」 「Hey pass!」 「Nice control!」 「オベトレさんや、燻製の方はどうかね」 「いい感じよ。あと桜のチップが切れそうかしら」 突如としてトレーナーに1人3キロほど送られてきた肉。肉。酒池肉林ならぬ肉池肉林。 悪くなるのも怖いので知り合いを誘ってBBQパーティーしようとタイキコンビに誘われたオベイコンビも乗っかり、最初はスズカコンビにフクトレコンビetc……と気がついたら結構デカめなパーティーになった。 「や〜、結構いるね。それより酒が飲めないのが悔やまれる」 「あら、お酒ダメなの?」 「昔は永遠を誓った友だったけどね…古傷をほじくり返すのはやめよう」 「おーおーやってるやってる。俺たちも参加いいか?」 「あら、親父さん。…って、とっても送られてきましたね」 「お陰でトレーナー室の机が一時使えなかったぞ。誰がこんなのを…」 「少しですがお手伝いさせていただきます!」 「あら、ウオシスちゃんだったかしら。それは助かるわ。これで髪纏めたら野菜の方手伝ってくれるかしら?」 「了解です!」 「親父さん、モンエナ取ってくるっす」 「monsterならそこでキンキンに冷えてるわ」 「本当っすか?ありがとうございますっす」 ウオトレたちの持ってきた荷物を確認する。猪肉や熊肉も入っていた。 猪はいいとして熊は流石に手に負えない。 「ベイ、これ食堂のおばちゃんに一旦預けてもらえるかしら?いざという時のために許可は貰ってるわ」 「I copy!」 「Thank you so much.今度マーヴェリック見に行きましょうね」 182二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 23 03 32 オベイがはそれを運んでいくのを確認して肉が焼けたことを伝える。真っ先にブライアンとブラサブが飛んできた。 「とにかく肉肉しいのをくれ。野菜はいらん」 「はい(野菜を乗せてくれのジェスチャー)」 「おい…今野菜を乗せろと伝えなかったか?」 「はい?(明後日を向く)」 「ふふっ、仲睦まじいわね。他のメンバーの子たちは?」 「フン…向こうで仲良く食事中だ。全く…肉を食うのはスポーツだと言うのに…」 「……はぃ……(野菜をこっそり乗せる)」 「じゃあ、私はいくぞ…だから野菜を乗せるな。ウマ娘強度が下がる」 「はい…(ボンドを取り出す)」 そうこうするうちに燻製も出来上がり、それを並べながら塩胡椒を強めに効かせた鳥モモ肉を網に乗せる。野菜の網もウオシスが拵えてくれたものを乗せ、テキパキと焼いていく。 「やっとんなあ!ウチらも参加ええか?」 「お、タマモちゃん。もちろんだけど無理はしちゃダメよ?これで体を壊したら申し訳がないわ」 「んなヤワな体しとらん。トレーナーが持ってきてくれとる分使ってくれてええで」 「ありがとう。あのちっちゃい子たちの分は?」 「しっかり分けたで」 183二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 23 04 03 「…‥ねえ、タマモちゃん。なんで黒タマさんは運搬用のトレーラーのなってるのかしら?」 「まあそう言うこともある…あるわけないやろ!ウチが逆に知りたいわ!」 「俺が、俺自身が、黒タマcarだ!!」 「た、たま、も、もってき、たよ?」 「あんがとな。大丈夫か?」 「な、な、と、か」 「ふぃ〜…ちょっと疲れたぜ」 「突っ込んだら負けやからな。ウチは突っ込まんからな」 その後、向こうから引きずられてくるタバコや不タキを連れてケツ上や養タキ、その他数多くのトレーナーやウマ娘の参加でBBQは大いに盛り上がったそう。 つづかない 最後書く元気と行数がありませんでした。腹を切ります!書く体力をもっと付けたい… いいですよねお肉。サンチュに巻いてもっしゃもっしゃしたい。 明日の晩御飯は味噌漬けホルモン焼肉にします。 …書いておなかすいたよ。カップ麺、おめえの出番だ! ≫189二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 23 12 10 「……スカイ、3kgのお肉って食べ切れる?」 「やだなぁ、これはトレーナーさん達に配られたものじゃん。セイちゃんこんなに食べきれませんって」 「そうだよなー…」 「気が重そうだねー、実は苦手なの?」 「……逆、大好き。ちょっと食べたら自制が苦しい位には」 「あのー、思ったよりキツそうです?」 「……うん。七輪使っての炭焼き大好き、普段控えてる分食欲もあって結構堪えてる」ハァア 「おおぅ、いっその事食べちゃえば?」 「やめてくれ。部屋の冷蔵庫小さいし、多分途中で止まれないし下手したら生の食べかねない」 「そんなに?うーん、困りましたね。……いっその事爺ちゃんにも少し分ける?」 「……有り、なのか?お肉いっぱい食べれる人?」 「いっぱいってほどじゃないですけど食べてましたよー、メールするね」 ──数刻後 「あ、メール帰ってきてますよ。どれどれ……ぅえっ!?」 「え、どうした?」 「い、いやー……取り敢えず家族分に少し引き取ってくれるって」 「家族分って渡して冷凍してもらえば1kg、500g位渡せる?……少し減ったな」 「にゃははー……でもね、お礼に採れた野菜送ってくれるって」 「えっ」 「ウマ娘化の噂も聞いてるからたくさん送ってくれるって、にゃははー、はは~……」 「……えぇ、と。どの位来る?」 「この写真と、もうちょっと?」 野菜ドサァ 「ンェッ、アッ?……増えたぁああああああ!!?」 でBBQオチを貰えたので野菜追加オチ 食べきれないけど出来るだけ食べ物無駄にはしたくないのでセイトレはほんとに頭抱えたと思います 実は炭焼の肉と魚が好きな七輪持ちだけど自制出来なくなるので我慢です、我慢 頑張れスペチャン&スペトレ、君等が希望だ ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part769【TSトレ】 ≫9二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 23 25 40 「しかし…変わったなオベトレ。ここでも中々少ないレベルのガタイじゃないか、いい体つきをしている。」 「ありがとうファイトレ(女)、あなたもその細い体型にしては力のあるほうね。相当鍛えているの?」 「ああ、私の仕事には身体能力が不可欠だからな。ここに来てから一日たりとも手を抜いたことはないさ。」 「ふぅむ…中々追い込むわねあなた。」 二人で並び、トレセン学園内を歩くファイトレ(女)とオベトレ。170cmと185cmという体躯は、見た人のサイズ感を狂わせる。 分かりやすく筋肉質なオベトレ、一見すると細見だが必要な筋肉はつけてるファイトレという違いが、ガタイにも表れていた。 「あ〜!」 「やっちゃった…」 そんな時、二人の視界の上の方をボールが飛んでいき、きれいにトレセン校舎の壁とパイプの隙間に挟まる。 2階から3階の間、近くの窓からでは絶妙な位置に挟まっちまったそれに、足を止めたファイトレ(女)はオベトレへ問うた。 「…オベトレ、私レベルの重量を上へとほり投げられるか?」 「いきなりだねファイトレさん。でも、それくらいならいけるよ。」 「なら…そこで構えてくれ。」 ボールの下の方へと移動し、手を組んで丁度踏み切れるようにする。ファイトレ(女)の方を向くとサムズアップした。 「スリーカウントで踏み切るから合わせてくれ。…3,2,1,ふっ!」 …オベトレのばんえいソウルの力を生かした強烈な振り上げで、空高く飛び上がるファイトレ(女)。ボールの近くで外壁を掴むと右腕一本で体を支えながら、もう片方の腕で挟まってるボールを落とした。ボールを回収し使っていたウマ娘達に渡すオベトレ。 「降りれるかい」 「問題ない。生憎そこそこの高さから飛び降りるような経験はしててな、この程度なら無傷でいけるさ。」 一度二階の外壁で止まりながら、手を離すと低く見積もっても3M以上の高さから飛び降り華麗な五点着地で降り立った。 「あなた、曲芸師みたいね。」 「何、昔取った杵柄というものだ。それより手伝ってくれて助かったよ、感謝する。」 軽くハグして感謝の意を示すファイトレ(女)、オベトレも抱き返す姿は流石外人…と一部始終を見ていたウマ娘達は思った。 ≫43二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 17 25 01 ある日のこと。魔ルドとトプトレが二人で芝生でうとうとしていると、キャタピラの音が大地に響く。 そうして、二人が音の方向を見ると…… 「……ゴルトレちゃん?」 「……ゴルトレさん?」 「ウッホ」 そこには、白いゴリラ(下半身がキャタピラ)がいた。 「……なんか……いつもと雰囲気が大分異なるような……」 「……でも、ゴルトレちゃんだし……」 「ウッホ……」 呆れるゴリラと、勘違いしたままの天然二人。 一見、ゴリラとウマ娘の微笑ましい交流だが、実態はカオスである。 「……ところで、ムントレちゃんは?」 「さあ?チェムさん、覚えてます?」 (さあ……?) 「ウッホ……」 そういえば、とムントレの話題に移る三人とゴリラをよそに、ある人物が駆け寄ってくる。 44二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 17 26 07 「……何してるんだ、魔ルドトレ、トプトレ……」 「あっ!ブラトレちゃん!」 「ブラトレさん!実は……!」 「……ウホウホ」 「……待て、後ろのそれは何だ」 「「ゴルトレちゃん/さんでしょう?」」 「……待て!なんでそうなった!?どう見ても魔改造されたゴリラだろ!?」 「ウホ!」 流れるように巻き込まれるブラトレと、ブラトレに同意するゴリラ。 「「えっ?」」 (ゴリラ……?) 「あっダメだこいつら……」 「……君……ゴリラなの……?」 「ウホ……」 「そんな……ただのゴリラだなんて……」 「ウッホ……」 (もっと……遊びたかったのに……) 「待て待て待て待て、お別れの雰囲気にするんじゃない」 「ウホ」 そんなことをやっていると、また影が二つ。 「……何やってるんだお前ら……」 「おや、三人とも。こんなところで何を……」 「あっ!ゴルトレ!このゴリラお前のものだろ!?」 「ウホ!ウホホ!」 45二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 17 26 46 「あー、ブラトレ。何か勘違いしてるようだがソイツは俺の親戚のおばさんでも、ムントレの祖父でもないぞ?」 「ああ。実際、はじめてお目にかかったね」 「「「……じゃあ、このゴリラは……?」」」 三人の疑問に、ゴルトレはあっけなく返す。 「野生のゴリラだな……」 「……なんで?」 「さあ?しかし、下半身がキャタピラなのは可哀想だ。ここはイクトレさんのところに運んで、下半身を元に戻してあげるべきだろうね」 「確かにそうですね!ところで、イクトレさんの工廠って……」 「ここから、結構距離あるな……」 この後、ゴリラはブルトレとイクトレのオペ(4時間)により下半身を復活させられ、オペトレの手配で無事北欧のブーベ島まで帰れたそうな。 めでたしめでたし。 46二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 17 33 57 おまけ 「……ところでよ、二人とも。なんで俺とゴリラ間違えたんだ?」 「……だって……白くて、大きかったし……」 「セグウェイに乗ってることもあるので、ゴリラとなって下半身キャタピラくらいは普通かと……」 「お前らなぁ……」 「まあ、責めても仕方ないだろう。今は無事だったことを喜ぼう」 「……ムントレちゃん……」 「ムントレさん……!」 「……よし、行くか!群馬の山奥!」 「わーい!」 「よし行こう!」 「チェムさん!遠征の時間ですよ?」 (そう!群馬って素敵なところなのよね!楽しみ!) 数日後、群馬の山奥にあった伝説の遺跡を踏破した一行は、10gくらいの黄金と大量の塩を持って帰ってきたのだった…… ≫83二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 22 38 11 くぁ、とあくびを一つ。 寝ぼけ眼を擦りながら家を出る準備を整える。 「今日は坂路を重点的にやって…ああでもテイオーの体調次第か」 のそのそと鈍い動きで寝巻きを脱ぐ。仕方ないじゃない、眠いんだもの。 それを見越して昨日のうちに衣替えをしておいた俺はえらい。賢さ1200はある。 用意周到な自分が恐ろしいぜ…なんて思いながらズボンを履いた時、異変に気がついた。 あれ?きつ…いや多少、ほんのちょっとだけきついような…気がしないこともないような? ちらりと自分の下半身を見る…こんなに身体のラインにフィットしてたっけ…太ももとか…お、お尻強調するタイプのズボンだったかな。 「…せ、洗濯して縮んだんだな!うん!そう!きっとそう!」 シャツもまぁ普通に着れたし気のせいだろう。でもまぁ、一応念のため、勘違いだとは思うけど他の人にも聞いてみることにする。 ── 「いやあなた肉つきましたわよ」 「健康的な身体つきになってきてる」 「…パンツみっちみちだな」 「嘘だどんどこどーん!!」 さらっと聞きたくないことを告げるアホ共に思わずオンドゥル語が飛び出る。嘘だ、えまじ? 「え…ふと、太ったってことか」 「太ったというか」 「俺達もこの前肉山ほど食ったからそれもあるんじゃねぇか?」 「太ったってことじゃねぇかぁ!うあーんバカー!!」 「あっ逃げた」 「…まぁ実際あいつがあの身体になった時に比べれば太ったと言えるけどさ」 「あの時は摂食障害の方と同じ位には酷い身体でしたものね」 「あれでやっと普通くらいだな…まぁそれはそれとして」 「「「面白いことになりそうだから黙ってよう」」」 「なぁモブトレぇ…俺太ったかなぁ…ほら触ってもいいから…」 「なんで俺にこんな展開があんだよ教えはどうなってんだ教えはお前ら禁じられた概念を平気で使ってんじゃねえかわかってんのか!?「むっちりテイトレ」が生まれたのは人間が機械に甘えたせいだろうが金取らねぇのかよ!?クソッタレ!」 ≫105二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 23 37 04 「ねぇキミ、私に耳かきをしてくださらない?」 「…はい」 ──トレーナー室、いい笑顔で聞いてくるファインにファイトレ(男)は一瞬視線を逸らした後、首を縦にふる。 いつも通りトレーニングし、今日のメニューを終わらせた所でこの部屋に戻ってきた矢先の話であった。 「ファイン、少し用意するものがあるからちょっと座って待っててね。」 「ふふっ、は〜い」 さて、ファインへの耳かきという常人なら重責に動けなくなりそうな仕事。しかしそこはガンギマリというか、気合を入れて現実を直視しつつ逃げ出さないファイトレ(男)。梵天付きの耳かきとお湯で濡らしたタオル、綿棒とハッカ油を用意すると戻ってきた。 「トレーナー、凄く手が込んでるね。耳かきだけで良かったんだよ?」 「まあ、やるならしっかりしてあげたいからね。…耳、揉み込んでいくよ」 彼女の頭に手をのばすと、ハッカ油を微量混ぜたお湯につけていた濡れタオルで、ファインの耳周りを揉む。 モミモミ、モミモミと耳をもみ、耳の内側に沿わせてタオルを動かせば、ファインは気持ち良さげな顔をする。 「じゃあ、耳かきするから横になって…ってファイン?」 「えへへ、折角丁度良さそうな枕があるから使わせてもらうね」 ファイトレ(男)の膝を枕に、ソファの上で横になる殿下。ファイトレ(男)は膝からの感触に耐えながらも耳かきを手に取った。 下手なことをして耳を傷つけたら…という想像が一瞬よぎったが、すぐ振り払うとゆっくり耳かきを差し込んでいく。 カリカリ、スリスリ。耳の中で回しながらついている耳垢をこすり取る。時折、梵天を入れては残った耳垢を取り除く。 「…どうかな」 「うん、気持ちいい…」 耳かきのへらの部分で軽く押し込むと、良さそうな反応をしてくれる。梵天のふわふわの感触も楽しんでくれてるみたいだ。 片耳を終えてもう片方へ。少し周りより大きい耳垢を見つけると、ファイトレ(男)は手を止めて考えた。 「…どうしたの?」 「ああいや、ちょっとどうやって取ろうか考えてたんだ。くっついている少し大きめのを見つけてね」 …ファインは体の力を抜くと、目で訴えかけてくる。任せると言ってるのだと理解したファイトレ(男)は気合いを入れた。 106二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 23 37 31 丁寧な手付きで差し込み、周りから順に取っていく。大体取れて良い頃合いを見計らうと、その耳垢をコリコリと取りに行く。 ペリペリとゆっくり剥がす音だけが聞こえる中、僅かに身を捩ろうとする殿下を彼は片手で抑えてやる 「…擽ったいな」 「ごめん、もうすぐ取れるから…よし、取れた。」 周りより一回り大きいサイズの耳垢を隣のティッシュに落とすと、仕上げとばかりに中でくるくると回して取る。 …本来ならこれで終わりなのだが、折角気持ち良さそうにする彼女が見れるのだ。彼は続行することにした。 といっても、やることはへらの部分で軽く押してあげたり、表面を優しくかいてあげるだけである。 時々梵天で中をさわさわしたり、ぬるくなったタオルで耳を揉んでやったりしていると、気づけば彼女は 「…zzz」 「…寝ちゃったな。まだやることはあるにはあるけど…まあ、後回しでいいか。」 寝顔に少しくらりと来つつも、かわいいとおもいながら身を任していればやがて自分も夢の世界へと誘われる。 …双子のような二人は、静かなトレーナー室で満足した睡眠が出来たらしい。 短文失礼しました 耳かきネタ、されるのではなくしてあげるファイトレ(男)です。万が一を考えるとプレッシャーがヤバい。 ファイトレ(男)の因子はまあ想像の通りファイン由来ですね。特に変哲もない?因子継承(例の姉ソウルは入ってないです) 余談ですが、ファイトレ(女)の方は以前内面がファインだと言ってくれてるんですけど、あれは元々そういう性格です。ファインから因子継承をした訳でもないけどあの性格でIFみたいな√辿っているのでそういう運命なんですよね。育ちの良さ由来の気品さも残ってます ≫129二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 12 36 40 『ななひかり』 ほんのりと違和感はあったのだ。 昼食を取りに、いつもの四人組でカフェテリアにいたときだ。何故か突然シンコウウインディがわたわたしながらこちらに突っ込んできたタイミングで、何かやらかしているということに気が付くべきであった。 その時一瞬でも、あぁ本当に一瞬でもだ。俺とマクトレとフクトレがそちらに注意を引かれた瞬間に、俺の飲み物に変なものを突っ込まれているという可能性を疑わなかったことが悪かったのだ。 代償は、いろんな意味でデカかった。 テイトレは爆笑しながら床を転げまわり、マクトレは紅茶を噴出した口元を抑えながらフルフルと震え、フクトレは限界ギリギリまで顔を歪ませながら決壊に耐えている。 そう、なんか俺の顔が光り輝いている。しかも虹色に。ゲーム実況はたまにやってるが、俺自身がゲーミングになるとは思わなかった。 親の七光りとは言うが、物理的に光る奴はいない。ついでに言うと、俺の親はウマ娘競争の業界に一切関わりはない。 つまるところ、別の用途として処方(そもそも処方と言っていいのだろうか)されていたものを俺が飲まされたというわけだろう。タキオンはまあおいておくとして、おのれウインディ。おのれたぶん実行犯のテイトレ。 カフェテリアはいろんな意味で大惨事になっている。突如謎の光が降臨したせいで、天地がひっくり返ったような大騒ぎだ。皿をひっくり返したりビビり散らかしたり、大爆笑したりしているウマ娘たちのなんと多いことか。 あと隅っこのほうで「こんなことになるなんて思っていなかったのだ」みたいな顔してるんじゃあないよウインディ。お前がやらかした物語だろうが。前もそのノリで大迷惑かけたのを忘れたらしい。 その日の昼休み、トレセン各所で逃げ回るウインディを追い掛け回す怪ウマ娘レインボーフラッシュがいたとかいう噂が飛んだ。 なお、テイトレはマクトレとフクトレによって折檻されたようだ。是非も無し。 後日、シントレさんとタキオンからお詫びとして甘味を奢ってもらえたことだけがプラスだったといえよう。 タキオンは今回特に悪いことをしたわけではないのだが……まあ、今度はもうちょっと光量を抑えてほしいところである。 ≫172二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 21 14 42 ●その腕の中● 「こっちはここに置いていいのかしら?」 「🫂👍」 「了解。これで終わりかしら?」 「⭕️」 ここはイクトレの工房。きっちりと整頓され埃ひとつない小綺麗なそこにいくつもの大きな箱が搬入されていた。 蹄鉄の材料や重たい工具、その他諸々。普通に考えれば運搬用の機械を使うであろうそれをオベトレは軽々と持ち上げ、ここまで運び込んだ。イクトレは大層驚いていた。 『とても助かった。機械を出す手間を省けたのは大きい』 「それならこっちも嬉しいわ。結構ずっしりしてて運んでてとっても楽しかったもの」 まだ少し血管の浮かぶ腕を力こぶを作るようにして応える。 「😲」 「どうしたの?イクトレさん」 「💪💢💢」 「ねー、すごいでしょう?物を運んだり筋トレしたりがとっても楽しいのよ」 この前は溝にはまった軽トラを一人で助けちゃった、というオベトレに何度目かの驚きをもたらされたイクトレは頷くと、大きなあくびをした。 食後、幼児の身体、加えて少しの運動の後。となれば眠くなるのも無理はない。 「あら、おねむかしら?」 「🛏」 「んー…一人で寝かすのは少し怖いわねえ。あ、少しいいかしら?」 「😶」 イクトレがキョトンとして頷くと、失礼するわねと脇の下から持ち上げられる。そのまま赤子のように抱っこをされると、背中をぽんぽんされる。 「向こうではよくこうやってたのよ。結構な評判だったわね」 「んぅ……」 「あら、もうおねむになってきたのね。Have a nice time」 あっという間に安心感とその心臓の大きな鼓動に包まれ眠ってしまうイクトレ。その後トレセンでは赤子を抱えた大きなウマ娘の目撃事例が何件かあったとか。 そんな事もつゆ知らず、「Country rode〜 take me home〜」と子守唄を歌いながら中庭の芝の上に座ってイクトレを眠らせるオベトレだった。 おしまい ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part770【TSトレ】 ページトップ part○○~○○はこちら ページトップ
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タグ一覧 イクトレ 目次 概念1基本情報 【概要】 【性格】 【備考】 【エミュレートについて】 SSまとめひとくちSS 概念2 【担当】イクノディクタス 概念1 基本情報 【略称案】イクトレ 【身長】90cm 【スリーサイズ】49-45-54 【髪の色】佐目毛(生クリーム色) 【髪型】ストレート 【瞳の色】黒 【服装】作業着 【年齢】46 【ウマソウル】ピットポニー(かつてヨーロッパで徴用されていた炭坑用ポニー) 【一人称】わたち(舌足らずの為。文章では「私」) 【二人称】 他人を呼ぶ時は 友達:呼び捨て 知り合い・目上:◯◯さん 後輩の男性:◯◯くん 後輩の女性や知り合いのウマ娘:◯◯ちゃん 【概要】 蹄鉄師兼イクノディクタス専属トレーナー。 元はスポーツメーカーのエンジニアだったが、自身の関わっている蹄鉄をもっと深く学ぶべきだと30歳を境に蹄鉄師の職を目指す。 師から蹄鉄の技術とウマ娘への向き合い方を学び、彼女達の足を護るべく日々研究を重ねる内、 自分達、蹄鉄師の技術がただ廃れるのは勿体ないと判断。 「コンビニエンスにオーダーメイドの蹄鉄を」を理想に蹄鉄製造とその診断技術の機械化を目指す。 イクノディクタスのことは師から聞き及んでいた為、自分の理想を語ったところ意気投合。 自身の徹底管理を行えるイクノディクタスにはコーチングも不要だった為 イクトレは最適な蹄鉄を提供し、イクノディクタスは豊富なレースデータを提供する契約関係を結んだ。 お互いの関係は敬意ある仕事相手としての間柄だが 私生活上でも身体的負担をイクノディクタスがカバーし、精神的負担をイクトレがカバーしている。 ある意味理想的な関係だが、傍から見ればただの幼児とその面倒を見る学生である。 はたらく細胞の血小板ちゃんをベースに白血球の帽子を混ぜたようないきもの。 制作者(オペヘリダス)の趣味で行動がちびロボめいている。適度にかわいがってやってください。 【性格】 挙動はちびロボかさもなきゃ幼児だが、中身は至って温厚で真面目な職人である。 自らの腕に相応の自信を持ち、その腕が誰かの手伝いになるなら喜んで手を貸してくれる。 特に自身の腕を試す挑戦に対しては採算度外視で応え、どのような結果になってもいい仕事をしたら満足して帰っていく。 知らず識らずの内にトラブルの片棒を担ぎ、車輪とエンジンと翼とドリルをつけていくタイプ。 面倒見がよく、不調を抱えた蹄鉄などを見ると修繕や協力を申し出る。 「ウマ娘の健康な走り」が最優先であり、採算はあまり気にしない。 自己認識は未だに40後半のおじさんのため、自分が如何に愛くるしい小動物をしているか気づいていない。 そのため、着飾ることには羞恥心を覚えたり、神妙な顔で身構えたりする。 【備考】 Q.イクトレさんは蹄鉄しか鍛造されない感じで良いでしょうか? A.依頼があれば蹄鉄以外にも着手してくれます。 なんでも大真面目に取り組むので出来がいいですが、発注によっては「出来が良すぎる」トラブルを起こすこともあるかもしれませんね。 Q.機械修理の方はどのレベルまで可能でしょうか?基本どのようなものでも直せるといった認識でいいでしょうか? A.クトゥルフ神話TRPGでいえば機械修理85%くらいです。 一般的な家電製品ならだいたい直せる、車とか精密機器は(保険とか次第では業者に頼んだ方がいいな……)と思いながら直してくれます。 ※クトゥルフ神話TRPGでは、技能値50%で生計を立てられ、90%は世界トップレベルとされています。 ヘルメット後部から早押しクイズよろしく「◯」や「×」・「👍」などの感情を表現し 言葉を伝える必要がある場合はフリップに書き込む。 (それらがない場合は筆談や身振り手振りで伝えようとする) 唯一不安や動揺を抱いた相手には口頭で話しかけて安心させようとするが、隠していた舌足らずな話し方で盛大な自爆をする。 基本的にイクトレの私生活はイクノに飼いk……管理されてますが、イクノがいないと栄養補給を忘れてブッ倒れてるかもしれません。 小さい体は代謝も早いので、すぐにお腹が空くのだ。 【エミュレートについて】 舌足らずの喋り方が恥ずかしいため、滅多に喋らない。 感情表現をする時はちびロボよろしく「👍」だの「🤔」などをフリップなどで表示する。 もし手元にLEDフリップなどがない場合は筆談や手足での感情表現を試みわちゃわちゃする。 (普段から身振り手振りでの感情表現が多い) https //lets-emoji.com/ ↑この辺りから適当にそれっぽい絵文字を一文字コピペすればいい 面倒なら「◎」とか「×」とかで表現すればOK 早い話、蹄鉄のスペシャリスト兼エンジニアの幼女なので、蹄鉄のメンテナンスや機械修理は彼におまかせ。 また、適当に鳥とか犬とかビニール袋とかに拐われているところを保護してもいい。生物的に激弱である。 SSまとめ 百度に参り、神が降りる/はじまりのSS https //bbs.animanch.com/board/172521/?res=48 "変身"/ウマ娘化のSS https //bbs.animanch.com/board/197684/?res=100 "対特異体質向け腕時計制作記録"/ブルトレさん https //bbs.animanch.com/board/175392/?res=61 "ふたりで、夢へ走る"/イクノディクタスとの馴れ初めのお話 https //bbs.animanch.com/board/354640/?res=53 ひとくちSS + ... 見た目は子供、中身は?/フジトレさん https //bbs.animanch.com/board/172521/?res=68 百度打つ。ひとつ鳴る。/はらぺこイクトレさんとテイトレさん https //bbs.animanch.com/board/172521/?res=76 カワイイの恩返し/カレトレさん https //bbs.animanch.com/board/172521/?res=99 取り扱い注意/オペトレさん https //bbs.animanch.com/board/173874/?res=148 https //bbs.animanch.com/board/174143/?res=78 職人ってやつはなんでこう/ブラトレさん https //bbs.animanch.com/board/184157/?res=123 イクノのヒミツ/イクノとハンバーガー https //bbs.animanch.com/board/419394/?res=114 実食!!!/タイキトレさん達とイクノとハンバーガー https //bbs.animanch.com/board/419394/?res=148 概念2 + ... イクノディクタストレーナー 担当:イクノディクタス 身長-スリーサイズ:189-82-69-85 髪の色: イクノと同じ 髪型:イクノの反転 片メカクレ 眼の色: 金色 横長の瞳孔 一人称:僕 二人称・三人称:○○君、キミ イクノに対して:イクノちゃん 年齢:27以上 以下備考 怪しさ満点のイクノディクタスのトレーナー 常にニコニコニヤニヤしている。目の隈がより怪しさを加速させている 鋼メンタルとカスフィジカルを持ち合わせた不審者 いろんなことを記録する癖があるのでトレセン学園のことなら大体何でも知ってる 生活力が死滅しているため部屋は常に汚い 趣味は本とオカルト的なものの収集 とてつもなく痩せてる
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GSF-YAM01 デルタアストレイ 性能 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 防御 SFS 30200 580 M 13600 110 245 235 270 6 B - B - C ○ ○ 武装 名前 射程 威力 EN MP 属性 命中 CRI 武装効果 使用適性 対応適性 備考 宇 空 地 水上 水中 宇 空 地 水上 水中 ソード 1~1 3500 16 0 物理格闘 85% 10% 会心 ○ ○ ○ ○ ○ ヴォワチュール・リュミエール 1~1 4700 28 0 特殊格闘 85% 0% 会心 ○ ○ ○ ○ ○ 超強気 ビームライフル 2~4 3600 16 0 BEAM射撃 85% 0% ○ ○ ○ ○ ○ 半減 アビリティ 名前 効果 備考 ニュートロンジャマーキャンセラー 毎ターンENを最大値の10%回復する 開発元 開発元 3 ガンダムアストレイ アウトフレームD 5 スターゲイザー 7 マーズジャケット 設計元 設計元A 設計元B 騎士スペリオルドラゴン トリアイナ 開発先 開発先A 開発先B 開発先C 開発先D 2 マーズジャケット 4 ガンダムアストレイ レッドフレーム 4 ガンダムアストレイ ブルーフレーム 6 スターゲイザー 備考 登場作品『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY』 火星在住コーディネイター「マーシャン」がロウ・ギュールのもたらした技術を元に開発したモビルスーツ。 ニュートロンジャマーキャンセラーやヴォワチュール・リュミエールといった特殊装備を備える。 本機の開発はアグニス・ブラーエのスカウト条件になっている。 尖った強みは無いが全てがバランス良くまとまっており、スカウトキャラに困っているならば採用の余地あり。 移動力や適性は一般的な機体の範疇で、格闘武器が物理なのと、超強気限定の必殺技を備えること以外はシンプルな機体。 機動力だけはトールギスにも匹敵しており、序盤に作れればしぶとく回避を狙える。 開発元はやや絞られており、設計も狙いにくい。 設計で作ったスターゲイザーから逆行するか、アウトフレームDから作るかはお好みで。 開発先はアストレイ系とスターゲイザー。 上記の通りスターゲイザーから本機を作るルートもありえるため、そちらに戻るのは2機目のストライクフリーダムを狙う時などになるか。 マーズジャケットに戻ると性能低下が著しいが、そこからレッドフレームに向かえる。 マーズジャケットから開発した場合はブルーフレームに組み換えることも考えたい。
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タグ一覧: ウララトレ 女性トレ 目次 概念基本情報 解説 TIPS セリフ例 関連SS/picイラストまとめ SS お見舞い以外での他トレさんとの絡み その他短編、概念系 【担当】ハルウララ 概念 わたしは普通のハルウララトレ♀。 基本情報 + 全身図 【略称案】ウララトレ・ウラトレ 【身長】156cm 【スリーサイズ】「ウララとおんなじ!」(74-51-73) 【髪の色】プラチナブロンド(白とも金ともとれる色) 【瞳の色】黒に近い翠 【年齢】女性に年を聞かないでください 【髪型】耳が隠れるセミロング 【一人称】わたし 【二人称】○○さん(他トレーナー及び他ウマ娘) 貴方もしくは貴女(元男性であれば現ウマ娘であろうと貴方) ウララ(ハルウララ) 【三人称】彼もしくは彼女(二人称同様、元男性であれば現ウマ娘であろうと彼) 【口調】丁寧語 【補足】オーバルフレームのメガネ着用 【CVイメージ】早見沙織(鬼滅の刃の胡蝶しのぶさん) 解説 年齢不詳、肉体年齢は20代後半程度、しゃんとした佇まいの温和な女性トレーナー。非常に耳がいい。 他ウマ娘のトレーナーがほぼ男性のため、結果的にきわめて珍しい立ち位置にいる。 そもそもウマ娘化の影響を受けていないため、本来は「言うっちまうスレ」の蚊帳の外にいるはずの人。 しかし、時折ふらりと現れてはTSウマ娘化が頻発するトレセン学園の現状を嘆き、 ウマ娘となった同僚たちの姿に憂う姿が徐々に浸透していった。 ここまでは俗にいう「リアクション枠」としての起用だったが、 マルゼンスキー担当トレーナーとハルウララの絡みの中で ハルウララの固有称号「ハルウララがんばる」に手が届きそうな超有能トレーナーであることが発覚、 トレーナーたちから畏怖と尊敬を集めることになった。(*1) 最終的にハルウララはよくがんばったため、講演会依頼が殺到。 しかし慣れないタスクの連続に身体を壊してしまい、病院に運ばれた。 最近は病院からの出演が主。熱い人望からかそれとも辣腕からか、見舞いにくるトレーナーは多いようだ。 労わってやってください。 一部からはその丁寧な物腰と少しの茶目っ気、そして毅然とした態度(知り合い限定)から 児童文学「ハリー・ポッターシリーズ」の「マクゴナガル先生(*2)」のようだと形容される。 基本情報の一部はこのあだ名に引っ張られたものとなる。 上述の通り、彼女は一時期ウマ娘化していく同僚たちに非常に恐怖していた。 それはある同僚の大胸筋バンプアップに助言した結果、ウマ娘化したその男の胸を見て大後悔したとか、 実は極度の人見知りであるとか諸説流れているが、その理由を本人は黙して語らない。 ひそかに『トレーナー志望者となる人を増やす』ための活動を地道ながら続けている。 ハルウララが一番かわいい(*3)と思っている。 TIPS 長期入院しているぞ。最初は貧血といって誤魔化していたけど、今も原因は不明だ。 病院から「外出許可証」を発行してもらっているので意外とどこにでも現れるぞ。期限の記載はないから実質フリーで外に出られる自由な患者だ。一応病院には一言連絡してはいるみたいだぞ。 色んなトレーナーから「先生」と呼ばれては敬われ、慕われ、そして恐れられているぞ。畏怖の念を集めてることも含めて、本人は呆れながらも楽しんでいるみたいだ。 私物として色んな着物を所有しているぞ。自分が着る以上に他人に着せたい欲が大きいようだ。着物どころかコスプレさせたい欲が強いのかもしれない。ひとの髪をまとめることも得意だぞ。自分が長い髪じゃないこともあって楽しくて仕方ないようだ。 声を荒げて怒るようなことはしないぞ。ただし担当ウマ娘の名を指して呼んだならそれは説教の合図だ。緊張感を持って受け入れよう。 普段から大声を出さないので悲鳴も上げないぞ。その結果驚くと腰を抜かしてしまうんだ。みんなは我慢せず悲鳴を上げようね。 中世日本のロックギター、琵琶が弾けるぞ。病院そばの堤防沿いで音色が聞こえたらおそらく彼女だ。 セリフ例 『はい。ウラトレです。病室までわざわざ来ていただいたのに、ごめんなさいね』 『この音声が聞こえているということは、わたしはおそらくここにいないでしょう』 『ですが、あなたの傍にいます。……病室の入り口を見てください』 「わあ。 ふふふ、驚きました?」 「ええ、【普(ひろ)く普(あまね)く神出鬼没】をモットーにやらせてもらってます。さて、御用はなんですか」 + 9つのセリフでなんとなく分かるウラトレ 「神を信じるか?いいえ。残念ながらわたしは観念論より唯物論を信じてますので。……といえば答えになっていますかね」 「最近はややなまり気味でしたので、少しばかり鍛え直しています。ただ錆び付かせておくのは勿体ないですから」 「うちの担当に併走のお誘い?ええ、歓迎です。……早いですよ」 「青空に響く琵琶の音……諸行無常ですね」 「ふふふ。やっぱり美味しいものを食べる幸せは何にも変えられません」 「若いんですよ?いえいえ気持ちだけでなく、残念ながら身体の方も」 「恋の話ですか……いくつかあります。お出しできるのは学生時分のものくらいですが」 「……女学生ではありません。含みのある語彙というものをよくよく使ってくださいますね。先生?」 「ダイタクヘリオス担当」 関連SS/pic イラストまとめ + ... https //bbs.animanch.com/board/86633/?res=97 https //bbs.animanch.com/board/96110/?res=39 https //bbs.animanch.com/board/130899/?res=143 https //bbs.animanch.com/board/196794/?res=126 https //bbs.animanch.com/board/207344/?res=157 https //bbs.animanch.com/board/215932/?res=5 https //bbs.animanch.com/board/217961/?res=4 SS - ... "わたしは普通のハルウララトレ♀。" 最初期のムーブ・入院にいたるまで/ウララトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/62051/?res=88 https //bbs.animanch.com/board/62518/?res=129 https //bbs.animanch.com/board/63114/?res=138 https //bbs.animanch.com/board/64056/?res=120 https //bbs.animanch.com/board/64424/?res=80 https //bbs.animanch.com/board/64681/?res=84 https //bbs.animanch.com/board/65288/?res=153 "ルドトレのお見舞い" 喰えない人/シンボリルドルフ視点 https //bbs.animanch.com/board/65685/?res=31 "ネイトレのお見舞い" お母さん!/ネイトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/67824/?res=52 "ブラトレのお見舞い" 恩師/ブラトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/69068/?res=161 "ヘリトレのお見舞い" ぅゎ弟子っょぃ/ウララトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/73007/?res=112 https //bbs.animanch.com/board/73546/?res=44 "リャイトレのお見舞い" 筋肉、足りてますか?/ウララトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/86056/?res=101 "若人と若人?" キタトレのお見舞い/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/88922/?res=11 "彼方、春の日" スズトレのお見舞い/ウララトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/89487/?res=29 "本質の捉え方入門編-マベトレのお見舞い" 知りたくなって/マベトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/92382/?res=40 "スイトレ・オペトレのお見舞い" ひんひんひぃん/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/98808/?res=103 "サトトレをお見舞い" ジャッジさん/サトトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/127814/?res=156 お見舞い以外での他トレさんとの絡み + ... "タキトレと再会の季節" あの日の回答をもう一度/タキトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/89870/?res=142 "テイトレウラトレ結婚式話" 幸せをただ願う/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/97395/?res=57 "テイトレの相談・エピローグ" ほら。やっぱり6人とも愛らしい/テイトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/128136/?res=101 "ウララVSヤエトレ" ※ヤエが叱り飛ばしてるからあまり説教できない/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/128502/?res=9 "ロブトレ帰省SS 第三話" ロブトレパパと連絡とってる模様/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/132842/?res=125 "『当たり前のこと』" 「まだ」スズトレさん/スズトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/133520/?res=111 "ギムレットの牛柄ビキニ説得フェイズ" 自傷覚悟の近距離ショットガン/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/133884/?res=32 "劇場版ウマ娘プリティートレーナー 栗毛の宝物キンチェム・5" ダストレの恩師役/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/134340/?res=44 "とあるビーチの一角にて" 牛柄ビキニとミニカウベル/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/134340/?res=137 "絡み酒マーチトレ" なるほどなるほど/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/136026/?res=111 "DK組タイツネタ" お手伝い、よろしくお願いしますね/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/136981/?res=37 "デジトレ過去話" 目を見張る観察眼/デジトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/138395/?res=103 "テイトレ吐血悪戯ネタ" 本物のあほですか貴方は/テイトレ・フクトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/143041/?res=107 "◆青天の霹靂" スリーサイズ反転概念・久々加点/ブラトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/167920/?res=88 "自伝爆弾.pdf" ウラトレさん始まって以来の大ダメージ/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/177381/?res=47 https //bbs.animanch.com/board/177381/?res=59 "『じめつのやいば』" 諸事情により対応不可(話題のみ)/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/177381/?res=149 "とある通りの古本屋にて" 行ってみたいなよその国/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/177381/?res=168 "『黒狼物語~前奏曲・転機と挑戦~』" 興味関心を持って。見えてくるものがありますよ(話題のみ)/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/178322/?res=16 "『DK4に浴衣を着せたい』" 忠犬スズトレさん/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/179977/?res=15 https //bbs.animanch.com/board/179977/?res=83 "[教え子が1人増えまして]" 无二撃(にのうちいらず) with ギムレットさん/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/179977/?res=57 "マルトレさんへの印象" くせになりそう with ヘリトレ・イクトレ/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/179977/?res=99 "あまんぐあす~緊急会議~" 心の中じゃ、真っ赤な舌を出してさ/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/183723/?res=131 "ファイトレ長編『第三楽章』" 隠し事、あるものです/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/189723/?res=42 "◎始まる前から終わってる" ブラトレ倒しゲームに参戦/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/190499/?res=151 "お昼ご飯事情" マルトレ?/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/196466/?res=39 https //bbs.animanch.com/board/196466/?res=46 https //bbs.animanch.com/board/196466/?res=50 https //bbs.animanch.com/board/196466/?res=61 関連イラスト https //bbs.animanch.com/board/196794/?res=126 "ギムレットさんに麻雀のルールを教えよう" たまの冗談を言いたくなる相手/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/199609/?res=28 "ニヤニヤ脱いでるマヤトレを見てしまい" 弁明は罪悪と知りなさい/単発ネタ https //bbs.animanch.com/board/199609/?res=65 "ウラトレに脱がされるテイトレ" 代わりに着重ねるルールにします/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/199609/?res=96 "お昼寝概念" 二人並んでお休み中/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/202604/?res=111 "スイトレを動かそう" ここと、ここです/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/205348/?res=174 "借り物競争" お題:メガネをかけたウマ娘/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/208957/?res=177 "『ブラトレの普段着の話』" 進呈ポイントカード。+5のち-5/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/215932/?res=93 "ある日の和菓子屋" キタトレとイナリトレ(痣)、ちらり見えた口元に/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/215932/?res=143 "第四回トレーナー対抗レース" sideサトノジャッジ、実況ファイトレ解説わたし/サトトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/217368/?res=25 "『先生たちの放送風景』" トレーナー技能試験、司会バントレ解説わたし/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/222167/?res=119 "◎RFA For ?" マルトレにダストレ、よろしくお願いいしますね/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/222986/?res=129 "DK組クソアホ時空バトミントンwithウラトレ" ハルウララ 参戦!!/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/225100/?res=150 https //bbs.animanch.com/board/226017/?res=82 "オペトレを甘やかしたい" もっと聞かせてくださいな/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/229350/?res=34 "ヘリトレに甘えたい" 先生、ごちそうさまでした/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/230270/?res=50 "『うどんVSそば』" うどん美味しいですよ/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/231313/?res=78 "裏表、ありますか?" 隠し事だらけ/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/231313/?res=146 "『明星のマーベラス』エピローグ【三日月-月齢3-】" いっぱいお話しましょ(話題のみ)/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/232360/?res=111 "一発芸 - ギムレット編" 茶芸は中々アクロバティック/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/240946/?res=157 "プレゼント交換 - 提供" もちもち食感、桐葉菓 https //bbs.animanch.com/board/243639/?res=112 "プレゼント交換 - キタトレへ、桐葉菓" 艶のある髪。ステキ/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/245092/?res=161 "プレゼント交換 - フラトレから、ガラスの万年筆" 和顔愛語/ウラトレ視点 https //bbs.animanch.com/board/247020/?res=105 "ヘリダスギムレットと脱衣ババ抜き" 飛び交う観察眼、唸る洞察力、それはルールの隙間を突いて振るわれる 未来予知染みた予測と運命力と反則技が横行する地獄のデスマッチ/三人称視点 https //bbs.animanch.com/board/250758/?res=81 その他短編、概念系 + ... "ドベトレの褒め殺し(不発)" 子守唄/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/91760/?res=139 "からいカレー" ひー……/単発ネタ https //bbs.animanch.com/board/102100/?res=128 "名もなき人の夢" 敵の最高幹部/箇条書き https //bbs.animanch.com/board/126325/?res=138 "ギムレット逃走中" 大人げがない/レスツリーをどうぞ https //bbs.animanch.com/board/139456/?res=156 "ファン感謝祭二人三脚・オペトレ編" 解説及び服飾監修/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/144405/?res=33 "ファン感謝祭二人三脚・ネイトレ編" ルール追加のお知らせです/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/144405/?res=107 "ウララと10年後IF" ばーば/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/144949/?res=75 "ウララと一緒に肝試し" なぜ人は驚くと悲鳴を上げるの?/会話劇 https //bbs.animanch.com/board/147980/?res=145 "旅のしおり" 無事で済まなかった模様/会話劇? https //bbs.animanch.com/board/252048/?res=44 "◎何はともあれ信頼度がバカ高い" ウラトレさんに甘えられたい/会話劇? https //bbs.animanch.com/board/253365/?res=157
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I ll be back ドコイクンダヨコイヤ お前も押さえるんだゾ! ほらほら来てよ! 👍 ≫156二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 15 47 51 スズトレ「レトロゲーかぁ…64は絶対含まれるとして、ゲームキューブはギリセーフかな?スマブラとか懐かしい…ネイトレやったことある?」 ネイトレ「友達の家で少しだけ。楽しかったですよね、亜空の使者。」 スズトレ「────。 …うんそうだね。ホントに楽しかったよね灯火の星…」 ネイトレ「あの、スズトレさん。無理して平穏装うとしなくていいですから…いつも垂れたりしない耳が思いっきり垂れてますし…」 スズトレ「ごめん…思ったよりジェネレーションギャップきつかった…」 ≫171二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 16 00 25 ヘリトレ「仕事の待ち時間によくやったのう、ゲームアンドウォッチ」 オペトレ「いつの時代ですか」 スイトレ「やっぱりがセガサターンが青春だよね~」 オペトレ「ああ、友達の家でよくやったなあ」 ヘリトレ「ぐぬぬ……」 ダストレ「子供の頃あったDSってけっこう分厚かったですよね」 オペトレ「グゥッ」 スイトレ「ひぃん……」 ダスカ「ちっちゃいころ、スイッチが欲しくてパパにおねだりしちゃったわ……」 ダストレ「アバッ」 ヘリサブ「あばば……」 歴史は繰り返すんですわ……(瀕死) ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part427【TSトレ】 ≫8たておつ私は吸血鬼出遅れ供養お21/11/11(木) 16 31 03 「私はここであえてお兄ちゃん(カレン)の部屋に突撃!」 「うん、お兄ちゃん(義妹)はお兄ちゃん(カレン)の部屋に来たね? お兄ちゃん(カレン)は部屋のベッドに腰をかけてるよ。どうする、お兄ちゃん?」 「お兄ちゃん(カレン)の隣に座って、お兄ちゃん(カレン)の手にゆっくりと手を伸ばす!『お兄ちゃん、少し……不安になっちゃって。……その、手、繋いでくれる?』。《妹コンボ》『でも今日はここまで♪』を宣言! 《妹術》手を繋ごう+絶対防衛線で好奇属性の萌え攻撃!」 「それなら命中+1でダメボ7だね。きゅんかるまは使う?」 「……まだ切ら……いや、きゅんかるまを1点増やしてダイスを一個増やす!」 「…………なあボノトレ」 「何マヤトレ。あ、ボクはエメラルドピースにしようかな」 「カレトレとカレンチャンは何やってるのアレ」 「ボクらのPC作成待ちの間にルール確認がてら一戦やってるんだって。ちなみにカレトレのクラスはメインリリカルでサブはチャネリング/人間不信だそうだよ。組織は恋愛○軍萌々派」 「クラスにケモノっ娘入れ無いんかい。あと組織お前……」 「それじゃあお兄ちゃん(義妹)の技術値は10だから……11+3d6で判定して♪」 「ダイスは……3と2と6! 命中判定は22!」 「それじゃ回避判定いくね。お兄ちゃん(カレン)はあにかるまを1増やしてダイスを増やす! 回避判定は12+3d6……え、1と3と4……?」 「よし!!」 「えーっと、ダメボは7点で最大ダイスは6。好奇属性だから、DP(ドキドキポイント)は13点上昇……。お兄ちゃん(カレン)は動揺しながら、『えっ。わ、分かった……』ってお兄ちゃん(義妹)の手をゆっくり握ったよ。それじゃあお兄ちゃん、RP通りに手つなご♪」 「えっ」 「あ、次はカレンのターン。お兄ちゃん(カレン)は《兄術》『探しておりました、お姫様』を宣言、頑張り屋さん+カッコつけたがり+カワイイで萌え攻撃ね」 「ごふっ……」 「PLへのリアルダメージが酷い」 「まあPLとGMでお互いダイレクトアタックしていくゲームだよねあれ……」 この後無事お兄ちゃん(カレン)を落とすことには成功したものの告白フェイズで散々揶揄われたのでなんだか試合に勝って勝負に負けたというか全部カレンの掌の上だったんじゃと思ったお兄ちゃんでしたとさ うまぴょいうまぴょい ≫13二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 16 51 57 海にて 義カフェトレ「みんなお昼にしよう! カフェはこのお弁当箱、黒にはこっちのお弁当箱、タバコはこのお弁当箱だよ。おにぎりはこっちのクーラーボックスに入ってるから好きにとってね」 カフェ「いただきます……」 義「カフェはサーモンフライにレンコン、ほうれん草の和物だよ」 黒カフェトレ「わぁ、とっても美味しそう!ありがとうございます」 義「黒には生姜焼きとピーマンじゃこ炒めとブロッコリー塩炒め、卵焼きだよ」 タバコカフェトレ「……」 義「タバコはカボチャサラダ、大根の煮物、ロールキャベツだよ」 タバコ「少なめで助かるな……いただきます」 ナンダテメエラ コッチミルナダゾ ソウダゾー ショユノハッチュウモウイイモウイイ チャラ男A「ヤベェ……あのウマ娘ちゃん達ナンパしてぇんだが」 チャラ男B「あぁ……ナンパしたらやべえって俺のバイブスが語りかけてくるyo」 ≫30二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 17 16 18 ーーートレセン学園の一角 「…トレーナー?」 「…もう、何か返してよ〜!」 …そういって豊満な胸に顔を埋めるのはキタサンとスイープ。 二人がそれぞれ埋まる胸の持ち主は、勿論担当トレーナーであるキタトレとスイトレだった。二人はその姿にニコニコと笑っている。 ーーーキタトレとスイトレで相談をしていたのは良かったのだが、それが終わってからキタトレにキタサンがいつものように抱きつき、それに対抗心をもったスイープが抱きついたのが今の状況であった。 「もう〜!トレーナーが反応してくれないならこうしてやるわ!」 思わずその胸をペチンと軽くしばくスイープ。たゆんたゆんと胸が揺れるがスイトレは笑っている。 「スイープちゃん!?何してるの!?」 「何か言ってほしいの!もう〜!」 スイープはスイトレがニコニコしたままなのが気に入らないのか何回もしばいてみる。だが相変わらずニコニコしたまま。 「むぅ~!」 じゃれ合う二人を見つつ、キタトレは笑いながらキタに囁く。 「スイトレにとってあれはカワイイワガママなのよ。だからああやって受け入れてる訳。」 「そうなんだね…」 「愛情表現は人それぞれよ。言葉にするには難しいくらいにね。」 「…うん、分かったよ!」 納得したのか笑って返してくるキタに微笑むと、そろそろ止めようかキタトレは動き… 「もう〜!ばかっ!」 ーーースイープは近くにいたキタトレの胸に振り上げた腕があたる。当たったキタトレは表情は変えていないが 「スイープちゃん?!」 それを見たキタも慌てて寄ろうとしてくる。 …スイープからすれば目の前には柔らかいそれがあり、振り向いた先にも大きなそれが二人分。 そしてそのどれもがボヨンボヨンと揺れており… 「…ッ!!」 「スイープ!?待ってー!」 思わず駆け出して扉から出ていくスイープと、それを追いかけるスイトレ。 ドタバタといなくなった二人に対して、キタとキタトレは不思議そうな顔をするのであった。 ≫57二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 17 42 45 「……ルドルフ、ポッキーゲームって知ってる?」 「……ポッキーゲーム、か……君がやりたいのなら、やろう」 トレーナー君の話を素直に聞くことにする。 「……まず、ルドルフがポッキーを咥えるでしょ?」 「……ああ」 そう言いながらトレーナー君が私にポッキーを食べさせてくる。 「あ、まだ咥えるだけだからね?食べないでよ? ……そしたら、私も反対側を咥えるから、そのまま二人で両端から食べていく、っていう遊びなの!」 オチが見えたがまあ私達の関係だしそこはいい。 後で、何故こんな方法を取ったのか聞かねば。 そうして、二人でポッキーゲームを始める。 ポリポリと食べる音、徐々に近づいてくる、期待した目の彼女の美しい顔…… そうして、あと少しでキスとなったその時──── 「会長。この書類について……」 「「!?」」 エアグルーヴが入ってくる。驚いてしまい、ポッキーが折れる。 「……か、会長……その、そういうことはトレーナー室でやって欲しいと何度も申し上げたはずですが……」 「ち、違うんだエアグルーヴ、今回ばかりは私も騙されて……」 この後、エアグルーヴに怒られたが、よくよく考えると彼女も大概だった。 ────ついでに、ルドトレは監禁された。 ≫62二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 18 04 20 「はぁ……ふぅ……。ふふ、お兄ちゃん、そろそろ負けを認めたらどうかなぁ……!」プルプル 「何を言ってるのお姉ちゃん……、お姉ちゃんこそ負けを認めたら? ほら、もうポッキーのチョコが溶けちゃってるよ?」プルプル 「意味が分からないかなあお兄ちゃん……!」プルプル 「……なあボノトレ」 「何マヤトレ。マヤノちゃんとポッキーゲームしたって噂本当?」 「誤解だからな!? ちゃんと誤魔化して違うポッキーゲーム提案したから!」 「そんなに否定するのが怪しい……と言いたいところだけどまあ今回は信じてあげるよ……」 「なんか妙に優しいなボノトレ……。あ、やっぱアケボノちゃんとポッ……」 「マヤトレ。」 「はい……」 「……で、何の話だったのマヤトレ。そこでポッキーゲーム開始してから既に2時間経過してるカレトレとカレンチャンの話?」 「ああうんそ……え、2時間!? バカじゃねぇの!?」 「失礼だよマヤトレ。あの二人にも譲れないものがあるんだよ……」 「お互い顔真っ赤にしながらプルプル震えてまで? っていうかどうやって喋ってるのあれ」 「まあカワイイで何とかしてるんじゃない」 「……もうそれでいいか」 「ふ、ふふふ、埒が明かないねお兄ちゃん……!」プルプル 「私このポッキーはお姉ちゃんに多く食べて欲しいかなぁ……! 最近スイーツを取り過ぎてる気がするから……!」プルプル 「それを言ったらむしろカレンよりお兄ちゃんが食べるべきじゃない……?」プルプル 「うっ確かに……? レースの制限もあるなら私の方から食べ進めるべき……?」プルプル 「さあお兄ちゃん……! 来て…………!」プルプル 「なんかもう少年漫画で上から見下ろしてくるタイプのボスの『さあ、ここまで来るがいい!』とかそのタイプの『来て!』だなあれ……」ポリポリ 「大変だねぇ……」カリカリ この後更に3時間経過したものの結局決着はつかず、かといって何か進みそうな雰囲気も無くお互い色々限界になりつつあったので見かねたボノトレが真ん中を割って終わらせましたとさ うまぴょいうまぴょい ≫70二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 18 16 12 「ポッキーゲーム……ですか?」 「はい、流行っているとか」 「……どの様なゲームなのでしょうか」 「詳しくは……なんでも先に折れた方が負けらしいです」 「なるほど……なるほど……きっとこれは子供の遊びなのでしょう」 「子供の?」 「ええ、ポッキーを剣に見立てぶつけ合う……そして先に折れた方が負け……この様な遊びなのでしょう」 「なるほど!」 「グラス、私達もやってみますか?」 「食べ物で遊ぶのは……」 「……そうですね、普通に食べましょうか」 (……えっ? グラス) (……えっ? トレーナーさん) (*1) ≫123平成三強+1トレ評 byイナリ21/11/11(木) 19 39 06 ウマ娘になったトレーナーについて聞いて回ってんのかい? するってぇと、あたしんとこのは違うね……つうわけで他をあたってくんな。 ……何? 身の回りのトレーナーでいい? へえ、そんなら一丁、このイナリワンが語ってやらぁな! 初めは……タマんとこかな。いやぁ、あの偉丈夫がウマ娘になっちまった時にゃそりゃあ魂消たさ! 当の本人はあの体を気に入ってるみてえだし、外野が口挟むもんじゃねぇけどよ。 ……いやさ言わなきゃいけねぇことが一つあらぁね。下着のことさ。サラシの一つでも巻けってんでぃ! 面倒見もいいし、あれがなきゃ気のいい兄ちゃんなんだがねぇ……まあ、タマが何とかするだろぃ。 気のいい兄ちゃんと言や、オグリんとこもそうだな。随分と粋なお人でなあ。 器がでかきゃあ飯も美味い、猫も杓子も客も取るたあ、ああいう御仁を言うもんよ。 ウマ娘になってこっち、オグリがちょいと何か気にしてたが……今はすっかり元の通りってな。 そうそう、見てくれはかなり変わったねぇ。前ほど首は疲れねえが、代わりにオグリによく似て姉妹みてぇだよ。 ああ、クリークんとこの栗毛の方のはこれまたクリークによく似ちまってなぁ! おまけに輪をかけて世話好きになっちまったもんだから、クリークが二人いるようなもんさ! 贅沢な体つきまでよく似て、初めてあの姿を見たタマの顔は……ふふっ、もう暫くは忘れられそうにねえや! 近頃は時々「めいど」の恰好してるけどよ……あの人、あんな子供っぽい性格だったかねぇ? 同じクリークんとこでも、黒鹿毛の方のは反対に控えめでな。意見するにも後からってな具合さ。 ただまあ、その分よぅく見てるよ。ちょっとした不調でもすぐに見抜いちまう。あの眼鏡のお陰かね。 そういや、休みの日にちょいと出かけたら、真剣な顔して蹄鉄見ててなぁ。帰りに寄ったらまだ見てたのには驚いた! 大丈夫かい、って思わず声かけちまったよ……ま、困ってんなら見捨てねえのが粋な江戸っ子ってもんさ! っとォ、すまねぇが時間だ。これから併走するのさ。タマやオグリ、クリークとな。 ……最後にひとつ? 何だい何だい……ああ、あたしんとこのがウマ娘になったら、かい。 てやんでい、そんなの決まってらぁ! いの一番に駆けつけて、思いっきり背中叩いてやんのさ! どんな姿になったって、あたしがとーんと来たお前さんに違いねえだろってな! ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part428【TSトレ】 ≫23チヨトレマッサージ道21/11/11(木) 20 33 18 マッサージ店開店初日 複数の学園関係者を相手にし、時間は過ぎていった いつの間にか日が落ち、空が茜色に染まりだした頃 新たなお客さんがやってきた 「こんにちは、まだ営業してるかな?」 現れたのは黒髪碧眼のウマ娘 確かファインモーションさんのトレーナーさんだ その身長は170㎝ スズトレさんとほぼ同じだが、それ以上の圧迫感を感じていた スズトレさんは女性的な要素が強かったが、こちらは男性的な要素が強い 例えるなら、王族に使える騎士のような感じ ファインさんはアイルランドの高貴な家の出なのであながち間違ってないかもしれない 「施術を始めさせていただきます」 「では、お願いするよ」 彼女の体を触ってみて最初の印象は、えらくがっしりしているという事だった アスリートの体ががっしりしているのは一般的に見られるありふれた事象だ これまで訪れたトレーナーの皆さんもそうだった でも、ファイトレさんは違う 通常レースをを走るのに使わない筋肉まで鍛えられている 全身を満遍なく鍛えている証だ 彼女はファインさんの敬語も担当していると聞く もしかしたら、その為なのかと朧げながら思った 24チヨトレマッサージ道21/11/11(木) 20 34 01 「んん…やはりこういうのは気分がいいね」 「そう言って頂けて何よりです」 施術後に背伸びをしているファイトレさん。そんな彼女に対し、施術中に聞いてみたことがあった。 「ファイトレさんはトレーナーになる前は何をされていたんですか?」 それはふと出た疑問だった。彼女の体を触ってから感じた印象についての答えを求めたのだ 何気ない会話の中の出来事 それを聞いたファイトレさんは目を丸くした後、微笑みながら答えた 「それは企業秘密とさせて頂こう」 そりゃそうだ。他人にプライベートを易々と語る訳はない ちょっと不躾な質問だったかもしれない そう自分で納得して話は終わった筈だった 「そうだ、チヨトレさん。マッサージのお礼に一つアドバイスを送ろう」 帰り際、マッサージ店を出たファイトレさんはそう言ってこちらに振り返った なにやら私に話があるようだった 「君の情報収集力については聞いている。勝利の為に情報を貪欲に分析する姿勢は驚嘆に値するよ」 すっかり高度が落ち、橙に染まった校舎 私の位置からはファイトレさんの方向には太陽があり、逆光でよく見えない 「だが、世の中には知らない方が良いこともある。覚えておくといい…」 25チヨトレマッサージ道21/11/11(木) 20 34 22 その顔は夕日で見えない どういう表情をしているかも分からない けど、それが何故かとても恐ろしく感じて 私はその言葉を自然と心に焼き付けた ああ、私は何か触れてはいけないものに触れたのだと、今になって思う ≫37二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 44 00 とあるウマ娘とグラトレ(独)の話 「……そうですか……トレセンから離れるのですね……」 「はい! 師匠に教えて貰った道へ本格的に進もうと思ってます!」 「私は師匠と呼ばれる様な事は……」 「いえ! 私の適性に気が付かせてくれた師匠は、間違い無く私の師匠です!」 「…………そう言ってくれるんですね」 ──彼女は地方から中央へと移籍して来たウマ娘だ。 地方ではそれなりに活躍したウマ娘だったらしいが、トレセンに来てからはレースに勝利する事も出来ずトレーナーも着かない…… そんな感じで燻っていた彼女の自主練を見掛けたのは何かの偶然だったのだろう。 彼女のトレーニングを見て直ぐに分かった、彼女は走るのに向いていない。 彼女は他の娘よりも強い力を持ち、それを活かせる優れた体幹を持っていた。 地方に居た頃は力に物をいわせた加速力で序盤にリードを作り、中盤に抜かされても、終盤に再度加速力で抜き去る……そんな戦法で戦っていたという。 しかし、中央のレースでは同じ戦法を取っても、中盤に完全に追い付けない距離を離される様になってしまった。 彼女は他のウマ娘よりも優れた面は有った……ただ、ウマ娘の走る様な長い距離に向かなかったのだ…… 俺が話し掛けた時には彼女もその事を理解していたのだろう……彼女にレースよりも適した道が有ると伝えた時に素直に耳を貸してくれたのだ。 それからはグラスとは別に彼女を指導していた。 あくまで俺はグラスのトレーナーだから付きっきりとはいかなかったが、それでも彼女は俺の見立て通りに才能を開花させたのだった。 38二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 44 26 「師匠には感謝の言葉しかありません……中央のレースで勝つという夢が叶わなかった私に、新たな夢を与えてくれました!」 「……………」 「それで、師匠への感謝をトレセンから出る前に伝えたかったんですが……何を伝えれば良いかが分からず悩みました……」 「充分伝わりましたよ……ここまで感謝されても良いのかと思うくらいに」 「いえ、私は全然充分じゃ無いです! ……なので考え抜いて辿り着いた私なりの師匠への感謝、受け取ってください!!」 そう言った彼女は木刀を取り出して構え、裂帛の剣気を発する。 俺が彼女に見出した剣術の才能……まだ教え始め間もない筈が、既に並を超えている剣気を発する彼女は言葉を紡ぐ。 「師匠……私がどれだけ腕を上げたか……見て貰えますか!!」 「…………ええ、ええ! 受けて立ちましょう!」 俺は挑戦を受け事にした……彼女の想いを無下にする筈も無く、何より俺の闘争心が疼いて仕方無い。 彼女の木刀に合わせる様に俺も木製の槍を構える。 間合いでも経験でもコチラの方が有利な筈だが、彼女は俺に勝てると信じて自身を疑っていない。 ……彼女は強い……間違い無い…………だが、負けるつもりなど無い……勝つのは俺だ! 「では、師匠! いざ!」 「尋常に……」 「「勝負!!」」 39二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 44 53 開始と共に彼女は勢い良く突進して来た。 彼女の優れている膂力のままに力強く、力強く、地面を踏み付けて繰り出される突進は一瞬で間合いを詰め懐へと入り込んで来る。 ……だが想定内……右手を引き左手に力を込めて石突側の柄で打撃を放ち迎撃する。 しかし彼女は柄の打撃を刀身で受けつつ身体を捩り、打撃の威力をそのまま載せて回転斬りとして放ってきた。 俺は槍の柄で彼女の回転斬りを受け止めるが…… 「くっ!? …………チッ!!」 あまりの威力に受け止めるのは無理だと判断して上へと流す。 打撃の威力を載せた回転斬りは彼女の膂力と遠心力も合わさりコチラを弾き飛ばすレベルの威力となっていたのだ。 ……正直彼女の膂力を低く見積もり過ぎていたらしい、柄が耐えてくれて助かった。 ……どうやら彼女はウマ娘と化して久しく戦っていなかった膂力が遥かに上の相手の様だ……人の身でウマ娘と戦おうとしていた頃の戦い方を取ろうじゃないか。 ──即ち徹底的に打ち合いを避ける戦法を。 回転斬りを受け流され体勢を少し崩した彼女に突きを放つ……が、紙一重に躱される。 しかし、元々面という意味では当て辛い突き……避けられる事など組み込んでいると、突きを躱した彼女に先程と同じ方法で柄による打撃を浴びせる……今回は姿勢に無理が有るので威力はほぼ無い牽制だが…… 彼女は先程と同じ様に刀身で受けるが、突きを避けた直後で体勢が悪く回転斬りは行えない……そう考えていた俺に2本目の木刀が攻撃して来た。 「なっ!?」 思わず後ろに飛び退き距離を離す。 そして不意の二刀目で攻撃してきた彼女は、まるで最初からそうだったかの如く二本の木刀を構えてみせた…… 40二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 45 16 「…………二刀流……独自で?」 「はい、師匠への礼を考えている時に天啓とも言える閃きが有りました」 二刀流を行う上での問題…… 剣を片手で持つ際の両手持ちに比べて威力が足りない点を、持ち前の膂力で…… 剣を両手に持つ際の重量物を両手に持つ難しさを、優れた体幹で…… それぞれ解決しているのか…… ……本当に剣術を始めて間もないんですか? 「どうですか、師匠!」 「素晴らしいですね、闘争心が滾りますよ!!」 「師匠に喜んで貰えて嬉しいです!!」 短い会話を交わし再度切り結ぶ為に距離を詰める。 俺は薙ぎ払いで彼女の突撃を潰し、下に躱した彼女に遠心力を載せた突きを放つ。 彼女は槍の側面を片方の剣で弾き突きの軌道を逸し、もう片方の剣を構え距離を更に詰める。 身体を捻りって彼女の剣閃を躱し、身体を捻った勢いのまま45度程の短い薙ぎ払いを行う。 彼女は剣を振った勢いで下に躱したが、無理が有ったのか体勢を崩してしまった。 好機だと判断し半歩身を引くと同時に槍を引き、完全に体勢を崩した彼女に本気の突きをぶっ放した。 ──膂力で勝るウマ娘との打ち合いを避けるべくウマ娘化前から研鑽してきた突き……ウマ娘としての膂力を載せて放つそれは神速に到達しているとグラスは評価する……そんな突きを。 「…………参りました」 「良い……戦いでした……」 首筋に木製とはいえ槍の切っ先を突き付けられた彼女の敗北宣言でこの度の戦いは終わりとなりました。 41二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 45 43 「師匠! 本当にありがとうございました!」 「いえいえ、私も愉しませて貰いました……お礼に…では無いですがコレを貴女に」 「手紙? ……と、連絡先ですか?」 「剣術道場への紹介状です……その剣術道場はウマ娘にも指南している所でして、師範さんは私も以前……ウマ娘となる前に何度か手合わせをした相手ですので信頼は置けますよ」 「あっ……ありがとうございます!」 「ふふっ、師範さんも貴女を見たら逸材だと小躍りしそうですね」 「師匠……ありがとうございます……でも、1つだけお願いしても良いですか?」 「良いですとも、なんでしょうか?」 「師匠……私がもっと強くなったら…………もう一度戦ってください」 「…………ええ、ええ、もう一度と言わず何度でも……次も負けない様に私も研鑽していますよ」 「やった!! 約束ですからね!」 「ええ、お互い研鑽しましょう……誓いの餞別です」 「これは……槍の穂先?」 「私に勝って返してくださいね?」 「…………はい!!!」 ──数日後、1人のウマ娘がトレセンから去り新たな道へと歩み始めたのだった…… 42二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 46 08 ……1人のウマ娘が学園を去った日の夜……トレセン学園の1番上に1人のウマ娘が静かに座っていた。 『飛べぬ鳥 歌に才有り 導くも 教えし者が 是非に迷うか』 「…………いまいちだな」 そうグラトレは独り静かに自嘲する。 思い返すは今日旅立った彼女。 彼女は吹っ切れているのだろうが……俺はこれで良かったのかと悩み続けている…… 「中央のレースで勝ちたい……その夢を塗り変えてしまったな……」 彼女が夢を掴めたのかは分からない、だがトレセンのトレーナーとして後押しをした方が良かったのでは無いのか……? 答えは間違い無く出ない…… 「…………それでトレーナーさんは、今日落ち込んでらしたんですか?」 「…………グラス!?」 「私の気配に気付かない程に落ち込んでたんですね」 何時の間にか俺の愛バが隣に立っていた。 「……こんな深夜に寮を出たのか?」 「ヒシアマゾン先輩には許可を貰ってますよ……無理を言いましたからね、今度菓子折りを持って勝負を挑まないといけません」 「……そうか……グラスの予定を調整しないとな」 「あら? トレーナーさんもヒシトレさんとタイマンですよ?」 「俺も?」 「トレーナーさんの事で無理を通したんです、当然ですよ」 「…………そうだね」 いつもなら愉しく笑うんだけど……今日はちょっとそんな気が起きない。 43二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 46 33 「……今日のトレーナーさんは弱々モードですね〜」 そう言ったグラスはコチラの頭を抱き抱え、 「いつも頑張ってるんですから……私の前でくらいなら泣いても良いんですよ?」 そんな優しい言葉を言ってくれる。 「優しいなグラスは…………甘えて良いのか?」 「良いと言ってますよ」 「そうか……」 そう言って優しく抱き締めてくれるグラスの胸の中で少し泣かせて貰った。 「トレーナーさんは頑張ってますからね~」 頭を撫でる手に感謝しながら…… 「もう、大丈夫ですか?」 「ありがとうグラス、大丈夫だよ」 「久しぶりですね~、トレーナーさんの弱々モードは」 「そうだな……」 「夢を塗り変えてしまった迷いと……旅立たれて寂しくなっちゃったんですかね?」 ……どうやらグラスには見透かされているらしい。 「そうだね、迷いと寂しさ……かな」 「ふふっ、妬いちゃうくらい大切に思われてたんですね~」 もう1人の担当ウマ娘……短い間だったがきっと彼女はその様な存在だった、だからこそ彼女の旅立ちに迷い寂しがるのだろう…… 「いつか手合わせをしてみたいものですね」 「彼女は強いよ?」 「俄然やる気が出るというものです」 「ふふっ」 旅立った彼女の幸ある未来を信じてグラスと夜が明けるまで星を眺めるのでした…… 44二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 47 02 ──後日談 トレーナーサーンデンワデスヨ-、トレーナーサーンデ…ピッ 「はい、グラトレですが〜」 『……やはり慣れんな』 「そのお声は剣術道場の師範さんでしょうか~」 『そうだ……話はお前の送って来た者の事だ』 「中々の逸材でしたでしょう?」 『それはそうだが、お前!!「地方から来た剣の逸材を送りますので面倒を見て上げてください」って言うだけで、言うなら性別も言えや!!』 「私の紹介なのでウマ娘なのは予想付いたでしょう?」 『普通は独り暮らしの男の所に年頃の娘を送らんわ!!』 「独り暮らしとはいえ50になった師範さん相手なら、師範さんが耐えたら大丈夫でしょう? 師範さんなら耐えれますし」 『いや、それが『あっ旦那様! 電話から聴こえる声は師匠ですか!? 替わってください!!』 「…………旦那様?」『アッチョッ……』 『師匠! 私です! 師匠にお礼が言いたかったんです!!』 「お礼なら以前充分貰いましたよ」 『いえ、この様な出会いを作って頂いた事です!!』 「ええ、良い人でしょう師範さんは」 『はい! 私の好みドストライクのナイスミドル……それも未婚の方だなんて!!』 「………………ん?」 『大丈夫です! 私も乙女! 不埒な真似はせず、先ずは胃袋から掴みます! それで師匠は旦那様の好みの料理を知っておられますか!?』 「…………鮭のボイル焼」『チョッ!?』 『師匠、ありがとうございます!!』 「……では、祝辞の言葉を考えていますね」 『はい!!』『グラトレ、キサマァァァァァ!!!!!』 ブツッ…………ツーツー 「……どうやら俺は彼女に良い道を示せていた様だな」 ────彼女の未来に幸があらん事を ≫53二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 20 55 37 俺はどこにでもいる新人トレーナー。 絶賛勉強中の身分だが、今回はあのシンボリルドルフ会長のトレーナーに色々教われるとのことで、嬉々として彼の部屋に向かうと…… 「失礼します。シンボリルドルフ担当トレーナー様はいるでしょうか」 「うーん……あっ、あー!どうぞ!鍵は開いてますから!」 中から可愛らしい女性の声がする。まさか風のうわさで聞いたウマ娘化という奴のせいなのだろうか、或いは単にサブトレーナーがいるのか…… 「お邪魔しま……す……」 そこに居たのは、レディーススーツに赤い眼鏡、チョーカーをした、世が世なら後宮を牛耳ってそうな雰囲気のウマ娘……耳飾りはダイワスカーレット等と同じ側で、チョーカーをよく見るとそこにはトレーナーバッヂが光っている。ノートPCで何か打っていたのかPCは開きっぱなしだ。 「あ、君が今日来るって言ってた新人トレーナーさんだよね?」 「ええ。ということは貴女は……」 「その通り。私はシンボリルドルフ担当トレーナー……チーム《プラエトリアニ》トレーナーと言ってもいいかな?で……まあ、今日はよろしくお願いします!」 「え、ええ……よろしくお願いします」 話しかけてくれる彼女の顔は優しげだが、若干話しかけにくい。こう、うっかり親しげにすると何か大きな罠があるのではないかと思ってしまう。 「それじゃあ……今日はチームのみんなのトレーニングについてとか色々見てもらうね?」 「はい!」 そう言い、俺は咄嗟にメモ帳を取り出す。 ────そうしてトレーニング用のダートコースに俺は連れてこられた。 「トレーナー君。彼が件の新人トレーナーか。……ご存知だろうが私はシンボリルドルフ。生徒会長と本チーム《プラエトリアニ》のリーダーをしている」 そのまま流れるようにシンボリルドルフ会長の前に(間違いなく悪気はないのだろうけれど)突き出された俺は、少し固まってしまうのだった…… ────結局、今日の研修で学べたことは多いけれど、俺に威圧感あるウマ娘の担当は無理だということもわかった。 ≫74二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 21 25 24 『買い物トライフォース』 「テイクオーフ,マーベラス,アハハハハ---」 「……なあマベトレ」 「なーにーかーなーマヤトレー?ほらほらこれもよさそうだよー」 「なんで、俺も買い物に付き合わされてるんだ?」 「それは、マーベラスだからだよー☆」 「答えになってねえよ。」 「マヤノドノナント、アチラニマァァーベェラスナルモノガ」 「ホントダー!ジャアイッテミヨ-」 「こういうのって保護者が必要でしょー?。マヤトレもいると何かと便利かなーって、後マヤノちゃんの希望だしねー」 「それはいいが、ロリ三人に大人が一人って俺の世間体が増々危うんだが」 「まあまあ、ご飯は私がおごるよー☆」 「トーレーナーチャンタチナニヤッテルノハヤクハヤクー」 「マヤノちゃんたちが呼んでるよーマヤトレも走ってー走ってーじゃないと見失っちゃうよー☆」 「体力が有り余るお前たちと違って俺はなぁ、くそーこういう時羨ましいと思ったことないぞ」 その後マヤトレは3人に散々振り回された。 マヤトレの体力が下がった マヤトレの疑惑が上がった ≫92二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 21 39 39 通り雨 テイトレとウオトレ202 「(…これは、降り止まなさそうだなぁ)」 閉まったシャッターに背を預けてテイトレは一つため息を吐いた。 一人で買い物をしていた途中、通り雨と言うには強い雨が降り出して濡れ鼠のようになりながら寂れた通りの軒下に駆け込んだのが十数分前のこと。 通りかかる人も、町中の騒音も聞こえない…まるで世界に取り残されたような感覚を彼は感じていた。 充電の切れそうなスマートフォンで友人達に連絡をしようとして何度も止めた。自分なんかの為に手間を掛けさせるのが申し訳なかったからだ。 ならば走り抜ければ、と行きたがったが雨が強まるにつれ痛み出した左足がそれを許してはくれなかった。 「(どうしよう…かな…)」 濡れて張り付いた服に不快感を覚えながら幾度目かのくしゃみ。とうとう耐え切れずにズキズキと痛む左足を握り締めて服が汚れるのも気にせず座り込んだ。 「(大丈夫、大丈夫…すぐに、止む。消える)」 三角座りで立てた膝に額を押し付けて俯く。雨音だけが耳に届く静かな空間で唯一人、耐えるように。 どくりと心臓が跳ねる。口の中に苦味が襲い濡れて震える身体を冷や汗が身を、心を冷やす。 嫌な思い出が次々とフラッシュバックしていく。痛いくらいに傷跡を握り締めながら荒れた息を整えようと無理矢理息を吸った。 「…テイトレ?」 「…ウオ、トレ」 聞き覚えのある声と前に感じた気配に顔を上げるとその丈に見合った大きな傘を差した猫背の赤緑のオッドアイのウマ娘…ウオトレが立っていた。 「何やってんすかこんなところで…雨宿りにしてももっといいとこあるでしょ」 そう言いながらぐいと手を引きテイトレを立たせる。うおめっちゃ濡れてるっすね…なんて一人ぼやきながら。 「ほら行くっすよ。とりあえずトレセン行って身体乾かさないと…」 「あ…えっと…その」 歯切れ悪く目を泳がせるその姿を見てウオトレは首を傾げながら続きを促す。 「俺今…足が、上手く動かないから…迷惑になるからさ…放っていってくれて…」 「…はぁ?」 思わずと言わんばかりに漏れ出たため息を隠そうともせずに目つきの悪い顔に手を当てて苛立ったように続ける。 93二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 21 40 02 「なんすか?テイトレの中で俺はそんなくだらない事で友達置いてくような薄情者だったんすか?なんならお姫様抱っこで担いでいってやりましょうか?」 腰を掴んで担ごうとするその手からバタバタと逃れて大人しく並んで歩き出す。 下を向いて歩いているせいで自分の遅い歩みに合わせる為に歩きづらそうに歩幅を狭めているのが分かって気分が暗くなっていく。 「…ウオトレ、その…迷惑かけて…ごめ」 「俺気がついたんすけど」 謝罪の言葉を言い切る前にウオトレが口を開いて傘を持っていない方の腕を芦毛の頭の上に乗せた。 「こうして並ぶと丁度テイトレの頭が肘置きにピッタリなんすよねぇ…楽っす」 「…あぁ!?身長マウントか!?喧嘩なら買ってやんぞ!」 「ふっ…くく…やっと調子戻ってきたっすね!小さいんだから顔上げて胸張ってないとジェットコースターにも乗れないっすよ!」 「なんだぁてめぇ…猫背のお前に言われたくないわ!手ぇどけろ!」 小さな歩幅と大きな歩幅。足取りは違い、歩みは遅い。 そんな見た目も境遇も違う二人の穏やかな話し声と笑い声が雨音の響く静かな道で確かに聞こえていた。 ───side.モブ 「うおっすげぇ身長差…いいじゃん(いいじゃん)」 「私のシックスセンスが告げているわ…青メッシュの娘の包容力受け…!」 「バカね…芦毛ちゃんの生意気な口から始まるじゃれ合い…そして夜に仲直りの甘々…これよ!」 「生もので想像するのやめなさいよ…(仲良しで平凡な日々の健全きらら枠なのよね…)」 ≫9511821/11/11(木) 21 41 46 いよいよジョートレの登場です!! 朝起きたら私の身体がウマ娘になっていた。 なのでメガネを掛けてから 担当のトーセンジョーダンに連絡をした。 今トレセン学園のトレーナーたちがウマ娘に なる現象が相次いでいたので覚悟はしていたが、 いざ急にこうなると理解が追いつかない。 とりあえず鏡の前に立ってみた。 そのまま自分がウマ娘になったようだ。 そして何より··· ムニュ「やわらかい。」 「ってコラー!!」 「あ、来たねジョーダン。」 「「あ、来たねジョーダン。」じゃなーい!! 何触ってんのトレーナー!」 「いや、女の子になったから···。」 「いやアンタそんな感じだったっけ!?」 ああ、やっぱりこの娘はかわいいな。 「いや、何ニヤニヤしてんのトレーナー!?」 「あ、ゴメンジョーダン。後せっかくだから あなたの服貸してくれない?」 「せっかくってドユコト!? ···あー、もう!わかったって! じゃあ私もせっかくだからアンタのこと みんなと一緒にめちゃイケな ウマ娘にするからね!!」 「フフ、ありがとうジョーダン。」 とりあえずこんな感じでどうでしょう? ≫112二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 21 51 59 「ドトトレさんの、バカァ……!!」 「だ、大丈夫ですかぁ?トレーナーさん、というかネイトレさん……」 「胸が苦しいと思ったら、なんでサラシなんて!よりによってこの大きさで!?」 「それはその、トレーナーさんなりの考えがあってぇ……」 「……ドトウ。貴女からもドトトレさんに言ってあげて」 「ええ!?でも、私なんかの言葉じゃ……」 「大丈夫。貴女だから言える言葉があるの」 「な、なんですかー……?」 「……この量で見合ったブラ着けないんなら、たとえウマ娘でも早々にだるんだるんに垂れてひどい事になるって」 「ひえぇぇぇぇぇぇ!!!??」 ≫126二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 21 55 42 ーーードリームトロフィーリーグ、その舞台たるレース場の地下バ道にて。 「…キタ、調子はどう?」 「勿論、ばっちりだよトレーナーさん!」 「ならいいわ、キタが調子。崩すとは思えないけど、絶対はないからね。」 …そう話し合うのはキタサンとキタトレ。その勝負服に身を纏ったキタは、キタトレに向かい合っていた。 「ドリームも結構長いこと走ってきたけど、まだまだ走るつもりでしょう?」 「うん、まだまだ私は走れるからね!」 「…そうね、ならキタに辞めるタイミングは任せるわ。」 「えへへ、分かったよトレーナーさん。」 「キタが無茶しないなら、私から言うことはないわ。」 そこまで話した所で、一旦言葉を切ったキタトレは目を閉じ、そのままキタに言い放つ。 「ねえキタ、今回もいつもと同じように遠慮なく走りなさい。」 一瞬キョトンとしたキタは、すぐに 「うん、当たり前だよトレーナーさん。『唯一抜きん出て並ぶ者なし』でしょ?前にトレーナーさんが教えてくれたよね。」 「その通りよ、このレースに出てくる子は皆ライバル。なら、手加減なんてする方が失礼じゃない?」 …そうやってトレーナーと駆け抜けた三年間のことを考えつつ、キタは大きく頷いた。 「うん!」 「だからこそよ、…キタ、思う存分に走ってきなさい。」 …そこで目をうっすらと開けたキタトレはキタを見据える。キタはいつものその笑顔ではなく、キリッとした顔で 「そうだねトレーナー、私は負けないよ。例えーーー誰が相手でも」 ーーーその不敵な笑みを浮かべる顔が、その王者の如きその気迫が、その自信に満ちた目が。 キタトレには眩しいほどに輝いて映った。それに思わず口元を緩めてしまう。 「…そうね、キタ。なら皆に焼き付けてあげましょう。貴方のその走りをね。」 「…うん、行ってくるよ」 「ええ、いってらっしゃい。」 その気迫のままに歩いてターフに向かうキタを見送りながら、彼女は考える。そして小さな声で呟いた。 「『Eclipse first the rest nowhere』…、私は、輝く太陽である彼女こそがこの言葉にふさわしいと思うわ。…ふふっ。」 …地下バ道を歩く彼女の顔は、奇しくもキタサンと同じく不敵な笑みを浮かべていたのだった。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part429【TSトレ】 ≫64チケトレの人21/11/11(木) 22 43 30 では拙いかもしれませんが… ふたりのせんぱい 午後1時、土曜の昼下がりにタイトレとハヤトレがチケトレの部屋のインターホンを鳴らす チケトレがプライベートで孤立しないように定期的にチケトレの家を訪問する─ 二人で話し合い決めた習慣だった 「入るぞーチケトレー」 「おみやげあんぜー一緒に食おうやー」 二人が声をかけるが中からは部屋の主は出てこない 「いつもだったらすぐ出てくるんだがなあ」 タイトレが不思議そうに首をかしげる 「ねてるんじゃねえのかー?」 間の抜けた表情でハヤトレが答える。 「ま、扉は空いてるしさっさと入るか」 そういってハヤトレはドアをガチャリと開けてずけずけと入っていく バカに遠慮と言う概念はないのだ ハヤトレに続きタイトレも中に入り、リビングに行くとチケトレが布団の上ですうすうと寝息をたてていた 「ありゃ、ねてたか」 「まっ、こんな陽気だからな。ねちまうのも無理ないか」 ウマ娘化してからそこまで日が経っておらず安定剤のお世話にもなっている現状、心労もかなりのものだろう 寝かせてやった方がいいか。 そう思い、タイトレとハヤトレはリビングから出ようとする 66チケトレの人21/11/11(木) 22 44 20 「ん、うぅ…」 うなされているのか、チケトレの顔が強張る 「ごめんなさい…ごめんなさい…」 涙を浮かべ、そこには居ないはずのものに強迫的に謝罪の言葉を並べる 「おれがなにをしたって言うんですか。好きでウマ娘ぬなった訳じゃないのに、すきでこの格好に生まれた訳じゃないのに!!」 涙声になり不明瞭ながらも感じ取れる恨み言にタイトレ、ハヤトレの顔が一瞬しかむ 「助けてください…先輩、チケット…」 親にすがり付く子供のように弱々しく発せられたSOS─ふたりは床に座るとチケトレの頭を撫でる 絹のような白い髪がさらりと揺れた 「安心しな。オレ達はいつでもお前のそばにいるから」 「お前と約束を違えるつもりはないから安心しろよ」 子をあやすように、安心させるように呟くとチケトレは安心したよう少しずつ呼吸を落ち着かせていき、再び穏やかな寝息をたて始めた 67チケトレの人21/11/11(木) 22 44 58 「はっ!?」 がばっとチケトレが起き上がる 「おう」 「お邪魔してまーす」 ソファに座り、すっかりくつろいだ様子で二人がチケトレに挨拶する 「すいません寝ちゃってたみたいです」 「まっ、気にすんな!」 「先輩が来てるのに寝てるなんて悪いやっちゃな~っ!!」 BがWの髪をわしゃわしゃとやり、Nが背中をばしばしと叩きながらWをソファに座らせる 「今日はたっぷりと遊ぼうぜ」 「おみやげもあるからな!!」 「はい…ありがとうございますっ」 ふたりの優しさにチケトレの目にうっすらと涙が浮かぶ 悪夢だろうがなんだろうが三人いれば大丈夫。 ふたりの先輩は─おれにとって最高の先輩です。 ≫107チヨノオートレSS21/11/11(木) 23 01 19 場所は千葉県、中山レース場 この日、十万人近い大観衆がここに詰めかけていた なぜなら、トゥインクルシリーズの一年を締めくくる大レース グランプリ――有馬記念が開催されるからだ 「どうですか、チヨノオーさん」 「正直緊張してます」 レース前の最後の時間、レースに向けて最終確認するグループがあった ウマ娘のサクラチヨノオーとそのトレーナーである 二人はいつも以上に計画を立て、同時に緊張していた このレースは日本ダービー後の怪我からの復帰レースであるからだ いや、それだけではない 今日のレースは有馬記念 日本を代表するG1であり、シニア級のウマ娘も参加してくる 今までクラシック級としか走っていなかったチヨノオーにとって、初めて格上に挑む機会でもあった その手は汗に濡れ、心臓の鼓動は早く、体は震えている だがしかし、その表情に弱気な雰囲気は皆無だった その様子からして、震えが武者震いであることを示していた 「でも、それ以上に楽しみでしょうがないんです」 一点の曇りもなく、レースへの期待を語るチヨノオー そこにかつて不安にかられた姿はない 「それは上々」 一方のチヨトレはかつての脆さを克服しつつあり、新たな段階へ踏み出そうとしている 108チヨノオートレSS21/11/11(木) 23 01 51 「万事を尽くしました、あとは天命を待つだけです。おおよその展開予想は話していますが、相手は国内トップクラスのウマ娘達です。その通りなるかは分かりません。」 「大丈夫、私はやってみせます」 「…愚問でしたね」 苦笑するチヨトレ。ニカッと笑うチヨノオー そう、挫折は味わった、実力は弁えている、血のにじむような努力をした 後はこの大舞台で、それを発揮するだけ ただターフを見据えるチヨノオーの目には、勝利への執念がある 故に、最早心は定まっている 例えどんな逆境であろうとも、信じるのみだ 「優勝レイ、持って帰ります!」 「いってらっしゃい!」 数多の思いを乗せて、今年も最後のG1が幕を開ける ≫137二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 23 17 06 ◆ポッキーゲーム・ネイトレ編 「それじゃネイチャ。やろっか!」 「おおう、いつにも増してやる気だねートレーナーさん」 「それはね、今日が特別な日だからだよ!」 毎日がスペシャル、とは言っても11/11はやっぱり『ポッキー プリッツの日』。そしてここ、トレーナーさん用のトレーナー室にあるのはゲームへの意気込みを如実にあらわす……と形容するにはちょーーーっと多すぎる未開封ポッキーの山。ところによりプリッツ。記念日にかこつけて単にお気に入りお菓子を食べたいトレーナーさんがそこにいた。 ……加えてイチャつきたいオーラがささやかながら伝わってくる。まあポッキーゲーム挑んできた時点で何をか言わんや。 「……自分で用意しといて思うんだけど、プリッツゲームじゃダメなのかな」 「急に冷静にならないで?風邪引いちゃうよあたし」 「だってチョコからとクッキーからとでなんか条件違う気がするし……」 「んーと。その不公平感をなくすために必ず二回制、食べる順番を交代でやらなきゃいけないってのが公式ルールらしいよ」 「そうなの!? ネイチャはどんどん博識になってくねぇ……」 ごめんね、ウソ。今あたしの頭に浮かんだだけの出鱈目です。良い大人は言いふらさない。 「それと、しょっぱい涙味より甘いキスの味が若い子らにはウケたんじゃないかなーなんてネイチャさんは考えます」 「あーそれはなんか聞いたことあるかも。……でもネイチャとのは結構涙あモガッ」 「さー始めますかー!!」 座ってるトレーナーさんの口にポッキーをねじ込んで膝にまたがる。目線の高さも揃ったところで、あたしもクッキー部分を口に含んでいざ、開戦。 138二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 23 17 17 ───実は、トレーナーさんとポッキーゲームをするのは初めてじゃない。あれはまだこの人が人間だった頃。売り言葉に買い言葉、勢い任せの口八丁で無理矢理勝負に持ち込んだ事がある。あたしだけが恥ずかしがって速攻折ってしまった塩試合だったけど。 ……『罰ゲームさせちゃってごめん。女同士でやるのはイヤだよね』なんて謝られたのは今でも悲しい思い出。 だから。その、あれだよね。そんなほろ苦い過去があるからこそね。……目の前で顔赤くしてるトレーナーさんがいるのは非常に気分がいい。自分も同じくらい赤くなってるだろうけど?相対的にあたし有利ってやつですよ。たぶん。 ……それを証明するように、少しずつこっちが食べ進めてるのに向こうは遅々として進まないでいる。自分から勝負しといてなんたるノープランっぷり。艶やかで長いまつ毛も、吸い込まれるように黒くて澄んだ瞳も、もう焦点が合わないほどに近づいている。……あれ、ハイペースで仕掛け過ぎたかなこれ。 ふいに鼻と鼻が触れる。あたしもトレーナーさんも同じように肩をビクーッて震わせたのに、短いポッキーはなんとか二人の橋渡しをしてくれてる。しばらくしてから向こうが少しだけ顔を傾けてくれた。そしてそのまま静かに目を閉じる。 …………いやいや。いやいやいや。なんで目を閉じちゃうの?ゲーム中ですよ?……もうこれって、そういう事なんじゃないの?ポッキーから口を離して表情を確認したい。絶対あれだ。キス待ち顔だ。 いけるのかな。いっちゃっていいのかな。ここトレセン。でも密室。いや鍵かけたっけ。というかこのテンパり具合はまずい。落ち着けわたしはナイスネイチャ。ビークール……。ビーシニカル……。というか夢だと思おう。夢の中ならなんでもできる。ちょっとだけ強いあたしよ、今一度降りてきて! 瞬間。 感触。 139二次元好きの匿名さん21/11/11(木) 23 17 31 「……私の勝ちー?」 「ハイ。カチデス」 ……夢見心地になるには少し時間が足りなかった。トレーナーさんの勝ちというか、感触を感じる刹那、飛びのいてしまったあたしの反則負けだった。 「というか、トレーナーさん。上くちびる当たらなかった?」 「……カウントに入れちゃう?」 言外に「ネイチャがいいならそれでもいいけど」という含みを感じさせる物言い。そういう判断の投げ方よくないと思う。 「……ノーカンの方向で」 「よかった。そうだよね、ちゃんとしたのじゃないとね」 嬉しそうにへにゃっとした笑顔になるトレーナーさん。これで毎度許しそうになるあたしは多分ダメだと思う。 しかしまぁ、完遂してみて分かった。ポッキー一本をこうも贅沢に食べる方法だったなんてね……ポッキーゲーム恐るべし。でも、もう満足感でお腹いっぱい。一年は食べなくていいかも。 「それじゃあ次の試合にいこっか。はむっ」 「第二ラウンド!?」 「え? こえがこーひきるーるでひょ?」 ……その日、あたしは『因果応報』の味を身をもって知った。 ……甘くておいしかったです。 (終) ≫168ポッ義ーゲーム21/11/11(木) 23 36 26 「今日はポッキーの日か……カフェ、ポッキーゲームでもやるかい? なんて言うわけもないのだ!」 「呼びましたか……トレーナーさん」 ドンドンドンドン!(パキパキパキ) 「あれカフェいつの間に?」 「さっきですよ……ところで、ポッキーゲーム………しないんですか?」 「聞いてたの? そして知ってるの?」 「ええ、やらないんですか」 「……ちょっと待ってね」 机に置いてあるプリッツの箱を開けてみる。 「ごめんねカフェ、折れてるみたいだ」 (本当は引き出しの中にもポッキーがあるけど) [隠す]👈 [正直に言う] 「この部屋にはもうポッキー的なものは無いね」 「……そうですか」 「ああいうゲームは同い年の同性の友達くらいとやるといいと思うよ」 「……タキオンさんと…….やれと言うことですか」 「……撤回するよこういうのは宴会の悪ふざけだからやらなくていい」 「……そうですか……残念です」 カフェが少し目を伏せてからトレーナー室を後にした。 ドンッ! 「鳩尾やめて!」 その時、ふと閃いた!このアイデアはマンハッタンカフェとのトレーニングに活かせるかもしれない! マンハッタンカフェの成長につながった! パワーが10上がった 賢さが5上がった 「読解力」のヒントLVが1上がった ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part430【TSトレ】 ≫16二次元好きの匿名さん21/11/12(金) 00 04 33 モブα「聞いた?トレーナーと担当でポッキーゲームすると次のレースで勝てるんだって!」 モブβ「まじ?どんな原理よwww」 モブγ「何でも、三女神が加護を云々とか絆の力とか」 モブネットバルキリオン「なにそれwwうけるww」 ───────────────────── 「という話を聞いてな、取り敢えずやってみるか」 「待てや」 「何だ?レースで勝ちたくないのか?」 「いやレースでは勝ちたいんよ?でもそれは違うやろ」 「試さないで否定するのは関心しないぞタマ!否定するならやってからだ!」 「何でこういう時だけ積極的なんや」 「ほらやるぞ」ドン! (アカン、トレーナーは本気や...オグリ、クリーク、イナリ...すまんうちはこれから女になる) 「ふぁ、ふぉいふぁま!」 「こんのクソボケがぁ!うちのトキメキを返せぇや!」 ≫80ケツフク夜間巡回雑談?1/421/11/12(金) 00 38 24 「塩氷嚢できましたよ」 「おう。こっちも粗方巻き終わったから当ててくれ」 夜。霊が見えるのみならず、対処が可能な俺たちは、セイトレの出した報告書を元に特定巡回を行っていた。 こうして明確な心霊目撃情報があった際にはそこの重点的な調査を行うよう指示される場合がある。 今回はトレーナー室が配置されている棟の階段の調査。成程、確かに家やトレーナー寮で寝るトレーナーなら既に帰っているだろうし、宜しくはないがトレーナー室で一夜を明かすつもりのトレーナーならそもそも通らない。そしてセイトレさんは悪いことにこういう話に恒例の「“忘れ物”を取りに行く」という目的でここを通ってしまっていた。 結果から言うと。そこには古めかしい服装をした一人の霊がいた。左脚を怪我しており、場所が場所なのでこの階段で起きた負傷なんだろうと容易に推測できた。昔の学園はもう少し門限が緩かったと聞く。だからこの時間に───おそらく彼女も忘れ物をとりに───この階段を使ったというストーリーも自然に立てられた。左脚を怪我した例が、右脚に爆弾を持つ者を脅かすとは、なんとも奇妙な縁だなぁと不謹慎ながら感じ入ってしまう。 そして今、こうして俺はフクトレさんとこの子の手当をしている。御札を包帯代わりにして(ちなみに除霊用じゃなくて交霊用)、氷嚢の中に塩を入れて、という中々特殊なケースだけど、そんなことを微塵も感じさせないほどにフクトレさんは手際良く進めていた。そんな視線を感じたのかフクトレさんが口を開く。 「こんなところで役に立つとは思ってなかったがな」 「…まああの人も今はもう必要なさそうなぐらいに快復しましたしね。ただトレーナーとしては復習ができていいんじゃないですか?」 「起こさねぇようにするのが最善なんだがな」 そうこうしている内に処置も終わり、同じく札を巻き付けた松葉杖を渡すと、霊はお辞儀をして裏口へ向かい、そして消えた。 「…あの松葉杖経費で落ちますかね」 「ダメだろうな。証拠がねぇ。…まあアイツに聞いた話によるとあのタイプなら4桁前半で済むらしいから後で割り勘だな」 「はぁ。まあまだ終わってませんし、帰ってから考えますか」 そういって、二人して目的の場所に目を遣る。 81ケツフク夜間巡回雑談?2/421/11/12(金) 00 38 51 俺たちの目の前には昼の事前調査では確かに十二段だったはずの、十三段の階段。 そう、“足音”と“十三階段”は別の現象だった。おそらく彼女も十三階段にやられたのだろう。術中に嵌って囚われたのか、無理して対処してそれで足を壊したのか。真実がどちらだったのかというのは今はもう関係ない。非常にまずい具合にかみ合ってしまった怪異の片方は既に正統的手段で祓えたのだから。 「縄は……見えませんね」 「報告書から予想すればおそらく踏んだタイミングで周囲のものを利用して、だろうな」 「心霊…じゃないでしょうね」 「ああ、ほぼ間違いなく悪意のある怪異だな」 「…怒ってます?」 「……」 聞いた話によればセイトレさんの記憶喪失が発覚した事件にはフクトレさんも関わったらしい。その時から何かと気にかけていたらしいのでそこらへんからの感情なんだろう。世話焼きだの優しいだの茶化すとアイアンクローが飛んできかねないので黙ってフクトレさんに向けていた階段に視線を戻す。 「さて、どうします?」 「とりあえず仮説の検証、といくか」 フクトレさんがカバンから取り出したのは1枚の形代。それに勾玉のようなものを組紐で括り付け、十三段目にめがけて投げる。 形代が床に落ちた瞬間。組紐が異常な力で閉まり、形代は見事に真っ二つになった。これを見る限り、彼女は首に跡も無かったので、セイトレさんと同じく無理やり対処しようとしてセイトレさんほど上手く行かずにああなってしまったのだろう。もしかしたら十三階段の餌食にならないように助けてくれる予定だったのかも。追いついた場合の報告が無いので真相は闇の中。 「…何か見えたか?」 「ええ。うっすらと形代にピアノ線のようなものが伸びるのが」 「流石だな。俺じゃ見えなかったぞ」 「褒められても複雑な気分ですね」 「しかしそうなるとやっぱり天井か……対処がめんどくせぇな。踏むとアウトっつーのもな……」 82ケツフク夜間巡回雑談?3/421/11/12(金) 00 39 17 「……はぁ。しょうがないです」 夜間巡回の時には必ずつけているウェストポーチを開き、“それ”を取り出す。取り出されたものを見たフクトレさんは珍しくぎょっとしていた。 「ああ。大丈夫ですよ。エアガンですから。学園にも許可は取ってあります」 ベレッタM93R。拳銃並みの大きさでありながらその内実は対テロ用のマシンピストル。エアガンであるこれも3点バーストが可能。ただし1個1個ちまちま除霊用の模様を描いたBB弾がもったいないので使うにしてもセミオートだけど。米粒写経の疑似体験だった。 サイレンサーを取り付ける。流石に結構夜中だしそもそも学校内で銃声を聞かすわけにはいかない。 さっきの糸のようなものの出所を予測して。流石にストックは持ってきていないけど多分当たる。だって当たってほしくないけど正体の予想はついてるから。 一発。本当だったらもっとカッコいい銃声と発火アクションが見れるはずだけどぐっと我慢。というか今フクトレさんの前で撃ってるのが割と恥ずかしい。 弾は無事目標に当たったようで、黒く、8本脚のものがどちゃっと音を立てて落ちる。あのBB弾で効いた事への安堵と予想が当たってしまったことへの嫌悪で多分俺は複雑な表情をしている。隣のフクトレさんを見ると露骨に眉を顰めていた。 83ケツフク夜間巡回雑談?4/421/11/12(金) 00 39 36 二人で嫌悪感を顕わにしてぎゃーぎゃー言いつつ後処理をして。いつの間にか階段は元の12段に戻っていた。 最後の確認をして、帰路。 「昔、少し非行に走った結果嗜んでまして。もちろん生き物は撃ちませんでしたが。んで高2の時に友達にバレてバカにされて。その時は手放したんですけど、未練がましく買い直しちゃって。なまってないもんですね」 沈黙。さっきは久々に握った高揚感と実際に生きている(生きてはない)モノを撃つ緊張感で相殺されていたが、今は自分のイタい話をただ話しただけ。見せたのに離さないのも悪いなとは思ったけれどその反動は予想以上のものだった。 「…まあ学生を指導する立場である都合上学内持ち込みは褒められたものではねぇな」 「ひゅい……」 「…ただそんなことよりも、だ」 「へ?」 「今まで俺が遠距離怪異戦必死こいて対処してた横でそんなもん隠し持ってたってことの方が重要だな」 「……あ。えーと。その。あっその手の構えはまさか噂の……!やめて!顔面は!顔面は防御振ってないんです!いつもあいつはケツばっか叩くから!じゃなくて!あがががががががが」 「ひゅー……ひゅー……想像以上の……ダメージが……」 「……まあなんだ。今度お前のトレーナー室行くぞ」 「へ?」 「その弾。ちゃんとあういう大物も一発で仕留められるようにきっちり仕上げた方がいいだろ?」 そう言うフクトレさんは子供が悪戯を考えるような表情で笑いかけてくれて。 「───はい!」 俺も笑みを抑えきれないまま返事をした。 それはそれとして後日セイトレにも個別で報告した際にそもそもの発端の「裸マフラーで無理してトレーナー室に向かった」ことを聞いて二人で怒った。 ≫107二次元好きの匿名さん21/11/12(金) 01 04 38 「我が王。朝は冷えるので私の上着を……」 「……ねえトレーナー。一つ質問をしても?」 「はい……なんでしょう……?」 「『騎士道』と『武士道』の違いは知ってるかしら。」 「どちらも主君への忠誠を一とする物では……?」 「違いは『愛の有無』と『信条』の二つよ。」 「愛と信条?」 「あなた、剣道と弓道をやっていたって言ってたわよね。」 「ええ。」 「やっぱりね。いい!?トレーナー!!!」 「!!!」 「武士は主君へ誓いを建てるけど愛は無いの。」 「逆に騎士は愛はあっても誓うのは神に対してなの。」 「つまり……?」 「今のあなたはそのどちらでもない。 どっちつかずの二流トレーナーよ。」 「二流……」 「私へのあまりにも盲目的な対応、 騎士は主君が間違っていたらそれを正すものよ。」 「あと今の呼び方から私との距離を感じるわ。 それに……」 「?」 「私のこと……嫌いなワケじゃないのよね……? いつも一歩引いている感じがするし……」 「そんなワケないだろ!!」 「!!」 やりすぎると作者に申し訳ないので ここら辺で止めとくね 「騎士」と「武士」の違いに焦点を当ててみたよ ≫141二次元好きの匿名さん21/11/12(金) 05 00 38 今、トレセン学園の食堂で二人のウマ娘化トレーナーが鎬を削っていた。 片や黒鹿毛に水色の瞳を細目で隠した、尻がデカいグラトレ(独) 片や黒鹿毛に赤い瞳を爛々と輝かせる、胸がデカいヒシトレ ……そんな二人の料理バトル。 元はと言えばグラスワンダーがグラトレの為に寮長のヒシアマゾンに無理を言った事へのお礼としてタイマンを持ち掛けたのが始まりである。 しかし、料理人としても負けず嫌いとしても負けられないと言わんばかりに、お礼の話など忘れてお互い様々な料理を作り続けているのだ。 現在15品目、グラトレのマグロとナイダン山葵のつみれ汁 対 ヒシトレのメカ邪龍と大根のマリネ 審査員は実績の有る侘助を筆頭に我こそはという有志達。 素材は兎も角極めて美味という話が既に広まっており、何人かの勇敢な者達が審査員として追加参加している程だ。 現在30品目、グラトレのメカ邪龍と鯛の塩釜焼き 対 ヒシトレのナイダン山葵とキノコのワイン蒸し ここに来て良く考えたら何品目作るか決めてない事に気が付いた審査員達の間で…… (……流石にいい加減止めね?) ……そんな空気が周囲に漂い始めた 結局50品目の グラトレの邪龍・亜光鎌獅子斎の竜田揚げとヒシトレのカマライゴンのソテー が出来上がった辺りで強制ストップが入り、審査員達が両者勝利で二人を納得させたとさ。 カマぴょい ドラぴょい ≫170こういう事?21/11/12(金) 06 51 59 目覚ましマーベラスより遥かに早い深夜に目が覚める。…悪夢を見た。内容はおぼろげにしか思い出せないけど流れた涙が嬉し涙とは思えなかった。 ネイチャ? 心配そうにしてるそいつを強く抱きしめる。 キャークルシー …アンタはここにいてね。遠くに行ったりしないでね。 ワカッター ページトップ part○○~○○はこちら ページトップ